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MGSVの編集履歴

2015-10-11 01:01:17 バージョン

MGSV

めたるぎあそりっどふぁいぶ

『メタルギアソリッドV』 2014~2015年にコナミから発売されたメタルギアソリッドシリーズの正史タイトル第七作目。

作品解説

新エンジンである「FOX Engine」採用や体力ゲージの削除など、様々な新要素を導入してそれまでから大きく進化した作品となっている。

UIや装備の開発など、ゲームシステム自体は前作MGSPWを拡張・発展させたものだが、プレイヤー自身が自由に潜入ルートや装備品を選択して攻略する「自由潜入」を最大のコンセプトとしたゲームデザインがなされ、オープンワールドの概念を取り入れているのが最大の特徴である。

そのため、同じミッションであっても攻略手段は幾通りもあり、さらにプレイヤーの行動や時間経過によっても状況は刻々と変化していく。


物語のテーマは『人種(RACE)』と『報復』。そして裏テーマとして『言葉(VOICE)』であることが明かされている。

MGSPWの後から『メタルギア』(アウターヘブン蜂起)までのビッグ・ボスの歩みが描かれていく。


プロローグである『GROUND ZEROES』(以下:GZ)と本編である『THE PHANTOM PAIN』(以下:TPP)の二部構成で、別々に販売された。


PS3/PS4/Xbox360/XboxOne/WindowsPC(Steam)と複数のプラットホームで展開がなされており、AndroidiOS用のアプリケーションもスマートフォンタブレットといった端末をサブモニタとして使用する事も出来る。

メニューを開くことなく地図やミッション情報の閲覧、支援の要請を行うことが出来る。

GZ用にはゲームの補助以外の機能として、ゲームの戦績、ゲーム中で手に入れた情報などの閲覧、MSFの規模を拡張していくミニゲームも搭載されている。(Xbox360版のみSmartGlassを介する必要がある)

TPP用はゲームの補助機能に絞った構成となっており、ミニゲームは搭載されていない。(Xbox360版は非対応)


グラフィックについては『フォトリアル』が目指されており、キャラ・背景共に「FOX Engine」によって緻密かつリアルに描画され、また、キャラクター達のCGモデルは英語版の声優を務めた俳優たちの実際の顔の動きを専用の3Dモーションキャプチャーによって取り込んで作成するという、シリーズ初の『フェイシャルキャプチャー』が行われている。

主人公スネークのフェイスモーションと英語版音声は海外ドラマ『24』でお馴染みキーファー・サザーランドが行っている他、クワイエットに至ってはフェイスモーションだけでなく全身モデルやモーションも含めて総て彼女の声を担当したステファニー・ヨーステンのものが取り込まれている。

また、コジプロスタッフもエキストラとして参加しており、TPPのトレイラーにて病院でスネークに心臓マッサージしている救命士もコジプロスタッフの顔からキャプチャーされたものである。

さらにソフトバンクのCMでお馴染みのダンテ・カーヴァーも3Dキャプチャーされている為、何処かで出会うかも?しれない。


ストーリー

GROUND ZEROES

ピースウォーカー事件から数ヶ月後の1975年3月16日、コスタリカの一件で核を手に入れたMSFだが、情報のリークにより、IAEA(国際原子力機関)の核査察団がマザーベースに訪れることになる。

NPT(核拡散防止条約)に加盟しておらず、国家ですらないMSFに対する査察に訝しむが、時を同じくしてキューバの米軍租借地にある基地で尋問を受けているパスを救助すべく単独で向かったチコから救援要請があり、ビッグ・ボスは査察団が向かいつつあるマザーベースを出てチコとパスの救出に向かう。

一方、そのマザーベースには、スカルフェイス率いる謎の戦闘部隊XOFの魔の手が差し掛かろうとしていた…。


THE PHANTOM PAIN

XOFの奇襲によってMSFが崩壊してから9年後の1984年。ソ連アフガン侵攻によって東西冷戦は最終局面を迎えつつあった。

3月11日、ある病院で9年間の昏睡状態から目覚めたビッグボスだったが、謎の部隊がその病棟を襲撃。逃れるビッグボスを救ったのは、かつて「バーチャスミッション」および「スネークイーター作戦」を通して知り合った、ソ連に潜入していた工作員オセロットだった。

アフガンに囚われた相棒カズヒラ・ミラーを単独潜入で救い、伝説の復活を世界に示せとオセロットに指示されたビッグボスはヴェノム・スネークとして行動を開始する。

そしてそれは、9年前に自分たちから全てを奪い取っていった者達に対する凄惨な復讐戦の始まりでもあった。


ゲーム内容

GROUND ZEROES

GROUND ZEROES

小規模ソフトとして先行発売された、MGSVの序章にあたるソフト。

オープニング&エンディングテーマ曲は、1971年に公開された映画『死刑台のメロディ』のテーマ曲であり、MGS4のED曲でもあった「Here's To You」。


物語の主となるメインミッションに加え、ありえたかもしれない世界において『帰還兵排除』『機密情報回収』『対空機関砲破壊』『諜報員奪還』の四種類のサブミッションが用意されている。

更に特別ミッションとしてXbox360/XboxOneとPS3/PS4では、それぞれ異なるミッションが用意されている。(2014年5月1日に配信されたパッチにて、ハードの種類を問わずプレイ可能となった)

Xbox版では強化外骨格に身を包む雷電が主人公となり、兵士に紛れたスナッチャー(ボディスナッチャー)の排除を行う未視感(ジャメヴ)ミッション、PS版では初代MGSの場面を再現したシーンを探して追体験を行う既視感(デジャヴ)ミッションとなる。


ただし、XboxOne版のみ日本国内ではダウンロード専売となる。(発売当初は国内でXboxOneが売られていなかったため、発売時期もずれている)


これまでとは違い潜入ルートを強制されない仕様になっており、プレイヤーの行動次第で現地の兵士達の行動も変わる。

「自由なルートで目的を探索・発見していく」という、MGSVにおける基本的なゲームの流れはGZの時点で完成されている。

GZではまだマップの広さはオープンワールドというほどではなく(「キャンプ・オメガ」一つのみ)、また時間の経過による変化もない。

敵に見つかったり、ミッションの進行具合によって敵の配置の変化が起きる程度で、基本的にはTPPの『自由潜入』に向けた演習モードの側面が大きい。


今作に限り壁叩きなど、能動的に相手を誘き出すアクションが無くなったが、代わりに無限所有となった空弾倉を投擲することで音を出して誘き出すようになっている。この空弾倉には敵兵の頭部にぶつけることで気絶させるという救済処置もある。壁叩きより汎用性は高くなったが、代わりとしていちいち持ち替えなければならないという欠点がある。


THE PHANTOM PAIN

メタルギア ソリッド V —ヴェノム・スネーク

GZから9年後の1984年が舞台となる本編作。

ボリュームは監督曰く「GZの200倍から300倍。」

Xbox360版のみ、国内ではダウンロード専売となる。


アフガニスタンなどを含めた各地が舞台の広大なオープンワールド風ステージが用意されており、さらに時間の概念や天候の変化等の要素がある。

ファントムシガーによって時間を早送りにする事が出来、環境変化、天候変化(晴れ曇り砂嵐)など自分の合った潜入スタイルに合わせる事も可能になっている。

TPPでは相手を誘き出すアクションが壁叩きではなく義手を鳴らすものに変更されたことで、壁は無くても音による誘導を行えるようになった。

また、ミッション中に支援要請により上空から様々なアイテムを投下させることが可能。スニーキングスーツなども手配する事が可能になり、一応はヘリ・拠点に戻らずとも現地で装備一式を整えることは可能になった。

更に支援要請で手配させたアイテムは空から降って来るダンボールに入っている。これをぶつけることで敵兵を気絶させる小ネタも存在する。


MGSPW同様、装備品はマザーベースの研究班を発展させていくことで開発レシピがアンロックされ、軍資金である『GMP』や必要な資源アイテムを消費して開発していく方式をとっている。GMPは出撃や支援要請、フルトン回収、マザーベース拡張などあらゆる場面で必要となるため無駄遣いは禁物である。

さらにフィールド上を探索すればダイヤモンドなどの換金アイテムや各種資源、設計資料、動植物を収穫することができ、マザーベースの育成や装備の開発にも繋がっていく。

草むらが生い茂る所を火炎瓶で焼き払うなど、開発した装備と地の利を生かし、環境を逆手に取った対敵兵の戦略の組み合わせが今作のカギとなる。


フルトン回収システム

GZにはなかったフルトン回収システムも追加されているが、今作は回収失敗の可能性が現れた。

これは悪天候である・対象が何らかの要因で衰弱しているなどで成功率が減少するようになる。

また室内では当然ながら天井に遮られるために成功率は強制的に0%になるように変更され、MGSPWによる室内でのフルトン回収という謎の現象は解消されている。代替として、対象の上空にワームホールを出現させて回収するタイプの回収方式があり、これを解禁すればMGSPWと同様に屋内での回収が可能となる。

標的は人だけではなく動物…回収装置の開発を進めると車両、資源コンテナ、兵器なども回収する事も可能になり、実用性が大幅に上がっている。

もちろん標的をフルトン回収することで、プレイヤーのマザーベースに逐次反映されて行き、基地発展に役立つことになるだろう。


マザーベース育成

MGSPWと同じく、敵兵を無力化してフルトン回収することで、マザーベースのレベルを上げることができ、各班のレベルに応じて様々な恩恵を得られる。さらに資源とGMPを消費することでマザーベースは拡張され、収容可能人数が増加していく。

なお、ゲーム進行において、マザーベースの育成の方針はプレイヤーによってすこし変わる。(例.戦車を排除するミッションをクリアすれば戦闘班が、動物を一定以上回収すると動物保護プラントが出来るという具合に、ある程度順不同に達成できる解禁条件がある)


また、MGOとは別のオンライン対戦ステージ兼マザーベース発展のサポーターとして「前線基地(FOB)」の要素が存在し、そこではガンカメラ、赤外線センサーなど様々な防衛設備の開発・マザーベースの警備設定などが可能となっている。


マザーベースにおいては、オセロットなどのユニークキャラクター達もおり、キャラクター達の様々な展開も用意されている。


バディシステム

今作において追加されたパートナーシステム。特定のキャラは「タクティカル・バディ」としてミッションに連れていく事が可能になっている。そして途中で呼び出す・あるいは一切呼ばない事もプレイヤー自身で決める事が出来、強制ではない。まさに自由潜入である。

しかし、バディとして連れていくには条件があり、バディとプレイヤーが触れ合い、バディがプレイヤーを信用されるまで関わりを持たないと同行できない。


バディには得意分野が存在する。例えばクワイエットの場合は屋外スナイプを得意としその気になれば敵拠点を一掃することすら可能だが、接近戦は行わず屋内の敵はやや苦手。一方、ウルフドッグのDDは戦闘には不向きなものの、抜群の索敵能力で潜入を手助けしてくれる。

馬の「ダイアモンド・ホース」は随一の機動性を持つ以外では、時間経過により自然と糞をするのだが、プレイヤーへの信用が高いと、バディ指示により意図的に糞をさせることができる。あまり嬉しくはないが、この糞を使用し敵兵の車両をスリップさせ一時的に相手の動きを封じる事も可能。


これらバディシステムは、戦場などにおける信頼関係が肝心となってくる。また、バディは戦闘中に死亡する事もあり、その場合はゲームオーバーにはならないが、マザーベースから姿を消してしまう。


チキンキャップ

オプションでチキンキャップをONにしておくと、プレイヤーが何度もミッションでゲームオーバーを繰り返した際、リトライ時に「チキンキャップを被りますか?」と表示されるようになる。

文字通り鶏の被り物で、目がぬいぐるみの様に揺れたり、夜になると居場所を見失わないようにトサカが光ったり(これで敵兵に見つかる事はない)、尻尾部分の羽がゆさゆさ揺れたりする、結構ユニークな被り物である。

この状態では敵兵に見つかっても3回くらいは免除してくれるようである。何故見逃すかと言うと理由はかなり変わっているようだ。お察し下さい

また尻尾部分の羽にはギミックが存在するようである。

ちなみにチキンキャップを使うと砲撃支援や一部所持品を使用した時と同様にクリアランクがAランク以下に制限される。


ちなみにチキンキャップを被った状態で更にゲームオーバーを繰り返すと、今度は「ひよこキャップを被りますか?」と聞いてくる。

文字通りヒヨコでこれをかぶると、「敵に一切発見されなくなる」殴っても、触れても発見されない。

その代わりミッションのスコアが0になる。


なおチキンキャップ等を被ったまま最終場面にまでいける。ただしMGSシリーズは基本的に殆どのカットシーンをリアルタイム描写する事が徹底されているため、チキンキャップをかぶっていることも容赦なく反映される。


MGSGZの引き継ぎ

MGSGZのプレイデータをTPPに引き継ぐ事で、特典を得る事が出来る。

パスやチコといったユニークキャラクターを含めた捕虜などを回収することで、

TPP側の特典としてマザーベースのスタッフを入手できる。


登場キャラクター

センシティブな作品

国境なき軍隊/ダイアモンド・ドックズ

「国境なき軍隊(MSF)」とは、ビッグボスであるネイキッド・スネークが率いる傭兵派遣会社。副司令官であるカズヒラ・ミラーが軍隊の資金源となるビジネスの窓口を行い、兵士の安住の地としてマザーベースを確立。そして謎の非政府諜報組織『サイファー』が介入してきたことを切掛に、ビッグボスはMSFの際限なき戦力拡大へと傾倒していった。

しかし、GZにてヒューイが核査察の申し込みを独断で受け入れたことから襲撃に遭い、マザーベースは崩壊する。


生き延びたビッグボスとミラー、そして国境なき軍隊の残党たちの幾つかは、仲間達の無念と個々に奪われた”何か”を取り戻すために再び立ち上がることになった。

新たなマザーベースにて「国境なき軍隊」から 「ダイアモンド・ドックズ」として組織を確立して行く。

全ては復讐の為に…


「伝説を消された英雄」。

かつては数々の陰謀と核攻撃を阻止し、何度も世界を救ってきた伝説の英雄だった。

MSF崩壊後は自身の全てを奪って行った者達に復讐する為、ミラーの建てたダイヤモンド・ドックズを率いる存在となる。


TPPでは頭に”黒い何か”が突き刺さっており、首の後ろ部分にも同じ突起物が出ている。

失った左手はソ連製のバイオニックアーム(筋電義手)で補っているが、これはMGSPWに登場したガルベス教授の義手と同様の物。

また、TPPでは何故かあれほど拘りが強かった葉巻の代わりに「ファントムシガー」という電子タバコを吸っている。

ちなみにこの鬼の角のような”黒い何か”だが、ゲーム中で敵兵士を殺す等の残酷行為を行うたびに少しづつ伸びていき…。


「未来を謀られた策士」。

核査察を名目にMSFマザーベースを襲撃していったXOF、そしてその背後にあるであろうサイファーに対抗する為、スネークが昏睡していた9年の間に自分についてきたMSF残党をまとめて「ダイアモンド・ドッグズ」として組織を再建。正義も大義も捨て、合流したスネークと共に復讐を誓う。

スネークが目覚める少し前にアフガニスタンにて拷問に遭い、その時までに右腕と左足を失ったことで、失った足と腕が未だあるかのような幻痛に苦しんでいる。

死んでいった仲間達の無念さとその痛みを忘れぬよう、マザーベースに復帰してからも敢えて義肢はつけていない。

MGSPWのパスの一件か、それとも襲撃以来の復讐への執着心からなのか、すでにかつてプレイヤーを和ませた陽気な性格は見られなり、次第に修羅と化していく。

そしてこの厳格な性格は、後のFOXHOUND教官としてのマスター・ミラーへと繋がっていくことになる。


「偽りを生きる好敵手」。

TPPではアフガニスタンへのソ連侵攻などの戦いでの暗躍を経ており、シャラシャーシカの二つ名で恐れられた時期となる。

負傷したビッグボスの救出を行い、その参謀として共にダイヤモンド・ドッグスの活動に関わるようになる。ある意味、本作における語り部的存在。

ビッグボスであるスネークが再び伝説の英雄として返り咲くように活動するが、オセロット自身の真意は不明である。

しかし復讐に身をやつすカズヒラとは意見が食い違い、クワイエットの生死を握るスネークに対し表情を顰めるなど、必ずしも方向性が一致しているわけではない。


「言葉を持たない狙撃手」。

TPPにて登場する謎の女スナイパー。

音速でカッ飛ぶジェット戦闘機のパイロットすらヘッドショットで仕留める超一流の狙撃能力だけでなく、不可視化を含めた透過、超高速移動などの様々な特殊能力を持つ。

裸(Naked)同然の露出の激しい格好をしているが、それにはれっきとした理由がある。

あるイベントを経ることでダイヤモンド・ドッグスのマザーベースに居座るようになり、ミッション中行動をともにするタクティカル・バディにすることができる。


親犬を何者かに殺されており、自身も隻眼である仔犬。TPPにて登場。

スネークにフルトン回収された後は、マザーベースにて飼われることになり、成犬となってからはタクティカル・バディとして同行させることができる。

ちなみに犬種(RACE)はわからないとのことだが、後にである可能性が浮上する。


MGSGZのメインミッションの終盤で、脱出用ヘリコプターの機内でパスの腹を開腹して体内の爆弾の摘出を行ったMSFの衛生兵

他の兵士とは違いマスクは付けておらず素顔を明かしてるようだが、モブキャラ故か或いは何かしらのがあってか、顔は見えない。

パスがヘリから飛び降りた際に爆風の影響をまともに受けたのも彼であり、顔面に火傷を負ったことから一番生死が危ぶまれているが、その後は不明。


関連人物

「組織に背いた二重スパイ」。

前作MGSPWのヒロイン。ピースウォーカー事件収束後、サイファー工作員としての正体を顕し、メタルギアZEKEを奪取しようとするもスネークに敗北。海へと落下し消息を絶っていた。

MGSVの物語は彼女がサイファーによって確保され、キューバ内にある米軍の捕虜収容所「キャンプ・オメガ」で尋問を受けているという情報が齎されるところから始まることになる。

GZの最終盤、スネークによってチコと共に救出されるが…。


  • リカルド”チコ”バレンシアノ・リブレ

「スネークの部隊に志願した幼き兵士」。

前作MGSPWから引き続き登場するサンディニスタ民族解放戦線 (FSLN) の少年兵。

パスに好意を寄せており、GZにて彼女が捕らえられたことを聞き、スネーク達が核査察への準備に追われてすぐに動けなかったため単身救出に向かうが、逆に収容所に捕らえられてしまう。

キャンプ・オメガの兵士やスカルフェイス達の過酷な尋問に耐えられず、スネークが辿り着いた時にはMSFマザーベースの位置を喋ってしまっており、仲間を二回も裏切ってしまった事に悔いて、スネークに生まれ変わりたいと嘆いていた。

胸にイヤホンジャックのような物が付いているが、どの経緯があったかは不明である。


「素顔を消し去った亡者」。

XOFを指揮する謎の男。白く焼けただれた顔面はその名の通り骸骨を思わせる。

過去の戦争中、幼少期に工場で母親と共に働いていたが、工場は爆撃を受けて家族や友人を一度に失い、自身も炎上した菜種油を浴びて皮膚は焼け爛れた。現在も幻痛を感じており、自身のあらゆる存在証明を喪った現在では、それが唯一の現実であると嘯く。

ゼロ少佐スネークとは長い付き合いらしく、面識があるようだが、詳細は分かっていない。

キャンプ・オメガの兵士達との会話では彼は軍人ではないらしいのだが…。


「自我を手に入れたギーグ」。

前作MGSPWで平和歩行計画に関与していた科学者『ヒューイ』。

ピースウォーカー事件の後はMSFのマザーベースで過ごしていたがGZにて、IAEAの核査察を独断で受け入れてしまったことでMSFの崩壊を招いてしまう。

そのため、ミラーや生き残った兵士達からは、裏切りの容疑が掛けられているが本人はそれは否定している。

9年後のTPPでは歩行補助のための脚部外骨格の開発に成功しており、念願の二足歩行を達成した模様。また、この時代では息子であるハル・エメリッヒが生まれているが、想い人であったストレンジラブ博士とは果たして…?


「運命を呪われた少年兵」。

大人の兵士顔負けの戦闘能力を持つ少年兵。TPPにて登場。

太々しく生意気な性格で、戦場では『ホワイトマンバ(白蛇)』と呼ばれていた。

行き場を失った少年兵達を束ねてアンゴラの村々を荒らし回っていたことから、撃退を依頼されたスネークによる「授業」の末、ヘリに乗せられダイアモンド・ドッグスのマザーベースに保護された

…のだがマザーベースでも様々なトラブルを起こしまくり、オセロットの手を焼かせる事になる。取っ組み合いでスネークに負けて以来以上に執着してくるのだが、どうやらそれだけではないようだ。


「故郷を奪われた賢人」。

TPPにて登場する100歳を超えた老科学者で、その佇まいはインディアンの長老を思わせる。

ヒデラジによるとメタルギアソリッドシリーズの何処かに登場していたらしいのだが…現段階では詳細は不明。

スカルフェイスによって『何か』の研究を強制されていたようだが…。


  • 少年兵士達

戦争孤児の少年兵達。現地の兵士達から銃やナイフなどの戦闘術を叩き込まれ、体のいい使い捨ての手駒として酷使されている。

彼らの抹殺の依頼を受けたスネークは放って置くことができず、マザーベースに保護することになる。カズヒラから杖で叩かれ、少年兵も銃口を向けて威嚇するなど険悪な雰囲気だがカズヒラの本心は…。


顔に包帯が巻かれ素顔が隠されている為、彼が何者かは定かではない。

TPPのゲーム開始時、病室でスネークをサポートしながら謎の襲撃部隊や燃える男、謎のガスマスクの少年などから脱走を手助けしてくれた人物。脱出中に車が横転して以降は忽然と姿を消す。

イシュメールの名は恐らく、ヴェノム・スネークの偽名として用意された「エイハブ」に呼応してハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』(ひいてはその元ネタである聖書)から引用したものと思われる。


存在を否定された異形達

スネークの前に度々現れるガスマスクを着けた赤髪の少年。

スネークに攻撃しようとしていたかと思えば、スネークを狙うXOFの兵士を殺戮して彼を助けるような行動をとるなど、一貫性の無い謎の行動をとる。


  • スカルズ(髑髏部隊)

霧と共に現れる謎の強化兵士達。

ゾンビのような動きや異常なまでに白い肌など、亡霊の様な不気味さを醸し出している。

とてつもない運動能力もさることながら、全身の重装甲化や不可視化、巨大な爆発性の金属塊の形成など、奇妙な特殊能力を持ち、撃破するには相応の装備が必要となる。


圧倒的な熱量の炎で全身が燃え盛っている謎の巨漢。

病院で第三の子供と共に現れて以来、度々スネーク達の前に現れては破壊と殺戮を繰り広げる。

歩き方や、スプリンクラーといった”水”に反応、さらには特徴的な絶縁スーツなど、かつてMGS3に登場し、スネークに敗れて最後は落雷によって燃えながら死んだはずのサンダーボルトとの共通点を多数持つが…。


その他

  • (コードネームにて)

MGSGZのありえたかもしれない世界のサブミッションの一つ、『 帰還兵排除 』にて登場。

コードネームの由来は「獲物を見る”目”と引き金を切る”指”」から。

サブミッションの内容はこの米海兵隊員2名の排除。ただし、いかにして排除するかはプレイヤー次第。

目は黒人の元観測手、指は白人の凄腕のスナイパー

ラオスの拙攻任務で暗殺者として名を馳せ、兵士を引退しても未だに二人の存在は和平交渉の材料として扱われる程。

依頼人にとっては彼らの死が終戦に繋がると言い、同僚の会話などからも「 お偉いさん 」「獲物を狙う非道な人物で、人間じゃない」とかなり悪名高い。

殺さずに回収するとことでTPPでのスタッフとして加入するが、二人とも回収すると真実が明かされる。

二人は兵士を引退したが、戦地の事が忘れられず、罪悪感に押し潰され薬漬けの生活を送る事になり、コードネームに反し指は人差し指を切り落とし、目は片目を潰したという。だが戦場で名前を断ち切る事は出来ず、国もこれを許さなかった。ミラーはこの事を知り自分達と同じ待遇を受けていた事を悟る。


二人の会話では、ラオスの斥候任務で” 何者 ”かに待ち伏せされていたがの指示によりを助けており、戦友の仲として演出されている。ちなみに、指は目に対し敬語で話している為、目が先輩で指が後輩とされているようだ。

二人を尋問すると”ファントム”に怯えているようで、”本編への伏線”になるような台詞を言っている。

XOFの襲撃から死んだと思われていたが、9年の月日から逃げ延び、BIGBOSSの復活を聞きつけて志願し仲間になってくれる。


  • キャンプ・オメガの兵士達

MGSGZにてキューバ難民キャンプ(収容場)やキャンプ・オメガに所属する米海兵隊員達である。

彼らはここに連れて来られる”敵性戦闘員”に対し、尋問や拷問を行っているが、彼ら会話からここは元々は収容場ではなかったという話を伺う事が出来、「監獄みたいだ」と愚痴をこぼしている。

また、メインミッションでは脱走した捕虜に処刑を行うシーンが確認できるが、彼ら兵士は好き好んで殺傷を行っている訳ではなく、管制塔から送られる指示に嫌々ながら従っており、最近まではこの様な出来事はなかったと語っている。

オメガ・キャンプは様々な国が裏で不正を行う拠点となっており、国にとって邪魔者でしかない民間人をテロリストと偽り、汚名を被せ”敵性戦闘員”という名目で連れて来ているなどブラックサイト化しているが、ここに所属する海兵隊員達には殆ど知らされてはおらず、認識も曖昧である。

『帰投兵排除』で聞ける会話の中には、テロリストとして連れて来られた捕虜に対して、『どう見ても民間人だ』とキャンプ・オメガの施設に対して疑念を抱く者もいる。

『対空機関砲破壊』においては、上層部の人間達からは見放されており、真実を知らない彼らは捨て駒扱いでしかなかった事がわかる。


  • 調査員

MGSGZありえたかもしれない世界のサブミッションの一つ『機密情報回収』にて登場。

アメリカが送り込んだ調査員で、キャンプ・オメガの実態についての資料をスネーク達に渡す為に潜伏していたのだが、サイファーに目をつけられ、家族を人質に取られてしまい、家族を救う為にスネークを罠にハメるよう脅迫されていたが、任務終了後どうなったかは不明である。

しかし、TPPではXOFの襲撃から逃げ延び、TPPにて志願を希望する為仲間になってくれる

3Dキャプチャーモデルの人は、LAスタジオスタッフのブライアン氏。


  • スキンヘッドの兵士

MGSGZのありえたかもしれない世界サブミッションの一つ『機密情報回収』にて登場。

サイファーの手先で計画の内容も知っており、本当の機密情報のカセットテープもこの兵士が所持している。尋問するスネークに対し、「 俺たちは国家を超える 」と言い放った。

スネークの特徴である右目に眼帯をしている兵士だと知っていた。

スネークを罠にハメるのが目的で、調査員の家族を人質に取り揺さぶりを入れていたが、任務終了後はどうなったかは不明でだったが、回収するとTPPで引き継ぎ特典として志願を希望し仲間になってくれる。

調査員と共に志願してくる為、調査員の家族の人質の件はどうやら丸く収まったようである。


ゲスト出演

MGSGZのありえたかもしれない世界サイドミッションの一つ『諜報員奪還』やMGSTPPのあるサイドミッションに登場。

声だけでなく、小島監督本人からモーションとフェイスモーションをキャプチャーしてキャラモデルが作成されている。

前者ではマザーベース諜報班スタッフという扱いで、米軍収容施設に潜入していた。無事救出してクリアするとMGSTPPへの引き継ぎ特典として先行加入する。

ちなみに前作MGSPWでもMSF兵の一人として所属可能。


2005 Shadow Moses Island

PS版のMGSGZのデジャヴ・ミッションにて登場。

様々な記憶(デジャヴ)を思い出しながら、任務を遂行する。


PS版のMGSGZのデジャヴ・ミッションに登場。

ブラックアウト!で有名なお馴染みの彼である。


PS版GZのデジャヴ・ミッションにて登場。牢屋の中に閉じ込められている。彼はシギントなのかデコイ・オクトパスなのかは不明。しかし、出会った直後に…?


  • ケネス・ベイカー

PS版MGSGZのジャメヴ・ミッションにて登場。管制塔の奥の部屋に幽閉されていたが…出会った直後に彼の身に何が…?


Metal Gear Solid5 GZs ジャメヴミッション

Xbox版のMGSGZのジャメヴ・ミッションにて登場。

MGRと同じ強化外骨格に身を包む雷電が主人公であるが、刀は使えずスネークと同じ武器を使用する。キャンプ・オメガがスナッチャーにより支配されており、スネークの代わりに雷電がスナッチャーを殲滅する事になる。

シークレットシアターの件との関係は不明だが、何故か報酬としてXOFの部隊章(デジャヴ/ジャメヴ・ミッションの出現条件となるアイテム)を要求している。


関連動画

2015 E3トレーラー


2013 E3トレーラー(RED BAND版)


関連タグ

スネーク

ネイキッド・スネーク マクドネル・ミラー

リボルバー・オセロット ヒューイ・エメリッヒ

コードトーカー スカルフェイス

パス・オルテガ・アンドラーデ

悪に堕ちる。復讐のために。 ダイヤモンド

小島秀夫 ダン君

MGSPW MGS3

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