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ス・ノーマン・パー

すのーまんぱー

ス・ノーマン・パーとは、『クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』のキャラクター。
目次 [非表示]

「だーもう、ヤダねヤダね! 他人のおドジのせいでこの俺が?

このス・ノーマン・パー様が、直々にガキの相手をしなくちゃいけないとはねぇ~」


概要

CV古川登志夫


オカマ魔女マカオとジョマの部下である雪だるまの男。トッペマ・マペットに持ち去られた魔法トランプ『スゲーナ・スゴイデス』を奪回するべく刺客として送り込まれた、愛すべきみんなのトラウマジャンケンをモチーフにした部下の中では、彼が司るのは「パー」。お尻の部分にそのシンボルマークがある。


名前は「スノーマン」ではなく「ス・ノーマン」。本人曰く「ス」で区切るのがこだわりだとか。江戸っ子のような口調と性格で、相手の心に取り入るのが得意。下記の通り本性は目的を果たすためなら手段を選ばない冷酷かつ子供に対して暴言を吐き散らす悪者であるが、無謀な作戦を実行しようとする野原しんのすけ達に忠告したり、わざわざ作戦タイムを許可するなどフェアな精神を持つ。

また、教育実習生としてふたば幼稚園に潜入した際に妙に的を射ている教育理論を語ったり、手傷を負いながらもやたらと整った文面の手紙を野原家に残すといった知性派な一面を見せていた。一方で魔法のトランプを使用するも呪文を間違えたしんのすけに、油断して正しい呪文をしゃべってしまう致命的なミスを犯す間抜けな一面を覗かせており、総合的にどこか憎めない悪役である。


能力として、体内から氷で作り出した書類、ビールなど様々なものを取り出すことができる他に、アクション仮面カンタムロボの二人でさえ手に負えない強力なバリアを展開したり、足裏からローラーブレードのような車輪を出す事で高速移動もできるなど、なかなか多彩。

身体の温度を自由に変化させる事も可能で、最大でマイナス100度という超低温に保つ事もできる。コミカルに描かれている作中では想像し難い(一応、前述通りス・ノーマン自身が忠告を込めた解説をしている)が、現実で生身の人間などが直に少しでも長く触れた場合は、凍傷どころの騒ぎではない大惨事に陥る。


表向きと本性*

普段は弱き者の味方(それを裏付ける様に、いじめにあったマサオくんを救っている)と自称しているが、その実態は目的を果たすためなら手段を選ばない冷酷な雪だるま

普段の調子の良い口調と、本性であるシリアスかつドスの効いた声色は、中の人の絶妙な使い分けにより凄まじいギャップを醸し出している。


最初に起こした悪事は、ふたば幼稚園に教育実習生を装いトランプを持つしんのすけに近づき、得意の人心掌握で周囲の人間達を信用させたところで彼に自身の正体を僅かに仄めかす事で、ス・ノーマンを疑わない他の人間達からしんのすけを孤立させた。(ただし、前日にス・ノーマンに出会ったマサオくんだけは、しんのすけを捜していた彼に不審感を抱いていた)

さらに野原家に訪れ、野原みさえ野原ひろしの二人にも取り入り、強力な睡眠作用を持つビールを飲ませ眠らせた後に、しんのすけを追い詰めて表情一つも変えずに暴言を吐き散らす等の行為を行い、しんのすけと視聴者の子供たちにトラウマを植え付けた。

その際にしんのすけとトランプの力で呼び出したアクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんら四人のおしくらまんじゅうによる予想以上の熱気により体が溶けかけ一時撤退。


しんちゃん「作戦ターイム!

ス・ノーマン「認める。


二度目の悪事は、野原一家をヘンダーランドに招待し、楽しんで疲れたみさえとひろしがトイレに行く所を狙って誘拐、偽者である人形ひろしと人形みさえとすり替えてしんのすけに更なる恐怖を植え付け、孤独にさせた


台詞

  • ス・ノーマン、春日部に降り立つ

「春日部か・・・懐かしいぜ。初めてきたけどな!」

「よっ、ばあさん!死ぬまで生きろよ!」

「カ~レシ~、手抜きのアニメみたいにぼーっと突っ立ってんじゃね~ぞ~?」


しんのすけの住む春日部に電車で来た彼が、通行人に対して掛けた言葉。

この時の彼は非常にフランクで、悪人の様子は一切見られない。

ちなみに、川沿いの道に差し掛かった際にジョギングをしていた男性にも声を掛けているのだが、その時に彼が口ずさんでいた歌は、有志の方々の検証によるとちあきなおみの『矢切の渡し』である事が判明。気になる方は調べてみよう。


  • 野原家にて、天気予報を放送するテレビを消しながら

「……チッ、どこもかしこもお日様マークかよ、クソ面白くもねえ。雪が良いよなぁ、やっぱ。それも、身も心も凍りつくような吹雪……」

「――そう思わねぇか? なぁ、小僧!」


ひろしとみさえを眠らせ、背後で様子を覗っていたしんのすけに対して。

それまで僅かに片鱗を見せる程度であった冷酷な本性を、本格的に表した瞬間である。


  • 彼を象徴する名台詞

「テメェのそのジャガイモ頭ぶち割って脳ミソストローでチューチューすするぞガキィ!!」

ス・ノーマン・パー

なおも魔法のトランプを隠そうとするしんのすけに対して。

とても低年齢層も観る映画とは思えない暴言である。

……が、この直後に魔法のトランプを使用するも呪文を間違えたしんのすけに、うっかり口を滑らせて正しい呪文をバラしてしまうお間抜けさんな彼の姿があった。


  • 野原一家、絶体絶命!?

「やっほー! やぁ、皆さんお揃いで。良かった良かった――」

「――まとめてあの世に行ってもらおうか……!」


崩壊したヘンダー城から脱出した野原一家に立ちはだかった際に。

創造主であるマカオとジョマが消滅したにもかかわらず、尚も存在し続け野原一家に死刑宣告を放つ彼であったが、ここで思わぬ人物が彼の前に現れる。


彼の最期とその正体*

野原一家がマカオとジョマを倒し、ヘンダー城を崩壊させて無事脱出してきた所で突如現れ、上記のように三人まとめて始末しようとした。だが、封印が解かれたメモリ・ミモリ姫の放った魔法によって消滅、溶けていった。


しかし、彼の正体はマカオとジョマの呪いによって姿を変えられた、ゴーマン王子その人である。

ス・ノーマンに姿を変えられていた際は、既にゴーマン王子としての人格や記憶は失っているように見えたが、ある場面にて「俺に何かを思い出させる」と上述以外に意味深なセリフを口にしており、恐らくではあるが深層意識として僅かに残っていたようである。

呪い故にマカオとジョマが消えても術が解けなかったのだが、メモリ・ミモリ姫の魔法によって本来の姿と記憶、人格を取り戻し、彼女と共に呪いが解けたヘンダーランドへと帰っていった。その後、メモリ・ミモリ姫と結婚した。


映画が公開された後、人気が高いためかテレビアニメに何度も登場している。テレビアニメ版ではしんのすけのおもちゃのラジコンとして登場した他に、テレビスペシャル「クレヨンウォーズ」でもカメオ出演で通行人として一瞬だけ映っている。また、『温泉わくわく大決戦』と併営された短編アニメ映画『メイド・イン・埼玉』では300m級の巨大怪獣として登場するが、アクション仮面やカンタムロボ達のヒーロー達の仲違いの喧嘩を見て、呆れて帰ってしまった。このように、本作のテレビアニメなどへの影響は大きい模様。


また、劇場版キャラクターの中で数少ない単独の限定グッズが販売されているキャラクターだったりするなど、ここでも人気の高さが窺える。


関連イラスト

センシティブな作品王子様とお姫様SIX COLORS BOY雪だるま


関連タグ

クレヨンしんちゃんクレしん映画みんなのトラウマ

野原しんのすけトッペマ・マペットマカオとジョマ


ねずみ男:アニメ第6期での中の人繋がり。狡猾さが彼を彷彿とさせる。

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