赤い月

あかいつき

赤い月とは文字通り、赤く妖しく光る月のイラストに付けられるタグである。

東方Projectの楽曲については紅い月の項目を参照のこと。

概要

現実問題、月が赤い光を見せるのはいくつかのパターンがある。

月が地平線の近くにある時、太陽における夕焼け、朝焼けと同じように厚い大気の層により空気の分子が波長の短い光を乱反射し、目に届かなくなり、赤い光のみが目に届く現象である。

砂塵や塵などが多く大気中に含まれる際、月の反射光のうち波長の長い赤のみが届くことで赤く見える。

月食時に、地球の影に隠れた月面に太陽からの直接の光は届かなくなるが、地球が太陽光を反射した光が、わずかながら月を照らし、月が弱い赤い光を放っているように見える。

創作に於いては不気味な月を演出する際にこの赤い月が用いられる事があり、この場合上のような現実的な理由ではない理由が与えられることも多い。

また、創作において月は魔術的な要素を含むことが多いが、赤い月は特に魔術的側面が強く出されることが多いようだ。

ディスガイアシリーズは罪を犯しプリニーとなった者は赤い月の許で転生するという設定がある。

ワラキアの夜ことズェピアはアルトルージュとの契約により吸血鬼から現象へと転化した存在だが、その契約が切れる期限が「千年後の赤い月の夜」である。アルクェイドはこれを利用し、ワラキアの夜を実体ある存在へと顕現させている。

また、アルトルージュ並びにアルクェイドも「朱い月の後継者候補」という立場にいる。

吸血鬼レミリア・スカーレットの二つ名が「永遠に幼き紅い月」。

アルクェイドらは「朱」、レミリアは「紅」であり当記事の「アカ」とは字面が異なるが、「朱」も「紅」も「アカ」であるならば彼女らもまた「赤い月」であると言って良いだろう。