概要
ゲーム版
CV:根谷美智子
白い家で出会った主人公エルクの幼馴染の少女。金髪。エルク、ジーン、ミリルの3人でいつも遊んでいた。
ある日エルクと共に実験現場を目撃し逃亡するも追いつかれてしまい、ミリルはエルクを逃がすため囮となり、連れ戻される。
その後ジーンと共に改造手術とマインドコントロールを施され、白い家最強の研究サンプルと呼ばれるようになる。
そして救出にやってきたエルクに「私を置いて逃げた」と痛烈な言葉を浴びせ、襲いかかってくる。
水の能力を持っており、「ダイヤモンドダスト」の魔法が使える。
戦いの中でミリルは自我を取り戻すも、ガルアーノが彼女の体内に仕掛けた爆弾を起動させエルクに重症を負わせ、ミリルは死亡する。
西川版漫画
出会う経緯はゲームと同じ。だが能力が違っており、こちらは「瞬間移動」の能力を持つ。
エルク、ジーンと共に白い家から逃亡しようとするがジーンは麻酔弾を受け捕まってしまい、
目の前で友達が撃たれたことで感情を高ぶらせたミリルが能力を発動、施設外へ脱出する。
だが慣れない能力使用と、それまで施設内で服用していた薬の影響でミリルは弱り、エルクと共に追い詰められる。
エルクだけでも逃がそうとしたミリルはもう一度能力を使ってエルクを砂漠へと転移させ、そのまま昏睡状態へと陥る。
5年間一度も目覚めることなく巨大ロボ・ガルムヘッドの胸部カプセルの中で眠り続け、
白い家決戦時にガルアーノがエルクへの人質としてガルムヘッドと共にエルクの前に現れる。
戦いが続くなか意識を取り戻し、同時に彼女が目覚めたことでガルムヘッドは機能停止し、救出される。
その後エルク達と共にアーク一行に身を寄せることになり、束の間の平穏を得る。
だが既に改造手術は行われており、ガルアーノの策略によってエルクの目の前でキメラ化、彼に容赦なく攻撃を仕掛ける。
エルクを傷つける自分に負けたくないと自我を取り戻し、移動能力でキメラを引きはがす。
キメラを引きはがし、ようやく本当の再会と思われたが、体内には更に爆弾が仕掛けられており、
シルバーノアを真っ二つにするほどの爆発を起こし、死亡する。
この時最後の力を振り絞り、爆発からエルクを守るために能力を使っている。
アニメ版
CV:藤枝成子 / 季園知依(子供時代)
ゲーム版、西川版と違い、こちらは紺色の髪の少女。
エルクの脱出後、ジーンと共に改造手術を受けるが上記と違い彼女はキメラを生み出す「聖母」として改造された。
その変わり果てた姿を見たエルクはあまりのショックに嘔吐している。
体は年相応に成長したが精神は幼いままに留まり、エルクの帰りを待ち続けていた。
束の間の再会の後、エルクの手で生涯を終えた。
ゲーム、アニメ、漫画のいずれでも、ミリルの死はエルクの心に暗い影を落とすと共に、進むべき道を示した。
また彼女のイベントはプレイヤー、読者、視聴者にも多大なるダメージを与えた。