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Axis Powers ヘタリア」のデンマークについては→マー君


概要

ユラン半島とその周辺の島々を領土とする立憲君主制国家。バルト海北海に挟まれ、南はドイツと国境を接する。自治領としてグリーンランドフェロー諸島がある。


首都コペンハーゲン市。国名は古ノルド語で「デーン人の国」の意味である。


本土は全体的に非常に平坦で、最高地点はモレホイという小山で標高171m。グリーンランドの最高峰はギュンビョルン山(3,694m)。

平野が多く農業が盛んだが、産業構成比としては工業国である。主要輸出品としては機械、特に風力発電機の精巧さに定評がある。また医薬品の輸出も盛ん。


歴史

デンマークの王室は由緒ある家系で、遠縁からの即位も含めて辿ると10世紀のゴーム老王まで遡ることが可能である。それ以前の系譜は文献がなく伝承の中に消えている。老王の後継者によって騎士制度の導入、商業都市コペンハーゲンの建設など内政を整え、ワルデマール勝利王の代には海外に遠征してエストニア遠征に勝利する。やがてスウェーデン南部も領土に併合した。


そして1397年、先王の王女でノルウェー王の妻となっていたマルグレーテは優れた手腕を発揮し、カルマル同盟を成立させる。この同盟でデンマーク・ノルウェー・スウェーデンからなるデンマークを盟主にした同君連合を成す。当時はノルウェーがアイスランド、スウェーデンがフィンランドの一部を領有していたこともあり、当時の欧州で最大の領土を有することとなったデンマークは全盛期を迎える。


だが、1520年にスウェーデン、1905年にノルウェーが独立した。多くの領土を失ったデンマークは特に強大化するスウェーデンへの対処に追われながら、北欧の中小国として新たな繁栄への道を模索することになる。1721年にハンス・エーグデという牧師の夫妻がグリーンランドでイヌイットへの伝道を行い、この地はやがてデンマーク領として認められた。


1864年、肥沃なシュレースヴィヒ=ホルシュタインプロイセン王国に奪われ国家の危機に瀕したが、産業振興によってこの危機を乗り越えた。第一次世界大戦の結果、シュレースヴィヒはデンマークに返還された。


1940年、ナチスドイツは不可侵条約を破ってデンマークに侵入、イギリスなど連合国はこれを黙認し、瞬く間に全土を奪われてしまった。デンマーク国民はレジスタンス活動に入り、数多くの犠牲と引き換えに、1945年5月3日にドイツ軍が降伏するまで戦い抜いた。戦後はNATOに加入し西側諸国の一員となる。ハンガリー動乱ソ連への警戒からNATOを重視する一方で、NATOに利用されることを恐れて、外国基地の設置や平時の核兵器導入を行わない政策を取り、冷戦後に至る。


政治

国家元首は国王フレゼリク10世(フレデリック10世)で、現行王室グリュクスボー朝は前王朝(オレンボー朝)の遠縁の貴族から1863年11月15日に即位したクリスチャン9世を始祖とし、約160年続いている。

立憲君主制で実際の政治は国王が任命する首相を中心に行う。首相は実質議会の支持によって就任し、社会民主党を中心とする中道左派連合と自由党を中心とする中道右派連合が交互に政権を担って来ている。


2024年1月に当時の女王マルグレーテ2世が退位を表明、王太子フレゼリクが即位し新国王となった。国王自身の意思による譲位は1146年のエーリク3世以来およそ880年ぶりとなった(ただしこの時は後継者争いが発生している)。

なお、マルグレーテ前女王はこの時点で独立を承認された主権国家の君主としては世界で唯一の女性君主(女王)であったが、退位に伴い地球上から(ミクロネーションや王位請求者等の例外を除き)女性君主が消失した(女性の王太子は同時点で世界に4人いる)。


がきわめて高い一方で無駄なく使われ、社会保障が充実している。早くから少子高齢化対策を打ち出し、これが成功したため人口も安定している。購買力平価でみても生活水準は欧州上位に位置する。


EUに参加しているが、通貨ユーロを利用していない。NATOのメンバーである。平時の兵力は3万人弱と少ないが、伝統的に人道や平和維持の為の海外派兵が盛んである。コソボイラクアフガニスタンなどで活躍し、国際的評価も高い。


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ヨーロッパ 北欧


スマブラ:国旗とシリーズシンボルが似ている。

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