ヌカッ☆とさわやか!
ヌカコーラの歴史
2044年
・ジョン・ケイレブ=ブラッドバートン、ヌカ・コーラを発明。瞬く間に大ヒット。
・同年のパッションフルーツ飢饉により、ヌカ・コーラの香料も変えられ味の違いが広まる。
2077年10月23日
・ヌカコーラ・クアンタム販売開始。
しかし、その数時間後にアメリカに核ミサイルが降り注ぎ、世界は崩壊した・・・。
ヌカコーラ・クアンタム
ゲーム中にはレア物として、カロリー2倍、炭水化物2倍、カフェイン2倍そして味2倍の、
怪しげに青く輝く「ヌカコーラ・クアンタム」が存在している。
ちなみに、このヌカコーラ・クアンタム、添加物として放射性同位体が含まれており、
これが上述の「怪しげに青く輝く」理由ともなっている。
「飲むと夜、小便が光る以外には健康被害はない」と言い切られているが、
真偽の程は不明である。
レア物故に高値で取引されており、高額で買い取ってくれる人が居るほか、
さらに携行できる核兵器『ヌカ・ランチャー』の材料でもある。
その他のヌカコーラ
上記クアンタム以外にも主に西部でヌカコーラ・ビクトリー(アンカレッジ奪還記念?)、
ヌカコーラ・クォーツ等が一部の地域で流通しており、その一部は
『Fallout:Newvegas』において発見することができる。
キャップが通貨?
ヌカコーラの瓶のフタは、Fallout世界での通貨として流通している。
核戦争前、各家庭で大量に収集されていたヌカコーラのフタが、
どういう訳か崩壊後、「こいつは通貨として最適だ」ということになったらしい。
そのため、ヌカコーラを使用すると、1キャップを入手できる。
『Fallout:Nwevegas』での扱い
『Fallout:Nwevegas』の舞台であるニューベガス周辺、モハビ地域では
このヌカコーラはあまりその姿を見かける事が無く、ちょっとしたレア物である。
というのは、ビール系の炭酸飲料である『サンセット・サルサパリラ』が
モハビ各地に残っており、自販機や倉庫を漁れば無数に発見できるからである。
サンセット・サルラパリラは飲むとHPが回復し、ビンのフタが手に入る…と
完全に前作におけるヌカコーラの扱いを受けている。
ではヌカコーラはどうなっているのかというと、こちらでは一部の地域で
極小数ながら発見することができる。ただしモハビ地域にあるヌカコーラは
『Fallout3』に登場したヌカコーラとは別物の、『ヌカコーラ・クォーツ』と
『ヌカコーラ・ビクトリー』の二種類であり、僅かながら放射性物質に汚染されている。
飲むとHPは回復するが汚染レベルがわずかに上昇してしまうというデメリットを持っており、
前作のようにダメージを受けたらがぶ飲みする事ができない。
これはサンセット・サルラパリラが地元で開発され、ヌカコーラの126年前から
流通・愛飲されているためであると作中の設定では語られているが、
そのレシピ開発秘話には非常にうそ臭い部分があり真相は不明である。
実在した放射性物質を含む飲料
ところで、ヌカコーラ・クアンタムの「放射性同位体」云々を聞いた読者諸兄の中には
「放射性物質を含んだ飲み物なんて冗談だろ、ゲイリー!」・・・という反応をされる方もおられると存じるが、
驚くなかれ、なんと「Radithor(ラジソール)」という放射性物質(※ラジウム)入り清涼飲料水が、1920年代のアメリカに実在していた。
当時は放射線の危険性が認知されておらず、ラジウムを使用してラドン水を作る瓶といった健康グッズが売られるなどしていた。
事実は小説・・・いや、ゲームより奇なり、ということか。
更にFallout:Newvegasにおいては「キラキラ光って綺麗」という理由から
放射性物質をおみやげのロケットの模型の中に入れて光らせ、販売していたことが
明らかになるなどあまりに適当すぎる認知が成されていた事が明らかになり、
(関係各所は政治的な働きかけによりこれを問題無いと判断したようだ)
Fallout世界においてはこうした商品が平気で生産・流通された背景を物語っている。