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ヤモト・コキ

やもとこき

ヤモト・コキとは、サイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の登場人物である。
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◆忍◆ ニンジャ名鑑#109 【ヤモト・コキ】 ◆殺◆
シ・ニンジャに憑依されたオリガミ部の女子高生。武器はバタフライナイフとオリガミ・スリケン。
作中で「華奢で細い手脚、平坦な胸」と明記され、これは豊満志向の強いモーゼス&ボンドの女性デザインとしては異質である。
ネオサイタマ電脳IRC空間「ニンジャ名鑑」より抜粋)

「今から私はアタイだ。さあ。サヨナラ。」

CV:雨宮天(オーディオドラマ、フロムアニメイション)

人物

初出は第1部「ラスト・ガール・スタンディング」。
ヤモト・コキは本名。ニンジャネームを名乗らず本名で活動するニンジャは実際少なく、珍しい。

キョート出身の女子高生。投身自殺を図った男子高校生が直撃して死に瀕した事で「シ・ニンジャ」のニンジャソウルが憑依、ニンジャとなる。
ニンジャ化後はソウカイヤ等の追手から孤独な逃亡を続けてきたが、ネオカブキチョ・ニチョームストリートのネザークイーンに出逢い、以降は彼(彼女?)のもとに身を置いている。
彼女の出自には謎が多く、暗い過去を窺わせる描写も多い。

ニンジャ化後の一人称は「アタイ」。原文で「Me is ~」と書かれているのを翻訳した特殊な一人称で、翻訳者もなぜかは良く分からないらしい。
作中でのシ・ニンジャとの対話から察するに、元々のヤモトの一人称は「私」で「アタイ」はシ・ニンジャの一人称であると思われ、ニンジャソウルと一体化した事でヤモト自身の一人称が変わったものと推測される。

シ・ニンジャのソウルは劇中でも強力なニンジャソウルの一つであり、ソウルを完全解放すれば一瞬で都市を丸ごと壊滅させることができるほどの力があることが示唆されている。
なおシ・ニンジャは、かつてのナラク・ニンジャと浅からぬ因縁があるためヤモトはナラクから非常に強い殺意を向けられており、ヤモトを邪悪な存在と見做していないフジキドは彼女と出会うたびにナラクの凄まじい怨嗟との板挟みに苦しみ、その事でも作中でヤモトにヒロインめいたアトモスフィアを与えることとなっている。
ちなみにオーディオドラマ及びアニメイシヨンでのシ・ニンジャ役は田中敦子=サンが担当。

最初期はやや尖った振る舞いであったが、逃亡生活や信頼できる大人との出逢いなど、様々な経験を経て徐々に丸くなっている。特に親友であるアサリとは離れ離れにならざるを得なくなった現在でも深い絆で繋がっており、彼女の心の支えの一つ。
周囲の人を気遣う献身的で心優しい性格で、自分の大切な人々と場所を守るためもっと強くなることを決意していく。
オリガミが得意で、イクサには主に刃物を使う。食べ物ではミカンが好物らしい。

彼女の初出エピソード「ラスト・ガール・スタンディング」は第1部エピソード人気投票にて、2位以下に大きく差をつけて1位に輝いた大人気エピソードである。
その後も回数こそ少ないものの名作と名高いエピソードに多く出演しており、初期では少なかった女性ニンジャの準レギュラーという点も相俟って非常に人気が高い。
女子高生・カタナ・暗い過去・悲劇的な別れ・献身的な性格・平坦など数多くの属性を有している点も、人気にさらなる拍車をかけている。また、ブカブカの柔道着(ジュー・ウェア)を着たり悲しい事があるとすぐ涙ぐむなどヘッズは彼女の一挙手一投足に悶える(あるいは蚊柱を立てる)事もしばしば。
タグがついていない物も含め、pixiv上での作品数も実際多い。
ただしこの内「女子高生」という文言が当てはまるのは第1部の初登場時のみと思われる(以降のエピソードでは彼女は逃亡者であるため学校に通っておらず、3部のエピソードである「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」では同級生であるアサリが大学生になっている描写がある事から年齢的にも「女子高生」ではないと分かる)。
逃亡生活に入ってからは学校に行っていないが、ニチョームで暮らすようになってから自学自習で勉強していた模様。

なお、ニンジャスレイヤーすごろくや質問コーナー等の公式企画にてイビルヤモトなる人物の存在が確認されているが、彼女はヤモト・コキとは無関係(本人談)である。

フロムアニメイシヨンにおいては非イクサ時で時折カワイイヤッター!な描写があり、カラオケ店の注文用のカニをポンポンする様オーゾニ(お雑煮)をみよーんと食べているのとその口の描写に見受けられる。

容姿

メンポやニンジャ装束は着用せず、戦闘時はソウルを纏ったスカーフをメンポがわりに巻く。
当初は制服などのフォーマルな服装が多かったが、二チョームで生活するようになってからはネザークイーンにおめかしさせられたり、サイバージャージやパーカー等、動きやすい服装が多くなる。
黒髪で、キョート時代は髪型はロングヘアだった。その後は切ったり伸ばしたりしていたが、あるエピソードを境にセミロングのままにしている。
おおまかに、第2部以降の登場ではセミロングと考えて差し支えないと思われる。

また、とかく事あるごとに女性キャラの豊満体系が強調される本作において「華奢で細い手脚、平坦な胸」と明記されている点も注目すべきである。
端整で凛とした美しい顔立ちをしており、スカウトマンや若者などに声をかけられたりナンパされたりすることも多い。
ファンアートなどでは「アタイ」という強気な一人称や彼女が作中味わった境遇などを考慮してか、年頃の少女らしからぬキツい表情に描かれる事も多い。
初登場から作中でも数年が経過しているが、ニンジャとなった者は個人差や例外こそあるものの概ね老化が遅くなる傾向にあるため、容姿自体はニンジャ化した女子高生時とほぼ変わりないものと思われる。

戦闘時は眼光やカタナ、スカーフメンポが美しい桜色の軌跡を描く。これはシ・ニンジャのソウルに由来する。

ヤモヤモ
ニンジャスレイヤー落書き



ジツ・カラテ等

身軽さとスピードに優れる軽量級ニンジャであり、後述のイアイドーに地形の利やオリガミミサイルによる遠隔攻撃を組み合わせ、手数の多さとヒット&アウェイで攻める立体的な高速機動戦闘を得意とする。
彼女のニンジャ筋力はお世辞にも高いとは言えないため、他のニンジャとの戦闘で単純な力押しに持ち込まれた場合は劣勢を強いられることも多かったが、数々の修羅場をくぐり抜けて練度を積んできたことで第3部ではタツジン級の強力なニンジャとも対等に戦える程にまでジツ・カラテ共に大きく成長している。

サクラ・エンハンスメント

物質にカラテ・エネルギーを込めることで超自然のサクラ色の光を纏わせ、その物質に起爆性を付与したり、サイキック(念動力)で操れるようにしたり、強度をあげることができるユニーク・ジツ。
作中では専ら身近にある紙・布類や刃物をこのジツの対象としている。

オリガミにこのジツを行使した場合、オリガミをサイキックで高速に折りあげ、カラテ・エネルギーによる起爆性を付与した「オリガミミサイル(オリガミ・スリケンとも)」を生み出すことができる。
オリガミミサイルの形状は鶴や紙飛行機など様々で、サイキックで自由自在に操ることが可能なため、ホーミングミサイルのように追尾させたり、浮遊機雷のように散布して障壁とするなど応用性が高い。
また、オリガミミサイルはある程度威力を抑えることも可能であり、空中に設置したオリガミミサイルを踏んで小爆発を起こし、その爆風を足場にした空中ジャンプをすることもできる。
一発あたりの火力はあまり高くなく爆発の範囲も小さいが、クローンヤクザ程度なら急所に当てれば一撃で倒すことはできる。反面、ニンジャ相手では火力不足であるうえに、起爆前に破壊されると爆発させることができず、対ニンジャ戦闘では容易く迎撃されたり避けられてしまう。また、使用にはオリガミを要するため迂闊に多用すれば弾切れしてしまう。閉所や接近戦では起爆によって自身もダメージを負う危険性もあることから使用できないという欠点もある。
そのため、対ニンジャ戦闘では主に牽制に使われることが多いが、シ・ニンジャのソウルの力を十分に引き出すことが出来れば更に大規模かつ高威力のオリガミミサイルを折ることも可能となる。
劇中では建築資材のカーボンビニールシートから巨大なフェニックスの形をした強力なオリガミミサイルや、千羽鶴用のオリガミから巨大な夜桜を思わせるほどの膨大な量のオリガミミサイルを折り上げてみせている。

手にした刃物にジツを行使した場合、耐久力や殺傷力を高めることもできる他、ほんの数秒程度ではあるがオリガミのように念動で操ることもできる。

第3部後半ではヤモト自身の成長と共に内なるシ・ニンジャとリンクを深めたことでジツがさらに進化、これまでのオリガミミサイルとは性質の異なる特殊な蝶のオリガミを折れるようになった。この蝶のオリガミは着弾しても爆発せず、相手の周囲に無数に纏わりついて間合いや攻撃の機を微かに狂わせる上に、相手の太刀筋上にあったオリガミが切断された際は小爆発を起こしてその攻撃の勢いを軽減してしまう。
さらに、蝶のオリガミが纏わり付いた物体にはオリガミのエンハンス光が次第に移っていく。
敵の得物がエンハンス光で覆われた場合、その得物はヤモトのサイキックが作用する対象となり、ヤモトに対する攻撃をサイキックで逸らさせたり、サイキックでそのまま敵の手から獲物を奪ったりするなど、武器持ちニンジャにとっては非常に厄介な能力を獲得するに至った。
また、鍔迫り等で得物同士を打ち合わせた際に、自らの得物からエンハンス光を敵の得物に移すという荒業もこなすようになった。

イアイドー(イアイド)

彼女の使うカラテの流派。逃亡中、とある人物から訓練をうけて習得した。
鞘に収めた刀を抜き放つと同時に相手を斬る武術として描かれがちな『居合道』とは異なり、主に鞘から抜いた状態で構えをとることが多い。
ヤモトにとってはイクサで生き抜くための重要な戦闘技術であると同時に、ある人物との大切な思い出そのものでもある。
数々の修羅場を切り抜けてきたことで第3部では歴戦の強者とすら相応に斬り結ぶだけの実力を持つようになったヤモトではあるが、まだまだ成長段階の途中であり、毎朝のイアイドー・トレーニングは二チョームに落ち着くようになってからも欠かせない。

武器

名鑑にあるバタフライナイフは最初期以外あまり使っておらず、その上とあるエピソードで破壊されてしまった。
カタナやバタフライナイフ以外にもクローンヤクザから奪ったドスダガーなど刃物を好んで使う事が多い。

ウバステ

何の変哲もない普通のカタナ。
ニンジャ・シルバーカラスからとある経緯を経てヤモトの手に渡り、以降は彼女の愛刀となる。
その後、数年に渡り彼女のメインウェポンとして数々の激戦をくぐり抜けてきたが、たびたび修復されながらも蓄積されてきたダメージには耐えられず、第3部エピソード『サツバツ・ナイト・バイ・ナイト』での戦いで致命的クラックが入り、『ニチョーム・ウォー……ビギニング』での戦闘で完全に破壊される。
折れた刀身はヤモトの手によって彼女が稽古場として使っている廃テンプルの祠に納められ、柄側はオジゾウの根本に埋められた。

イキツモドリ

伝説の刀匠キタエタによって造られた名刀。
元はデッドフェニックス・ヤクザクランのニンジャヨージンボジュクレンシャの得物であったが、彼の戦死後ヤモトの手に渡った。
エンプレスとの最終決戦の最中に損壊する。

ナンバン&カロウシ

刀匠キタエタによって造られた二刀一対の妖刀で、柄本にそれぞれ『南蛮』『過労死』と刻まれている。
全部で4セット作られており、特に最後の1セットは稀代の哲学剣士ミヤモト・マサシによって使用された。
マサシ信奉者であるラオモト・カンによって4セット全てが蒐集・保存されていたが、ニンジャスレイヤーによってソウカイヤが壊滅した後、マッポの横流し等で散逸し、その内の1セットがデッドフェニックス・ヤクザクランの女ニンジャオヤブン・エンプレスの手に渡っていた。
ヤモトはエンプレスとの死闘の中でカロウシを奪取、見事に戦いを制し、残るナンバンも入手した。

ちなみに現在の「ニンジャスレイヤー」の原型となる作品であるプロト版「ニンジャスレイヤー」におけるヤモトの役割はナンバン、カロウシを持つ二刀流の地獄戦士であったらしく、その設定が第3部にて活かされた形となる。
また、この事から彼女が戦闘面で活躍する度に実況ヘッズ達から「地獄戦士」と形容される事も。

関連イラスト

2巻発売、おめでとうございます。
ヤモト・コキ


「「イヤーッ!」」
イッツ・ア・ニチョーム・ワールド



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