1990年「ソフトバンク株式会社」(初代)に社名変更。その後M&Aや投資を積極的に行ったことで、現代ではポータルサイト(Yahoo! Japan)、新電電(ソフトバンクテレコム)、携帯電話、インターネット接続(Yahoo! BB、後のソフトバンクBB)、出版(ソフトバンクパブリッシング/ITmediaなど)などを手広く手がける情報関連産業の総合企業となった。

2015年7月1日「ソフトバンクグループ株式会社」に社名変更。

また、M&Aの過程でプロ野球・福岡ダイエーホークスを買収し、福岡ソフトバンクホークスと名称を変更、経営している。

ソフトバンク株式会社

1986年、国鉄分割民営化によって同法人の業務通信事業を目的として「鉄道通信株式会社」（JR通信）設立。その後1989年に同じく元国鉄系の民間向け通信企業である日本テレコム(初代)を吸収合併し「日本テレコム株式会社」(2代)に社名変更。

1991年にデジタルホングループを、92年には日産との合弁でデジタルツーカーグループを設立して携帯電話事業に参入。1999年の日産の携帯電話事業からの引き上げに伴い両者を統合し、J-PHONEに改称。

2002年に「日本テレコムホールディングス株式会社」に改称、固定通信事業を新たに設立した日本テレコム(3代)に分割。この頃イギリスの通信大手ボーダフォン社の傘下に入る。

2003年、日本テレコムホールディングスを「ボーダフォンホールディングス株式会社」に、J-PHONEのブランドをVodafoneにそれぞれ改称、固定通信事業を投資ファンドのリップルウッドホールディングスに売却。2004年にボーダフォンHDが携帯電話事業会社を合併し「ボーダフォン株式会社」(2代目)に改称。

2004年に日本テレコムが、06年にボーダフォンがそれぞれソフトバンク(初代)によって買収され、それぞれ「ソフトバンクテレコム株式会社」「ソフトバンクモバイル株式会社」へ社名変更。

2008年 iPhone導入。11年10月にauが取り扱うまで日本で独占状態だった。

2015年4月1日ソフトバンクモバイルがソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルを吸収合併。携帯電話だけでなく固定通信、インターネット接続を含む総合通信企業となる。

2015年7月1日「ソフトバンク株式会社」(2代)に社名変更。

上述の通り、ソフトバンクは旧国鉄の業務を直接継承しており、このため資本関係が解消された現在でもJRとの関係は深い（かつてはソフトバンク労組もJR系の労組連合会に入っていたが、「卒業」と称して情報産業の連合会に移籍）。

グループ企業の持株会社にはZホールディングスがある。