概要
ダークファルスとは、ファンタシースターシリーズのほぼすべてのゲームでラスボスを張っている大型BOSSエネミーである。(一部登場こそしているがラスボスではないことがある)
遡っていくと様々な種類が存在するが、全員が同じ存在なのかどうかは不明だが、記憶を共有している可能性が指摘されている。
簡易説明
全部あげていくとキリがないほか正確に明かされたデータも少ないので、ここでは比較的有名なダークファルスを簡単に説明する。
アルゴル太陽系のダークファルス
I(AW341年)の世代のダークファルス
アルゴル太陽系の3惑星の統治者であったラ=シークがアルゴル太陽系の出生の秘密を知り、時空の門を形成した際に復活してしまった。
ラ=シークを背後で操りアルゴル太陽系を滅亡へと導かんとしていた。
II(AW1282年)の世代のダークファルス
アルゴル太陽系を支配しようとしていた地球人にとりついていたダークファルス。
地球人たちを使ってマザーブレインを中心としたネットワークを構築しておりアルゴル太陽系を支配下に置いた上、さらに人工惑星ガイラを惑星パルマに墜落させ滅亡させる。
III(AW2300年ごろ?)の世代のダークファルス
IIの惑星パルマ滅亡時に脱出した移民船にとりついていた。
主人公たちの行動に巧みに介入し、自らの復活をもくろむ。
エンディングによってはII、もしくはPSO・PSUのダークファルスにつながることも示唆されている。
IV(AW2284年)の世代のダークファルス
アルゴル太陽系に封印されている「深遠なる闇」の憎悪が実体化したものとして扱われており、複数の個体が存在する。
PSO(惑星ラグオル)のダークファルス
ダークファルス
画像の左側
ハンターズの一員である英雄リコ・タイレルを憑代に復活したダークファルス。
パイオニア船団到着前にすでにラグオルに封印されていたのだが、パイオニア船団の調査隊が誤ってその封印を解いてしまった。
人馬一体型のような形態をとるが、本来は手足は存在せず、モノリスのような飛翔物体と言った形状をしている。
オルガ・フロウ
画像の右側(最終形態)
英雄ヒースクリフ・フロウウェンがD因子に浸食されたのを、パイオニア船団の政府が研究のためにエモーショナルAIユニット『オル・ガ』でコントロールしようとして失敗し、結局地下の実験体廃棄場に投棄されたもの。
厳密には純粋なダークファルスとは違うが、目的上は人工的なダークファルスに分類される。
後にリコを憑代として復活するダークファルスのオーバーロードに反応して覚醒した。
手をイメージした4本足と一本の尻尾を持つ第一形態と、手の形に展開する胸部とこれまた手をイメージした2匹のマグ「ガエル&ギエル」を従えた人型の最終形態を持つ。
特に最終形態での特殊な確殺攻撃である通称:『死の宣告』は多くのハンターズを、そして後には多くのリトルウィング社員を恐怖させた。
10年以上後に発売されたPSPo2iでも再登場するが、この時はまだD因子の浸食が限界域まで達していなかったらしく、原作では助からなかったフロウウェンの生還という違う結末を見せた。
PSU/PSPo(グラール太陽系)のダークファルス
ダークファルス(ハウザー)
※画像は第二形態
巨大蛇『ディー・ロ・レイ』のような第一形態と、魔人のような上半身に第一形態が下半身として合体した最終形態を持つSEEDフォームの神。
特に最大HP80%の固定ダメージを与える巨大隕石が当時としては相当に脅威。
旧文明時代に一度リュクロスによって封印されかけるも、Aフォトンリアクターに寄生することで封印を回避しており、長い時をかけて現代に蘇った。
基本はハウザーが憑代だが、展開次第で後3人憑代が追加される。
3年後を舞台にしたPSPo2でも登場するが、ラスボスの座は超巨大スタティリアのオルガ・アンゲルス(或いはオルガ・アナスタシス)に奪われてしまい、中ボス的な扱いを被ってしまった。
余談だが、ダルク・ファキスというHIVEにいるSEEDフォームはこのダークファルスの劣化コピーである。こちらは第一形態が後の「マザーブレイン」に酷似するパターンを持つ。
ダークファルス・ディオス
PSPo2i追加のエピソード2のラスボス。
ナギサが集めていた欠片であり、そこから憑代を得て復活した。
PSOのものを彷彿とさせる人馬一体型であり、吸い寄せる雷撃や吹き上がる火柱、追いすがる極光など破滅的な破壊力を持つ各種攻撃のほかに、足と胸部、頭部(最終形態ではさらに尻尾にも)にあるコアのうち、魂が入っているコア(中に人間が入っているようなグラフィック)を攻撃しなければダメージがほとんど通らない(さらに一定ダメージ毎にシャッフルされる)、HPが減るとプレイヤーの魂を奪って余ったコアに取り込み身代わりにする(プレイヤーの魂が取り込まれたコアを殴るとその魂の持ち主にダメージが反射される)という初見殺しの応酬が待っているという、まさに『絶望』と呼ぶにふさわしい能力の持ち主。
幸い空っぽのコアは固いが部位破壊可能となっている。あらかじめ胸部以外のコア(胸部コアと魂が入っているコアは破壊不可能)を破壊することで魂の逃げ場をなくし、同時にプレイヤーの魂を身代わりにするのを防ぐことができる。
基本憑代はナギサだが、展開次第ではワイナールがそれを引き受けるか、
そもそも登場する前にストーリーが終わってしまう場合もある。
PSO2の(オラクル船団の前に立ちはだかる)ダークファルス
ダークファルス【巨躯】
ダークファルス【若人】
ダークファルス【仮面】
ダークファルス【双子】
パッと見普通の人間と大差ない姿も持っているダークファルス御一行様。
そのうえ明確な性格設定までなされており、おそらくシリーズ中もっとも人間味のある奴ら。
おかげで他のダークファルスと比較して圧倒的に絵が多い。
詳しいことはファンタシースターオンライン2の該当項目を参照。
ダークファルス【空亡】(クーナ)
非公式の関連付けによるあだ名。
彼女のステージライブの後に強化されたダークファルス【巨躯】が来場する+深夜三時にも行われるという、元からして殺人イベントを殺人スケジュールで実行するというブラック船団の所業に基づく。
余談
設定上オリジナルのダークファルスも少なからず存在する。
ダークファルスと共存する者、ダークファルスを喰った者、あるいは宇宙の守護神であるダークファルスなどと根底から違う設定のものまで掘り下げていけばきりがないほど。
また、当初ダークファルスの英文正式スペルは「Dark Phallus」であったが、PSO以降は「Dark Falz」に変更されている。
なぜなのか知りたい人は単語を直訳して察せられたし。
…ぶっちゃけて言うと旧表記はあの魔王様と同義語なのである。