賢者の黄金
パラケルスス・ロア
MMORPG「エミルクロニクルオンライン」の中で、大都市アクロポリスに旅の錬金術師として現れた謎の人物。その正体は紙芝居が語られたことによって生まれたロアと呼ばれる存在だが、その紙芝居がいつどこで語られたかについては言及されていない。
物語の錬金術師がモチーフになっており、紫の髪に橙の瞳、黒のタイツにタイトスカートをはき、肩にはケープとマントを羽織っており、楕円メガネとステッキを装備している。
その傍らには自らが創りあげたピンクスライムのような下半身と人型の上半身をもつホムンクルスの「ホム子」を連れている。
名前の由来は元ネタとなった「テオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム」の通称から。
ちなみに「テオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム」はスイスの流浪の医師であり、錬金術にも精通していたという。
特に錬金術方面で業績を残し、四大元素(火、風(空気)、水、土)の再発見、アラビアの三原質(水銀、硫黄、塩)の再発見、亜鉛元素の発見などをした。
またいくつかの著名な哲学書も残している。
伝説ではホムンクルスを最初に製造した錬金術師であり、賢者の石を錬成した数少ない錬金術師の一人であるともされている。
性格は根っからの研究家であり、クールで知的な反面、目的のためなら自身の犠牲すら厭わないマッドサイエンティストな一面も有する。
その天才的な頭脳とは裏腹に、鍵をティースプーン代わりにしてそのまま忘れ、鍵をなくしたと探し回したり、ホム子を溺愛して親バカをみせるなど、天才と~は紙一重……
大の甘党であり、甘いものには非常に目がない。だが家事はできない!
また高所恐怖症である。
ロアとしては初めてロアたちの関係に家族感を持ちだした人物であり、先達のロアたちを姉、生みの親ともいえる紙芝居屋ことアイリスのことを母を慕う。