概要
正式名称は「ルワンダ共和国」。アフリカ大陸の中央部付近に位置する。
首都はキガリ。
ドイツ・ベルギーの領有を経て1962年に独立するも暫くは内戦が絶えず、フツ族とツチ族の対立から1994年に「ルワンダ虐殺」が発生した。
さらに隣国のコンゴ民主共和国(旧ザイール)との紛争を経験するなど情勢の安定しない時期も多かったが、2000年以降は国外に避難していた難民達が帰還したことで少しづつ落ち着きを取り戻しつつありIT産業の育成や豊富な自然を生かした観光業、コーヒーを中心とした農業やタングステンの輸出に力を入れる等、経済発展も進みつつある。ルワンダ虐殺という暗黒時代からここまでの発展を遂げたことから、「アフリカの奇跡」とも言われている。
また、政府の役員にも女性が多く、男女平等ランキングでも上位に位置する。
ただし、周辺国の政情不安からテロや紛争の危険は全くなくなっていないほか、2003年以降独裁体制を強めるカガメ大統領に対する不安も多い。
前述のルワンダ内戦の際にフランスがカガメ大統領を「当時の大統領を暗殺した」と批判、ルワンダ側も「フランスが虐殺を支援した」として両国の関係は悪化し、フランス語圏ではなく英語圏への接触を図った結果2009年にイギリス連邦に所属。