「ここは、地球から約120万億キロは離れた、第四惑星だ」
概要
一見、地球とそっくりだが非常に科学の進んだ星【第四惑星】を統治するロボットのリーダー格。
部下として口中で変な音を立てるロボット署長がいる。
目元や後頭部がパーツとして取り外し可能で、外すと機械部分が露わになり、そこに秘書(人間)が油を挿している場面が見られた。
コーヒーの味にとてもうるさく、データと異なる僅かな味の違いという理由でコーヒーを淹れた秘書に連続ビンタを食らわす程である。
「ぬるい!砂糖も多い!」
「どうも人間は物覚えが悪くていかん。コーヒーの味が毎日違うんだからな~」
かつての第四惑星は二千年前までは人間達が統治していたが、サポート役としてロボット達を作り出すうちに怠け者となってしまい、やがてロボット達の反乱によってその立場が逆転、奴隷としてこき使われる羽目になった。
それ以降、人間達はロボット達に怯えながら暮らしており、反逆を試みる者も次々に捕らえられ政治犯として処刑されていた。
「人間もロボットらしく生きるべきだ、と主張する連中でね…。A級の政治犯だ」
そんな中、コンピューターの計算では年々人口が減少、向こう500年の間に絶滅してしまうという危機に直面することから、侵略部隊を送り込ませて地球を植民地にする計画を企てる。
30億人の人間達をエネルギー源として確保するためである。
手始めとして、ダンとソガを乗せた長距離用宇宙ロケット【スコーピオン号】を誘導、着陸させた。
しかし、長官の秘書アリーの手引きによって2人は隙を見て逃走、人間達の居住区へ匿われるも、反対にアリーとその彼氏と思わしき男性が捕らわれ銃殺処刑にかけられる。
処刑執行直前、救出に現れたダンとソガ、だが、ロボット署長にソガが撃たれ、一転して窮地に立たされるダン。
「我が第四惑星の地球侵略部隊だ。地球は間もなく、我が掌中に落ちるのだ!」
最後…
ビルを突き破りながら巨大化したセブンに署長共々直接踏み潰されたか、あるいは崩れたビルの瓦礫で下敷きになったか(明確な死亡描写がないため)のいずれとか思われる。
鬼神の如く破壊しまくるセブンの活躍で地球に向かっていた侵略部隊も全滅した。
また、同話のシナリオ決定稿では武装した人間達の反逆に遭い、ロボット署長と一緒に乗っていた車ごと襲撃され、その際、頭の蓋が外れて部品が飛び出すという、破壊されたことを示唆する場面があった。
さらに決定稿2では処刑場に出現したウルトラセブンに驚き、署長ともどもジープに乗って逃走を図るもセブンに踏み潰されたという描写だった。