ATフィールド
あぶそりゅーとてらーふぃーるど
ATフィールドとは、SFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する架空のバリアの名称。
概要
人類を襲う謎の敵「使徒」、およびそのテクノロジーを解析して建造された汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン(EVA)のみが展開可能なバリア。原理は不明だが、フィールド境界にて空間の相転位現象を起こしているらしく、通常兵器では破れない程の強度を誇る。一部の使徒はこれを直接攻撃手段に用いたり、虚数空間の形成や相手の精神の浸食に応用したりもする。
フィールド同士で干渉し合うと中和される性質を持っており、そのため同じフィールド展開能力を有するEVAだけが使徒へ有効な攻撃を加えることができる。
渚カヲルによれば、ATフィールドは人間ならば誰しもが持つ「心の壁」であり、(自分と他者を隔てる事で)人間の形を構成しているものであるという。
後に、この全人類の持つATフィールドを消失させて一体化させる事こそが人類補完計画の目的であると判明、実際に計画が発動すると「アンチATフィールド」によって人々の自我境界が崩壊し、LCLと呼ばれる液体へと還元されてしまった。
なお「スーパーロボット大戦」では「4,000までのダメージを無効化するちょっと強いバリア」程度でしかない。
まあ、あのゲームは異星からの侵略者やら超古代文明の怪物やらがそこら中に跋扈し、人類同士でも地球を滅ぼしかねない程の超破壊兵器を持ち出してドンパチを繰り広げている世紀末極まりない世界なので仕方ないが。
ちなみにカヲルの中の人も分厚いATフィールドを持つことで有名である。