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シンデレラ

はいかぶり

ヨーロッパの民話。及び、その主人公。 継母と義姉に虐げられる少女が、日ごろの善行によって魔法を得、王子との幸せな結婚を掴みとる物語。 女性のサクセスストーリーとして広く認知され、現在でも少女漫画の雛型のひとつとなっている。時限式魔法などの「しばり」を創作作品に導入した功績がある。
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シンデレラとは、ヨーロッパに伝わる民話、およびその物語の主人公の少女のことである。シンデレラ(英:Cinderella)とは『灰かぶり』の意。
この民話にはさまざまなバリエーションがあるが、日本でよく知られている『シンデレラ』の物語は、シャルル・ペローによって編纂された物語をさらにアレンジしたものである。

概要

この民話の起源は諸説あり、もっとも古いものは古代ギリシャにまで遡る。日本にも『鉢かづき』や『落窪物語』といった類似する物語が存在し、世界各国にこのような話は存在する。

現在、主流となっているものの原点は、ペロー童話の『サンドリヨン(仏: Cendrillon)』である。
それ以前の民話では魔法使いかぼちゃの馬車も、ガラスの靴さえ出てきておらず、ドレスは実母の遺品であったり、それを持ってきたのが小鳥であったりする。最も顕著な違いは童話らしからぬ血生臭いシーンが多いことであろう。事実、靴があわなかった義姉たちが足の一部を切り落として無理矢理靴をはいたり、結婚後に姉2人が残酷な報いを受けたり、シンデレラが継母に凄惨な報復を行うバージョンなどがある。
グリム童話はペロー童話よりも後に編纂されたが、シンデレラについてはグリム童話のバージョンの方が原典に近い形となっている。

また、「一般的に知られた物語のバージョンに裏がある」という二次創作もある。シンデレラが魔法使いから声をかけられたのは、シンデレラこそが魔に属する邪悪な存在だったからで、だからこそ義母や姉たちはシンデレラを遠ざけていた。王子がシンデレラに目をつけたのも、贅沢三昧の生活で上流階級の女性に飽きており、もっと美貌を持つ女性を手中に収めたいと考えた為、という理由付けである。

あらすじ

あるところにシンデレラと呼ばれる少女がいた。彼女は実の母親を亡くし、そのあとに来た継母や彼女についてきた義理の二人の姉にいじめられ、召使いのようにこき使わる辛い日々を送っていた。
ある日、国王が王子の結婚相手を決めるための舞踏会を開くことを決め、国中の女性に知らせる。継母たちが浮かれる一方、シンデレラにはドレスも与えられず留守番を言いつけて出て行ってしまう。そこに、彼女の日ごろの良いおこないを見ていた魔法使いが現れ、彼女のために純白のドレス馬車、そして綺麗なガラスの靴を魔法で用意してくれる。魔女は最後に「魔法は真夜中の12時に解けてしまうから、それまでに帰ってくるように」と忠告し、彼女を見送った。

お城では国中の女性が集まり、王子に視線を向けていた。そこへシンデレラが到着し、王子は美しく変身したシンデレラに魅せられてしまう。そして、王子はシンデレラをダンスに誘い、二人は幸せなひと時を得も、時間は十二時となり、シンデレラは慌ててお城を去っていった。そのとき、ガラスの靴を片方落として帰ってしまう。
王子は名前もわからぬ愛しき女性を求め、ガラスの靴をヒントに従者たちに彼女の行方を探させた。「この靴が足に合う女性と結婚する」という王子の言葉に多くの女性が名乗りを上げるも、靴が合う女性はなかなか見つからなかった。そして、従者の一行がシンデレラの家の前を通りがかり、姉たちがまず名乗りを上げるも靴は合わず、最後に出てきたシンデレラが靴を履くとぴったりと合った。
こうして、シンデレラは王子と結婚し、幸せな日々を手にしたという。

後世への影響

平凡な少女が華麗な貴公子と恋愛を成就させるパターンの雛型となっており、現在の少女漫画少女文学にも多大な影響力を及ぼしている。また、ラブストーリー以外でも「女性の成功劇」を俗に『シンデレラストーリー』と呼ぶ。『白雪姫』や『眠れる森の美女』が元々王族なのに対し、シンデレラは平民出身であるところが、夢にあふれた設定としてこの物語を引き立たせるポイントとなっているのだろう。
また『ガラスの靴』を覗いたアイテムが時間制限付き魔法というところは、時計が普及し始めた当時から発せられたアイデアであり、「制限時間のある万能能力」という現在ではジャンルと問わない鉄板設定の大家ともなっている。

別名・表記揺れ

サンドリヨン 灰かぶり 灰かぶり姫

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