若き龍の助太刀に、決闘の名を受け継いだ龍が戦場に舞い降りる！
概要
DM-26『極神編 第3弾 超絶VS究極』にて登場したボルシャック。
登場以来、約14年間アーマード・ドラゴン単種族だったが、DMBD-16発売に伴うエラッタによりサムライが追加された。
《ボルシャック・ドラゴン》の転生版であり、勇ましい武者鎧を身につけている。
漫画及びアニメでは、主人公・切札勝舞の切り札として活躍した。
イラスト違いにも恵まれており、DM-26では色違いの青い鎧を身につけ、烏天狗のような面頬を被ったシークレット版が存在する。また、DMC-45『BATTLE of YAMATO魂』では切札勝利が使っていたカードという設定で、勝利を象徴する『片目のボルシャック』を意識したイラストで収録された。
カード効果
| レアリティ | SR |
|---|---|
| コスト | 火文明（6） |
| カードタイプ | クリーチャー |
| 種族 | アーマード・ドラゴン/サムライ(※) |
| パワー | 6000+ |
| 能力 | スピードアタッカー |
| W・ブレイカー | |
| 攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。 | |
| 《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の能力によって、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する時、かわりに相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。 | |
| ※ | 「デュエル・マスターズ総合ゲームルール」の109.1の項に基づき、最新のカード表記に統一するものとされ、過去に発売・配布された《ボルシャック・大和・ドラゴン》を使用する場合も、今後はアーマード・ドラゴン/サムライとして扱われる。 |
DM-26のコンセプトである、「過去の主役級カードの強化」に沿った看板カードの一つであり、初代《ボルシャック・ドラゴン》からコスト・パワー・打点はそのままに、スピードアタッカーと《ボルメテウス・武者・ドラゴン》へのサポート効果が追加化された完全上位互換という位置付け。
DMBD-16発売時のエラッタにより、サムライを対象とした種族サポートも受けられるようになった。
6コスト・単色・デメリット無しの二打点スピードアタッカーは当時としてもオーバースペック気味であり、同期である《聖鎧亜キング・アルカディアス》や《ゼン&アク》と並んで、DM-26が「史上最強のエキスパンション」の名を欲しいままにしている所以のひとつ。
扱いやすいメインアタッカーとして【マルコビート】や【連ドラ】等のデッキで活躍したが、DM-38で同コストのWブレイカー・スピードアタッカーの《爆竜GENJI・XX》が登場したことにより第一線を退いている。あちらは攻撃時にブロッカーを1体破壊することが出来、パワーアタッカーを持たない代わりに基礎パワーが1000高い。発売当時にフレイム・コマンドとサムライを種族に持っていたことも大きな差別点になっている。
《武者・ドラゴン》へのサポート効果は、《武者・ドラゴン》が本来持つ6000火力を12000火力へ置換する効果である。
置換効果は連鎖しないため、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》や《神羅スカル・ムーン》等の置換による除去耐性を持ったクリーチャーも破壊できる。
《竜装ムシャ・レジェンド》の能力による火力には反応しない。これは、あくまでもクロスギアの能力でパワー6000以下のクリーチャーを破壊するため。
ただし、クロス先が元から6000以下破壊を持っている場合、カード名を追加する効果により「《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の能力によって6000以下を破壊する」という判定になるので、能力の置換が成立する。
ツインパクト版
ボルシャック・大和・ドラゴン
| レアリティ | P |
|---|---|
| コスト | 火文明（6） |
| カードタイプ | クリーチャー |
| 種族 | アーマード・ドラゴン/サムライ |
| パワー | 6000+ |
| 能力 | スピードアタッカー |
| W・ブレイカー | |
| 攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。 | |
| 《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の能力によって、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する時、かわりに相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
大和ザンゲキ剣
| レアリティ | P |
|---|---|
| コスト | 火文明（4） |
| カードタイプ | 呪文 |
| 効果 | S・トリガー |
| 相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。バトルゾーンに自分のドラゴンがあれば、かわりに相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
DMBD-16『20thクロニクルデッキ 決闘!!ボルシャック・デュエル』にて登場したツインパクト版。S・トリガー呪文が付いたことで防御札としても使えるようになった。
また、デッキが初出のカードであるため、登場時点ではレアリティが存在していない。
呪文面は普段は4コスト・4000火力という無難な効果だが、バトルゾーンに自分のドラゴンが存在すれば12000火力までパワーアップし、《大和・ドラゴン》のサポート能力を意識した効果になっている。
カードタイプの指定は無いので、タマシードやフィールドであっても種族にドラゴンを持っていれば条件達成となる。
地味にこちらも置換効果なので、大抵の除去耐性は貫通できる。
このカード単体では『極神編』当時よりもインフレが進んだ『王来篇』以降の環境に通じるカードパワーとは言い難いが、このカードの真価は「ボルシャック」の名称カテゴリーに属し、種族にアーマード・ドラゴンを持つ防御札であること。
《メンデルスゾーン》や《ボルシャック・栄光・ルピア》のマナ加速を阻害せず、アーマード・メクレイドや《ボルシャック・ドギラゴン》にも対応しているので、【赤緑ボルシャック】等のドラゴンデッキとの相性は抜群。
DM22-RP1以降、《ボルシャック・テイル・ドラゴン》をはじめとしたS・トリガー持ちのドラゴンが増えてきていることも追い風になっている。複数枚ブレイクされたシールドから同時に引き当てることが出来れば、バトルゾーンが空の状態からでも12000火力を放てる。
先述したように、ツインパクト版であるこのカードにサムライが付いたことで、同名カードの内容変更に関する裁定に準じ、ツインパクトではない《ボルシャック・大和・ドラゴン》の種族にもサムライが追加されることになった。
DUEL MASTERS PLAY'S版
| レアリティ | VR |
|---|---|
| コスト | 火文明（6） |
| カードタイプ | クリーチャー |
| 種族 | アーマード・ドラゴン/サムライ |
| パワー | 6000+ |
| 能力 | スピードアタッカー |
| バトル中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。 | |
| W・ブレイカー | |
| 自分の名前に《武者》とあるカードの能力や効果によって、相手のパワー6000以下のクリーチャー1体を破壊する時、パワー6000以下ではなく、パワー12000以下のクリーチャー1体を破壊する。 |
DMPP-09『武者聖戦伝 -ARCADIA OVERDRIVE-』にて実装。レアリティがベリーレアに変更されている。
2021年5月27日に使用可能になった時点では種族にサムライを持っていなかったが、DMBD-16発売後に行われた2021年8月26日実施のメンテナンスにて、TCG版同様に種族にサムライが追加された。
能力もパンプアップがバトル時限定となり、火力上限を拡張する能力も《武者》の名前を持つカードに変更された。
パワーアタッカーではなくなったものの、殴り返しに強くなっている。もっとも、このカードはパワード・ブレイカーでは無いので、ブロッカーとのバトルや6000火力以上のS・トリガーの枚数を考えると、むしろ強化されていると言って良い。
サポート対象が《武者》の名称を含むカード全般に広がったことで、《武者ザンゲキ剣》でも12000火力を撃てるようになった。
背景ストーリー
《ボルメテウス・武者・ドラゴン》とは「ボルシャック渓谷」で互いに切磋琢磨し合った友。
デュエプレ版背景ストーリーでは武者に助力すべく戦場に降り立っている。
活躍
ザキラ戦においては3体登場。1体目はW・ブレイクした時にS・トリガーの《デーモン・ハンド》で破壊された。
2体目はいつの間にか場に出ており、《ヘヴィ・デス・メタル》のワールド・ブレイクの際、S・トリガーとして唱えられた《母なる大地》の対象となり、《星龍パーフェクト・アース》と入れ替えられた。尚、《母なる大地》を唱える直前まで勝舞の場に残っていたのは《ボルメテウス・武者・ドラゴン》のみであり、いつの間にか入れ替わっていた。恐らく構成ミスだと思われる。
3体目はその《パーフェクト・アース》の能力でシールドから《青嵐の精霊バルキア》と《銃神兵ディオライオス》と共に登場し、直後のターンにW・ブレイクしたが《暗黒凰ゼロ・フェニックス》の殴り返しを受けて破壊された。勝舞のエースカードで複数枚確認できるのは珍しい。
『デュエル・マスターズゼロ』第8話で初登場。勝舞が元々持っていた《ボルシャック・ドラゴン》が変化した姿。登場後は《武者・ドラゴン》と共に多くのデュエルで活躍した。
『デュエル・マスターズ2017』第32話では勝舞が勝太戦で使用。勝太の《永遠のリュウセイ・カイザー》によってタップインされるも、《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の火力を上げ《永遠のリュウセイ・カイザー》を破壊した。
この時の試合では、豪快なパワーカードを多く使う勝太に対して、古いながらもカード同士のシナジーを活用して応戦する勝舞という、それぞれの時代のカードデザインやプレイスタイルの対比を見ることが出来、一見の価値あり。
関連タグ
ボルシャック・大和・モモキング：モモキング-始丸-とのスター進化
