CV:関智一
歴代で1番目の妖精(本作では「精霊」と称される)。性別は男性。語尾は「メポ」。
光の園にある「全てを生み出す力」を持つプリズムストーンを守る「選ばれし勇者」で、光の園がドツクゾーンに襲われた際にミップルと共にプリズムストーンの一つを持って光の園から虹の園(人間界)へと逃げてきた。そのミップルとは相思相愛の仲で、所構わずイチャつくバカップル。
無印では「カードコミューン」、MHでは「ハートフルコミューン」に姿を変え、パートナーの美墨なぎさをキュアブラックへと変身させる。
ミップル曰く「ワガママで大食いで寝てばかり」な性格であり、そのうえ妙にプライドが高い。
メップルは宇宙の創造神に直接使える使徒であるため、自分のことを人間たちよりも格上と自覚している。そして、なぎさやほのかが「自分を尊敬し、お世話をする」のを当然であるべきと思っている。当然なぎさはそんな偉そうな態度に納得はせず、価値観の違いから序盤はよく喧嘩をしていた。
しかし、大切なパートナーとして徐々に信頼関係を築いていく。
無印最終話でジャアクキングを打倒した後、ミップル達と共に永遠の眠りについたが、続編のMH第一話にてドツクゾーンが再び動き出した事で復活した。
お世話ギミック
メップルとミップルはパートナーのプリキュアたちに「お世話」を要求する。具体的には食事を与えてもらったたり寝床を作ってもらったりという感じである。お世話は「お世話カード」をスキャンするだけで簡単にできるのでなぎさたちの負担になるわけではないが、逆にメップルとミップルは「お世話カード」以外の方法ではエネルギーを補給できないし休息することもできない。お世話を受けないまま放置されると永遠の眠りについてしまうことになる。
メップルとミップルは、祭祀と供物を要求し、その見返りとして奇跡(プリキュアに変身する力)を与える神のような存在なのである。
この関係性はそれ以前の変身ヒロインものの妖精とは全く違うノリなのだが、これはプリキュアの妖精のぬいぐるみ玩具に「お世話」するギミックをとりつけるための理屈付けでもある。この「お世話」ギミックが大ヒットしたため、以後のプリキュアシリーズには必ず、お世話を必要とする妖精(もしくはそれに準ずる存在)が登場する。