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西武池袋線の編集履歴

2016-03-26 06:24:19 バージョン

西武池袋線

せいぶいけぶくろせん

関東の大手私鉄、西武鉄道が所有する路線の一つ。

概要

西武池袋線とは、西武鉄道の本線格の路線の一つである。池袋駅から吾野駅のことを指す(ただし、実際は途中の飯能駅で運転系統が分断されている)。

支線に西武豊島線西武有楽町線西武狭山線西武秩父線がある。

飯能~吾野間は一応池袋線の扱いだが、深夜便を除き吾野~西武秩父間の西武秩父線と一体化しているため、まとめて飯能~西武秩父間が秩父線扱いされることもある。

沿革

池袋線は本来、西武鉄道ではなく「武蔵野鉄道」と言う私鉄が1915年に建設した路線である。

この頃の旧・西武鉄道は西武新宿線系統だけを所有する鉄道会社であった。

設立時から東武鉄道と関係があった東上鉄道(のちの東武東上線)とは違い、武蔵野鉄道と西武鉄道は全く関係がなく、むしろ競合相手であった。


しかし、現在では考えられないことだが、1930年代には昭和大恐慌の煽りを受け経営が苦しくなった。電気代を滞納したために送電を停止され、電車が走れなくなったこともあった。

しかし、ある人物の手によって「武蔵野鉄道」と「西武鉄道」は合併。武蔵野鉄道は「西武池袋線」となって再出発した。


戦後から現在に至るまでは、東京と郊外を結ぶ通勤路線・及び秩父を結ぶ観光路線として機能しており、東京メトロ有楽町線副都心線秩父鉄道と相互直通を行っている。さらに2013年より副都心線を介して東急東横線みなとみらい線との直通運転を開始した。これは現在Fライナーという公式愛称がある(後述)。


また、東急東横線・みなとみらい線との直通運転を開始したことにより、副都心線を経由する形で西武車両が神奈川県に初めて乗り入れることになった。


ちなみに副都心線・有楽町線のもうひとつの直通先である東武鉄道の車両は、既に半蔵門線を経由する形で神奈川県に乗り入れているため、直通運転開始で初めて乗り入れたわけではない(東武東上線ではなく東武伊勢崎線の車両だが)。


種別

特急「ちちぶ」「むさし」

停車駅:池袋・所沢・入間市・飯能・(横瀬・西武秩父)

※()内は「ちちぶ」の停車駅。


「ちちぶ」は池袋〜西武秩父間を結び、「むさし」は途中の飯能で折り返し。

「むさし」は池袋から所沢・飯能方面への帰宅客を、「ちちぶ」は秩父方面の観光客をターゲットにしている。


昼間時間帯は1時間おきに、朝夕は30分に1本の割合で運行。車両はすべて専用車両の10000系「ニューレッドアロー」が使用される。

乗車券のほかに別途特急券が必要。池袋駅、飯能駅では特急専用ホームから乗車する。


(池袋発着)快速急行

停車駅:池袋・石神井公園・ひばりヶ丘・所沢・小手指・入間市・飯能〜西武秩父、及び秩父鉄道線内の各駅


特別料金不要の列車では最速達の列車である。特急・急行の補完的な役割を持つ。

平日は朝ラッシュ時に池袋~飯能間で運転。土休日は朝に池袋発西武秩父行き及び秩父鉄道直通の長瀞・三峰口行き下り列車が、夕方には西武秩父・長瀞・三峰口からの上り列車が運転され、行楽列車としての役割を担う。長瀞・三峰口発着列車は横瀬駅で分割・併合を行うが、長瀞発着の列車は西武秩父駅を通らず、御花畑駅に停車する。池袋駅ホームでは事故などの場合を除いて必ず3番ホームから発着する。


(地下鉄直通)快速急行&快速急行「Fライナー

停車駅:(←地下鉄線)小竹向原・新桜台・練馬・石神井公園・ひばりヶ丘・所沢・小手指・入間市・飯能


特別料金不要の列車では最速達の列車で、こちらは昼間を中心に運転される。

練馬から地下鉄線に入り、有楽町線新木場(平日朝のみ)、または副都心線・東急東横線経由でみなとみらい線元町・中華街まで運転される列車がある。


西武池袋発着の快速急行は練馬を通過するが、有楽町線・副都心線直通の快速急行は練馬に停車するという違いがある。

2016年春のダイヤ改正以降は昼間の列車(副都心線直通)に「Fライナー」の列車愛称が与えられた。「快速急行」が列車種別で、「Fライナー」が列車愛称


急行

停車駅:池袋・石神井公園・ひばりヶ丘・所沢~飯能間の各駅


池袋線の中心的な種別。池袋~飯能間、池袋~小手指間で運行される。


通勤急行

停車駅:所沢までの各駅と東久留米・保谷・大泉学園・石神井公園・池袋


平日朝ラッシュ時の池袋行が平日に5本運行される。急行が通過する東久留米、保谷、大泉学園に停車するが、急行・快速急行が停車するひばりヶ丘を通過するのが特徴。


快速

停車駅:池袋・練馬・石神井公園・ひばりヶ丘〜飯能間の各駅

※地下鉄直通列車は練馬から地下鉄有楽町線・副都心線内各駅停車


快速急行と同じく西武池袋駅発着の列車と、東京メトロ有楽町線副都心線直通の列車が混在する。地下鉄直通の列車の中では最速の種別である。有楽町線直通列車は有楽町線内では各停として、副都心線直通列車は副都心線内では急行として運行される。種別の変更は小竹向原で行われる。


準急

停車駅:池袋・練馬・石神井公園〜飯能間の各駅

※地下鉄直通列車は練馬から地下鉄有楽町線・副都心線内各駅停車


快速同様、西武池袋駅発着の列車と、東京メトロ有楽町線副都心線直通の列車が混在する。さらに西武狭山線に乗り入れて西武球場前駅まで直通する列車も存在する。ひばりヶ丘で後から来る急行と待ち合わせすることも多い。


通勤準急

停車駅:小手指~大泉学園の各駅・練馬・池袋


平日朝の上りのみ、所沢・小手指始発で池袋まで6本運行される。急行・快速急行停車駅の石神井公園は通過する。ひばりヶ丘では後から来る急行に、練馬では地下鉄直通列車に接続する。


各駅停車

停車駅:各駅


全ての駅に停まる。東京メトロ有楽町線副都心線直通列車もある。一部は豊島線に直通。


系統

池袋線系統

池袋線は、池袋~飯能間と飯能~吾野間に運転系統が分けられている。

前者は多種多様な種別が走る一方、後者は各駅停車のみで、ワンマン運転である。こちらは4連で、ほぼ全ての列車が秩父線に直通する。


豊島線

練馬~豊島園間の路線。池袋線に乗り入れるのは全て普通で、8連の場合が多い。


西武有楽町線

直通先である東京メトロの路線との混同を防ぐため、敢えて西武有楽町線と記す。練馬〜小竹向原間の路線。西武唯一の地下鉄路線で、ここを通る全ての電車が有楽町線・副都心線に乗り入れる。


狭山線

西所沢~西武球場前間の路線。西武球場前駅で西武山口線(レオライナー)に接続。西武ドームで野球の試合が開催された日は、地下鉄直通列車や臨時特急「ドーム」が走ることもある。


秩父線

吾野~西武秩父間の路線。種別は特急「ちちぶ」と各駅停車(快速急行なども入るが各駅に停まる)の2つ。各駅停車はそのまま飯能まで直通するほか、土休日は池袋から(まで)、また、秩父鉄道に直通する列車も見られる。

駅一覧

凡例

●:停車,レ:通過,↑:通過(一方向のみの運転)、☆:東京メトロ有楽町線副都心線直通電車が停車

無記:運行無し

池袋線・秩父線(池袋~西武秩父駅)

駅名読み特急快速急行(Fライナー含む)急行快速通勤急行準急通勤準急普通乗り換え路線
池袋いけぶくろ
  1. 東武東上線
  2. JR江戸環状線
  3. 埼京線
  4. 湘南新宿ライン
  5. 東京メトロ丸ノ内線
  6. 東京メトロ有楽町線
  7. 東京メトロ副都心線
椎名町しいなまち
東長崎ひがしながさき
江古田えこだ
桜台さくらだい
練馬ねりま
  1. 西武豊島線
  2. 西武有楽町線
  3. 都営地下鉄大江戸線
中村橋なかむらばし
富士見台ふじみだい
練馬高野台ねりまたかのだい
石神井公園しゃくじいこうえん
大泉学園おおいずみがくえん
保谷ほうや
ひばりヶ丘ひばりがおか
東久留米ひがしくるめ
清瀬きよせ
秋津あきつJR武蔵野線
所沢ところざわ西武新宿線
西所沢にしところざわ西武狭山線
小手指こてさし
狭山ヶ丘さやまがおか
武蔵藤沢むさしふじさわ
稲荷山公園いなりやまこうえん
入間市いるまし
仏子ぶし
元加治もとかじ
飯能はんのう
東飯能ひがしはんのうJR八高線
高麗こま
武蔵横手むさしよこて
東吾野ひがしあがの
吾野あがの
西吾野駅にしあがの
正丸しょうまる
芦ヶ久保あしがくぼ
横瀬よこぜ
西武秩父せいぶちちぶ秩父鉄道(御花畑駅)

西武有楽町線

駅名読み快速急行快速準急普通乗り換え路線
⇑西武池袋線,飯能まで直通運転。
練馬ねりま
  1. 西武池袋線
  2. 西武豊島線
  3. 都営地下鉄大江戸線
新桜台しんさくらだい
小竹向原こたけむかいはら
  1. 東京メトロ有楽町線
  2. 東京メトロ副都心線(和光市方面)
  1. 東京メトロ有楽町線,新木場まで直通運転。
  2. 東京メトロ副都心線東急東横線経由みなとみらい線元町・中華街まで直通運転。

豊島線

駅名読み普通乗り換え路線
駅名読み⇑西武池袋線、池袋まで直通。
練馬ねりま
  1. 西武池袋線
  2. 西武有楽町線
  3. 都営地下鉄大江戸線
豊島園としまえん都営地下鉄大江戸線

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