現在全国に92か所あり、その多くは地域の中核基幹病院として地域医療の貢献や介護支援、病気予防、救急医療の他、災害時には本社、支部の指示の下に救護班を派遣する。
東京都渋谷区の日本赤十字社医療センターは本社が管轄するが、他の病院は各都道府県の赤十字社支部が管轄する。(なお、奈良県・山形県・宮崎県には無い)
ちなみに、各国の赤十字社や赤新月社の中でこれだけ多くの病院を運営しているのはかなり珍しい。平時に多くの医師、看護師、医療技術職を抱えることで、大規模災害時には多くの救護班を同時展開できるというメリットを有する。
余談ではあるが、日本においては「赤十字=病院」というイメージが強く、看護師と言えば赤十字マーク入りの制服が表現されやすい。おかげでPixivの看護師は、赤十字病院だらけになってしまった。赤十字病院以外に赤十字標章を使うことは法律で禁止されているので、実社会では注意が必要。