原典
元々モノクロ映画時代の作品の一つであった『ハエ男』、『ハエ男の逆襲』がルーツ。
ここで紹介するのは時代背景を20世紀の近代に移し替えたリメイク作品である。
天才科学者が誤って融合してしまい狂気の沙汰に死亡する第1作目。
息子が発明を引き継いだ結果、今度はハエと頭部と体が入れ替わってしまう第2作がある。
あらすじ
『ザ・フライ』
一人の男性科学者が遺伝子(DNA)を電子記号化して写真・ファックスのごとく生物を電送するマシーンを開発した。最初は猿をつかった実験に成功した。その一方では恋人が次第に自分から離れて友人科学者のところへいくのはないかという不安にヤケを起こして自らマシーンに入って人体実験を開始。結果は見事に成功した。しかし電送開始するカプセルAに入る際、彼は一匹のハエを巻き込んでしまった・・・電送先のカプセルBから出てきたのは男一人、小さいハエの姿は全くなかった?
その後、彼の体に異変が起きた。食欲旺盛になり全く縁のなかった機械体操をことごとくこなしてしまい。ふとしたことで腕相撲をした対戦相手の腕をへし折ってしまう怪力になってしまった?
さすがに科学者も自分の異変に気が付いてマシーンのコンピューターから電送記録を改めてみた。
その結果、自分がハエも一緒に電送された事があきらかに。
さらにコンピューターが独自の判断で人間の科学者と昆虫のハエを一つにまとめてしまったことが解った!
気が付いた時には遅かった、彼の指爪が剥がれていくことから自分が徐々に巨大なハエに変化する兆候であった…
『ザ・フライⅡ』
自分が人間に戻れるため恋人を『素体』にしようとしたしたものの失敗に終わり、やがて恋人も彼の子供を出産直後に死亡。しかし物語は終わりではなかった。
彼らの存在を知った学会の者たちによって研究は引き継がれ狂気の研究所が建設された。
さらに二人の子供であるジュニアもまたハエの遺伝子を引き継いだミュータントだった…
研究所内ですくすくと成長、わずか5年の短期間で成人男性になったジュニア。
そしてふとしたことで彼と友人になった女性研究員との愛の逃避行である。
自分の出自と体の異変をよく知っている前作の友人科学者を訪ね真相を聞いたところ
自らが「ハエ男」にして研究所の重要サンプルであることを理解したジュニア。
どうしても自分が人間になるためには一人の人間を材料にして研究所の電送マシーンに巻き込むことだった…その際には自分の体内のDNAからハエの部位が相手に移りかわって自分には人間のDNAが
移植されからである。
かって父親がやろうとした狂気の実験を息子は実現しようとしたのであった!!
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