不死鳥との戦いで傷ついた竜達は、その体を他の種族と融合する事で補っていった。
カードとしての能力
戦攻竜騎ドルボラン |
SR 水/火文明 コスト8 |
クリーチャー:アースイーター/アーマード・ドラゴン 6000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。その後、バトルゾーンにあるパワーが6000より大きい相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
W・ブレイカー |
概要
DM-24「極神編 第1弾」にて登場したクリーチャー。
火力除去とバウンス除去はお互いに弱点が存在している。火力除去の場合、火力の範囲が原因で大型のクリーチャーを除去することが出来ない。そして、バウンス除去の場合、軽量クリーチャーをバウンスしてもすぐに出されてしまう。
そのお互いの弱点を補っているのがこのクリーチャーの能力である。最初にパワー6000以下のクリーチャーを火力で除去し、次にそれよりも大きいパワーを持つクリーチャーをバウンスで除去させる。
そのため、範囲が噛み合っていれば3:1交換をすることが出来る、ある意味、フィールドアドバンテージの塊のようなクリーチャーである。
当時はこのクリーチャーの火力の範囲は広く、エンペラー・マルコ、ボルシャック・大和・ドラゴンなどのようなクリーチャーを除去することが出来た。バウンス除去も、ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンなどをバウンスすれば大きな成果を得ることも出来た。
条件付きではあるが、呪文メタである光神龍スペル・デル・フィンが除去できるという点も最大のポイント(パンプアップしてしまうと火力の範囲から外れてしまうが、コスト9とかなり重いため、それをバウンスしてもテンポアドバンテージはなかなか大きかった)。
さらに、バウンス除去ではあるが、あの聖鎧亜キング・アルカディアスを除去できる貴重な多色クリーチャーでもあった。
そのため、キング・アルカディアスとスペル・デル・フィンによるロックを1枚で対処できる可能性を秘めていた。
種族も優秀であり、特にアーマード・ドラゴンのおかげで、コストの重さをコスト踏み倒しやファイアー・バードのサポートなどでうまく補うことが出来る。アース・イーターから見た場合でも、剛撃戦攻ドルゲーザのシンパンシー元となることも可能である。
欠点はコスト8という重さ。【速攻】などで攻め立てられてしまうと、出す前にゲームが終わってしまう。
コストの重さの割にはパワーも6000と低く、打点としては十分ではあるが、相手のクリーチャーを攻撃する手段としては期待できない。
そのため、コスト負に倒しなどで早出しする手段を用意したり、除去を有効に使えるまで持ちこたえられる、受けの強いデッキで使いたい。
実際に、このカードが再録されたスーパーデッキ「エンドレス・オール・デリート」でも、転生プログラムやインフェルノ・ゲート、魔龍バベルギヌス等でコスト踏み倒しを狙うことが出来た。
優秀な除去や種族などもあって、種族デッキや多色デッキの穴埋めとして重宝されていたクリーチャーだが、近年は相性の良かったコスト踏み倒し手段が殿堂入りやプレミアム殿堂になったことや、大型クリーチャーのパワーのインフレによって採用頻度は殆ど無くなっている。
デュエル・マスターズ プレイスではDMPP-09「武者聖戦伝 -ARCADIA OVERDRIVE-」で実装。アース・イーターとドラゴンを対象にしたシンパンシー能力が追加され、コストの重さが緩和されるようになった。
DMPP-11環境での【バルガライゾウ】では、光文明&火文明&自然文明での構築にした場合、キング・アルカディアスによって詰み一歩手前まで追い込まれてしまうという難点があったため、このカードをタッチで入れる構築が増加したことがある。
漫画版「FE」では、ベルベルがW戦で切り札として使用していた。