「３枚目のカードですね。今日は何を学んでくれるのか。ゲームの再開ですよ」と言って遠目から傍観するエンターと、更にそのエンターを見て不敵な笑みを浮かべるエスケイプを他所に、ブルドーザーロイドは活動を開始。手始めに近くにあったビルを破壊してのける。自身のパワーの前に呆気無くビルが崩壊するのを見届けると、何の感慨も無く「この程度の強さか…」と言い捨てて次のターゲットの破壊に向かう。

すると其処へエネトロンの異常消費を探知したゴーバスターズが例によって登場。リュウジに何の心算かと問われ、「人間の作った物の強さのデータを集めている。お主等に邪魔はさせん」と返した所で5人は変身して交戦。

ブルドーザーロイドはメサイアの力の宿った両腕のブレードでゴーバスターズの攻撃を防ぎ切り、更には至近距離からのイチガンバスター・スペシャルバスターモードの射撃も寄せ付けないと言う圧倒的な防御力を見せ付ける。

その難攻不落さにレッドがパワードモーフィンカスタムで対抗しようとするが、当のバディロイド達はそれ以前にJの言葉を受けてストライキを起こしていた為、パートナーとの同調が必要不可欠のパワードカスタムを使用出来ず、そのままブルドーザーロイドの猛攻に押されて行く。

然し、ライオアタッシュでゴーバスターズの危機を知ったバディロイド達がストライキを止めて現場に駆け付け、形勢は逆転。パワードカスタムとなった3人のパンチでブルドーザーロイドは吹っ飛ばされてしまう。

其処へエスケイプが参戦した為、ブルーバスターパワードカスタムは彼女を相手取るべく離脱。残るレッドとイエロー相手に立ち向かうブルドーザーロイドはレッドバスターパワードカスタムのボルカニックアタックとイエローバスターパワードカスタムのラピッドキックによる同時攻撃を喰らうも、持ち前の防御力でどうにか耐える。

然し、結局はレッドバスターパワードカスタムがエネトロンをチャージして放ったライオブラスターの射撃に耐え切れずに爆散するのであった。

ブルドーザーロイドが撃破された直後、亜空間よりそのデータをタイプδにダウンロードした敵メガゾードのブルドーザーゾードが出現。他の敵メガゾードへの寄生が前提だが凄まじい基本スペックを誇るタイプを素体としている為にかなりの強敵かと思われたが、タテガミライオーの攻撃を防ぎ切れぬまま押されてしまい、更にタテガミライオーがGT-02ゴリラとRH-03ラビットの2体と初合体を遂げたゴーバスターライオーの前には完全になす術も無く、止めのイグニッショントルネードを受けて爆散した。

一方、ブルドーザーロイドの撃破と共にメサイアカード「05」も砕け散ったものの、カードの集めていた「人間が造った物の強度のデータ」は既に13番目のカードに転送されていた為、エンターの目的自体は達成されていた……。