概要
2008年7月19日に発売された、スーパーレア&ベリーレアのカードが多数再録されているデッキ、所謂「スーパーデッキ」の一つである。「DMC-44」が付けられている。
このデッキでは、ザキラとイエスマンの戦略が合わさったデッキという設定であり、エマージェンシー・タイフーンや幻槍のジルコンで黒神龍グールジェネレイドなどのクリーチャーを墓地に送り、リアニメイトでバトルゾーンに出すという点がコンセプトになっている。
デッキ内容
文明 | カード名 | 枚数 |
---|---|---|
闇 | インフェルノ・サイン | 2 |
闇 | 黒神龍グールジェネレイド | 4 |
闇 | 竜極神ゲキ | 1 |
闇 | 魔龍バベルギヌス | 2 |
闇 | 黒神龍ジャグラヴィーン | 4 |
闇 | デーモン・ハンド | 3 |
闇 | インフェルノ・ゲート | 1 |
闇 | デス・スモーク | 2 |
水 | 転生プログラム | 2 |
水 | ストリーミング・シェイパー | 1 |
水 | アクア・サーファー | 2 |
水 | マリブ・ダンサー | 3 |
水 | エマージェンシー・タイフーン | 4 |
火 | 超神星アポロヌス・ドラゲリオン | 1 |
火 | 竜極神メツ | 1 |
水/闇 | 幻槍のジルコン | 4 |
水/闇 | 神滅海王グラン・ベルゼ | 2 |
水/火 | 戦攻竜騎ドルボラン | 1 |
特徴
前述のデッキ内容から見れば分かる通り、黒神龍グールジェネレイドがなんと4枚も入っている上に、リアニメイトの代表格であるインフェルノ・ゲートやインフェルノ・サイン、魔竜バベルギヌスが入っている関係上、リアニメイトが得意であるデッキになっている。また、リアニメイトはもちろんのこと、幻槍のジルコンなどのようなブロッカー、エマージェンシー・タイフーン等のような質の良い手札補充も存在しているため、長期戦に非常に強いという利点がある上に、そのままグールジェネレイドを中心にしたデッキの基盤にすることも出来る。
但し、火文明のカードがたったの3枚しか入っていない。特に超神星アポロヌス・ドラゲリオンについては、前述のカードではリアニメイト不可能であるため、そのまま召喚しないと出せないのだが、火文明のカードが少ないということもあり、召喚するのはかなり難しい。
また、それ以外にも、転生プログラムとの相性が良いパルピィ・ゴービーではなく、何故かマリブ・ダンサーが収録されていたり、何故かこのデッキのコンセプトから外れてしまっているジャグラヴィーンが4枚も入っていたりと、改造するべき点も存在している。
このデッキの改造案として、リアニメイトの候補を差し替えるということで、デッキの性質が大きく変わりやすいという点を意識すると良いだろう。
また、中途半端な枚数になってしまっている火文明のカードを増やすのも、このデッキの改造案になりやすい。
特に龍神ヘヴィ&龍神メタルを入れることで、前者はグールジェネレイドの展開を容易なものにさせ、後者は前述の難点である、火文明のカードの少なさをうまく補うことも可能である。
火文明のカードの枚数の少なさを補うという観点から見た場合だと、マイキーのペンチを入れるのも良いだろう。リアニメイトしたグールジェネレイドをスピードアタッカーにしてワンショットを狙える。
なお、現在では、インフェルノ・サインとバベルギヌスは殿堂入り、インフェルノ・ゲートと転生プログラムがプレミアム殿堂であり、このデッキのままでは戦えなくなっている。しかも、これらはコスト踏み倒しカードであり、これらを抜いてしまうとデッキとしてのコンセプトが崩壊してしまう。
なので、後に登場したリアニメイト呪文を入れる必要がある。火文明のカードの少なさを解消させるという観点から見た場合だと、襲来、鬼札王国!や煉獄と魔弾の印を入れるのがオススメだろう。
また、現在では、戦略のD・H アツト、ブラッディ・タイフーン等のような優秀な墓地肥やしも次々と登場している。そちらも入れてみるのも面白いだろう。
もちろん、火文明に至っても、近年では勇愛の天秤やバーニング・フィンガーなどのような墓地肥やしや、暴走龍 5000GT等のような墓地肥やしとの相性の良いカードが増えている。改造する場合はそちらも考慮するのも良いだろう。
余談
何故超神星アポロヌス・ドラゲリオンが入っているのかというと、このデッキの発売後に、その亜種である超神星 DEATH・ドラゲリオンが入っている拡張パックが登場することになっていたため、それを先行登場させるわけにも行かなかった苦肉の策とも考えられる。
ちなみに、特定の文明のカードが少ないという問題点については、2024年8月に発売予定であるDM24-BD1「ドリーム英雄譚デッキ ドギラゴンの書」でも発生している。あちらは闇文明のカードがたったの4枚しかない。なお、あちらの場合は闇文明のカードの少なさはもちろんのこと、超DXブリキン将軍や光鎧龍ホーリーグレイスなど、誰得な再録が目立っているということや、様々な戦術を混ざりすぎた結果、デッキとしてまとまっていないということもあり、批判がかなり多いデッキになってしまっている。