概要
『ウルトラマンガイア』に登場したウルトラ怪獣。
その外見は、巨大な目玉に手足胴体が生えている、という凄まじいもの。従来の怪獣からは逸脱したデザインが多い『ガイア』の怪獣の中でも、一際強烈である。
黒目だけ器用に動かして笑うことも。
(⋀)←こんなん
設定
生命を持たない存在で、熱反応も持たず、科学の理解が追い付かない。「不条理の塊」と言うのは、主人公の高山我夢による解析によって出た結果。ガムは天才児によるネットワーク、アルケミースターズの一員であり、その我夢の解析をもってしても正体はわからなかった。わかっているのは、行動目的と存在目的のみ。
根源的破滅招来体の一員ではないかと考えられた。
劇中での活躍
- 第6話『あざ笑う眼』に登場
- コードNo,00
最初に現れた姿。XIGのファイターチームの演習中に矢渡山脈に出現した、巨大な目玉。
XIGの攻撃を受けるが、発射されたミサイル2発のうち1発を撃ち返して一機撃墜、もう一発を吸収して消滅した。
この状態でも念力が使え、周囲の岩と飛ばしてくる。
- コードNo,01
00が上記のミサイルのほか、様々な物体を吸収して肉体を構成した姿。
コンビナートを襲撃し、現れたガイアも体内に吸収して精神攻撃を仕掛けるが、内側からの攻撃で爆散された。
武器として、目玉からの光線を持つ。
関連
ネタバレ
その正体は、500年前の戦国時代の呪術者である魔頭鬼十郎の変身態であることが判明した。ガンQはすでに霊体である魔頭が呪いの力で変身した姿であるため、生命を持たなかった。
劇中での活躍
- 第31話『呪いの眼』に登場
- 魔頭鬼十郎
『ガイア』から500年前の戦国時代の呪術者。生前に破滅招来体の襲来を予見しており、その力を利用しようと企んでいた。
自らの子孫(超能力者)の力を取り込むことでパワーアップし、再びガンQへと変貌する。
- コードNo,02
01が強化された復活態。前回の戦いの影響で醜く歪んだ姿になってしまっていたが、戦術の手段で完全体になった。
不完全体はトマトを潰したような醜い外見をしており(どことなく青鬼っぽい)、前回と能力はさ程変わらない。
完全体は01の体に血管が浮き出たような姿になり、体から飛ばした遠隔操作できる目玉から光線を発射してオールレンジ攻撃ができるようになった。最早ファンネル。
ガイアを苦しめるが、戦術の子孫が魔頭に対抗、ガイアを援護した結果不完全体に戻ってしまい、そのまま倒された。それと掃除にその子孫も普通の人間に戻っている(超能力は魔頭が利用する目的で授けたものだった)。
以降のシリーズにて
大怪獣バトルシリーズやアトラクションショーでの参戦、映画の怪獣軍団としての登場など、その後のシリーズではかなり露出が多く、『ガイア』の怪獣としては出世頭のようなもの。そのインパクトのある見た目は、子供にとっても描きやすいため、人気に一役買っている。
ただし、魔頭の変身であることはあまり触れられない。基本的にただの怪獣として出てくる。
なお、他媒体では01の姿で出てくることが多く、02の能力だったオールレンジ攻撃も、01も使えるようになってることも。