概要
国家公安委員会とは、国の公安に係る警察運営をつかさどり、警察教養、警察通信、情報技術の解析、犯罪鑑識、犯罪統計及び警察装備に関する事項を統轄し、並びに警察行政に関する調整を行う事により、個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序を維持することを任務とする、内閣府の外局である。
なお、所属しているのは国務大臣たる委員長を含めて6人の委員のみであり、実質的な事務処理は警察庁が一体となって行っている。そのため、しばしば「国家公安委員会(警察庁)」「警察庁(国家公安委員会)」などと表記されている。
役割
警察行政の政治的中立性の確保、警察運営の独善化の防止といった、言わば『お目付役』で、公安警察活動を主目的としている訳ではない。
都道府県警察、都道府県公安委員会との違い
国家公安委員会、およびその特別の機関である警察庁が、
国全体の安全に関係するものや、国が自らの判断と責任において行うべきもの
警察官の教育制度や、警察の通信、統計など、国において統一的に行うことが能率的であるもの
広域にわたる事件など国において調整を行う必要があるもの
を担当するのに対して、都道府県警察は
犯罪の取り締まり
交通の取り締まり
遺失物の保管
と言った、私たちの生活に密着する事を担当し、都道府県公安委員会は其れを管理する。
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