概要
CV：麻生みつ子→近藤高子(第1作) / 横尾まり(第2作) / くじら(おそ松さん)
おそ松くん達六つ子の母で松野松造は夫である。六つ子が産まれるまで、まさか自分の中に六つ子もいるとは思わず、松造と一緒に驚いていた。
松造と同じく名前は原作中には殆ど出てこない。専業主婦だが、 息子が6人もいるせいで毎日とても忙しい。
必然的に働き者だが、やや見栄張りでチャッカリ屋、なおかつヒステリックなところがある。
丸縁の眼鏡をかけており、極度の近眼で、裸眼では目の前のゴリラやライオンが識別出来ない程。
『まかせて長太』の長太の母とも同じ容姿であり、『もーれつア太郎』のブタ松の妹とも同じ名前であるがこちらは容姿が全く異なる。
人物像
『おそ松くん』
※上記の画像では、右の人物。
六人の息子たちを、毎日一生懸命子育てしている。しかしその反面、夫や子供たちの世話を煩わしく思っている部分もあり、六つ子を一日限定で養子に出す話では大いに賛成し、六つ子が家からいなくなり松造は久々に夫婦水入らずの時間を過ごせると思ったのも束の間、今度は夫もよそへ預けるという暴挙に出る。
『六つ子(おそ松くん)』の記事にあるように、「１ダースなら安くなる」というが意外に六人分の買い物が揃ってない話も多い。例として、おやつ、衣類など。
また松代の友達は時として六つ子の敵であり、折角時間を作って母と六つ子で楽しいお出かけの日になるはずが、例により友達と長時間話し込んで予定を台無しにされる。松代に限らず、母キャラにおいてはよくある光景である。我に返り、予定を台無しにして六つ子が怒っているんじゃないかと思った時は今川焼を山ほど買って誤魔化そうとする作戦に出る。
六つ子・松造同様、中期以後は出番が少なくなるが、サンデー版末期に掲載された「キャ プテンかあちゃん」では、女海賊団の首領キャプテン・カーチャン役で主役を務め、ハターボ船長（ハタ坊）率いる海賊団の部下である六つ子を人質に取りながら、その六つ子が生き別れ の息子だったと密かに知って涙ぐむキャラクターを演じている。
『アニメ第２期』では一度だけ夫・松造と共に若返った事があり、アイドルデビューをした。16歳になり、美少女に変身したが、嫉妬したトト子にイビられる。
『最新版おそ松くん』で、おそ松が代表して個別の部屋が欲しいと両親に相談する話では、ふざけたり、茶化したりして最終的には拒否する松造に対し、「金属バットで殺していただくことになるわよ」ととても夫に言うような事じゃない恐ろしい台詞を吐いた。
『ニャロメのおもしろ性教室』
松野家の生々しい経済事情に悩んだ松造が「妊娠しても人工中絶しておけばよかった」と後悔する発言に対し、反対する意見を述べる。
『おそ松さん』
※上記の画像では、右の人物。
「おそ松くん」の時より老けており、髪型も変わっている。
息子たちのことを「ニートたち」と呼ぶ。夫のことは「お父さん」「あなた」、一人称は「母さん」「私」。
一度だけ夫の松造と離婚しかけた事があり、4話では、自分が六つ子の誰かと暮らすか決めるのに、面接を行った。
「誰が1番性欲強いの？」
ただ、その後11話では、ゾンビ化した息子たちを松造に抱きつきながら恐れていたり、13話では夫と一緒にかに鍋をつついたり、いじられるチョロ松に対して共に笑いをこらえる等、夫婦仲は改善している。
14話Aパートでは十四松菌に感染した六つ子を見て「十四松は一人で十分なんです！」と医者に対して嘆いていた。
18話Bパートでは、松造と共にイヤミレースに参加。イヤミの「安定の介護」の罠にはまり、爆死してしまう。
21話Bパートでは、神松を非常に可愛がり、ニートの六つ子達をついには「クソ虫」呼ばわりする。
そして終盤では、神松を殺した悪松をみて「驚いたわ」と言っていた。
24話Bパートでは、チョロ松の就職を祝ったり、自立する息子たちを見送ったりしていた。
だが、25話では手紙と見せかけたドラフト選抜の結果を、おそ松に渡し、息子たちと共にドラフト選抜を泣いて喜んでいた。だが、チームワークの悪さゆえに試合はボロ負け。新しい子供を作ることを決め、松造と共にその場を去った。
2期2話Aパートでは、包丁で六つ子の乳首を斬り捨てつつ、松造と共に就職へのプレッシャーをかける。
2期4話（サブタイトル「松造と松代」）では、松代にべた惚れの松造いわく「最近あれやこれやが無い」。愛のために夫が息子と色々やっている間、本人は黙々と家事をしたりテレビを見たりしており、後半までセリフが無い。丘の上にいる松造のもとへ現れ、ここで告白した思い出を覚えているか問いかけた。「いつかこうして二人きりになるんだね」と寄り添う夫婦だったが、いつになるやら。ちなみにセーラー服で三つ編みの女学生時代から眼鏡をかけていた。
余談
キャラ造形のモデルは赤塚不二夫の実母『リヨ』その人であるとされる。先述の長太の母の他に赤塚不二夫の自分の事を書いたときの満州から母と兄弟と一緒に手を繋いで引き揚げるイラストの母のイラストが松代と同じ顔の女性が描かれている。赤塚不二夫はトキワ荘時代に母が新潟から心配して上京してきた頃の母とじゃれあっている写真も残されている。なお赤塚不二夫の子供時代の家族写真に写っている母は眼鏡の型も容姿も松代に瓜二つである。また赤塚不二夫は六つ子ではないが、6人兄弟の長男である。
赤塚不二夫は自他共に認めるマザコンであった。
関連イラスト
