天龍田とはブラウザゲーム「艦隊これくしょん」に登場する天龍型軽巡洋艦「天龍」と「龍田」のペアである。
GL的な意味のカップリングに限ったタグではないが、龍田の天龍ちゃんへの愛が深すぎる為、GL的なイラストも多々存在する。
概要
艦隊これくしょんにおいて、同型艦は親密な仲の事が多く(重巡以上の同型艦は姉妹設定)、台詞からその関係の深さが読み取れる。ゲーム内の任務には「「天龍」型軽巡姉妹の全2艦を編成せよ! 」とあるので、姉妹と見ていいだろう。
特に龍田は事あるごとに天龍ちゃんと呼んでいて、相当に根深そうである。
両者は、艦これにおいてもパラメーターは低めで軽巡の中では最も運用コストが安いという位置付けになっている。その代わり水上偵察機は搭載できない。
日本海軍初の軽巡洋艦であり、当初は6隻程度建造される予定だったが、小柄であったことから居住性は劣悪としか言い用がなく、運用実績を鑑みてより大型の艦が求められ、5,500トン型へと移行した。
天龍型は近代的軽巡洋艦の始祖とされるイギリスのアリシューザ級軽巡洋艦及びその後継であるC級軽巡洋艦の影響を受けた設計となっているが、日本海軍における軽巡洋艦は水雷戦隊の嚮導艦としての性格が強かった。他国では大型の駆逐艦を嚮導駆逐艦と称し水雷戦隊旗艦とすることが多かったが、日本海軍では軽巡洋艦をこれに当てたのである。
そのため特に駆逐艦並みの高速を要求され、その最大速力33ノットは当時列強のどの軽巡洋艦よりも速かった。世界基準越えの性能というのはまんざら間違いではないのである。
なお、当初ロンドン海軍軍縮条約にのっとり、天龍型は代艦が建造され廃艦となる予定だったが、その延長をめぐって決裂したため条約切れ以降の竣工となる新型“軽巡”は当初から“本来の姿”で完成することになった。利根型である。このため軽巡が不足することから天龍型の廃艦も撤回された。
天龍
ぶっきらぼうで好戦的なキャラクターな天龍型一番艦「天龍」。
龍田の事を相棒と呼んでいる。しかし、実際に「龍田」の名を口にする事はあまりない。
その為、彼女の勇ましい言葉とは裏腹に、色んな意味で攻められる側に回ることが多い。
龍田
飄々としながらもちょっと怖い雰囲気の天龍型二番艦「龍田」。
「天龍」の事を天龍ちゃんと呼び、非常に気にかけている。
その口ぶりからはややドSな感じがするが……。
ゲーム内ではとある任務で必ず入手可能な為、彼女に出会わない提督は殆ど居ないであろう。
なお、龍田は公式のキャラクター紹介にも登場しており、ヤンデレ娘として紹介されている。
しかしその愛の方向は提督ではなく天龍ちゃんに向いているご様子。
提督はむしろヤンデレの被害者側の気分である。
とはいえ我々の業界ではご褒美です。
史実においては、天龍戦没は1942年12月、龍田戦没は1944年3月で、どちらも潜水艦による雷撃で沈没している。
艦これでの彼女達の轟沈時の台詞はここには記さないが、お互いの事を想った言葉にはちょっと胸にくるものがあるかもしれない。
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