概要
1985年-86年にかけて放映された、ロボット生命体達の抗争を描いた海外アニメ『トランスフォーマー』シリーズの記念すべき第一作。
ちなみにこれは国内版でのタイトルで、本家米国では一足早く1984-86年に『THE TRANSFORMERS』のシーズン1-2として放送された。
また、キャラクターや組織の名前、エピソードの放送順、セリフの内容など、日本版とは細かな違いが多数ある。
あらすじ
はるか昔、超ロボット生命体「トランスフォーマー」が住む惑星セイバートロンでは、平和を愛するサイバトロンと、武力による惑星の統治を目指すデストロンの2つの種族が永きに亘り戦争を続けていた。この戦争の影響によって、セイバートロン星のエネルギーは枯渇しようとしていた。
サイバトロンは総司令官コンボイの指揮の下、外宇宙へのエネルギー探索を開始。デストロンも、破壊大帝メガトロンの指揮下で、これを妨害すべく追撃を開始。
宇宙空間での戦闘中、双方の宇宙船が「とある惑星」の重力に引き寄せられてしまう。両宇宙船はその惑星に墜落。彼らは全員、機能を停止した。
それから400万年後、火山の噴火のショックで宇宙船のコンピューターが再起動し、生命再生装置により、トランスフォーマー達は「その惑星」の到る所にあるエネルギーを蓄えられた物体の姿を借り、復活を遂げた。
メガトロン率いるデストロンは「この惑星」の豊富なエネルギーに目をつけ、宇宙支配の野望を抱く。対するサイバトロンも、それを阻止せんと立ち上がった。
こうして、サイバトロンとデストロンは、地球を舞台に戦いを再開する事になった。
登場人物
サイバトロン
総司令官コンボイ
サイバトロンのリーダー。トラックに変形する。いい考えが浮かぶと失敗フラグ。
副官マイスター
ビークルモードはポルシェ。地球の文化になじんでいる。
警備員アイアンハイド
デストロンは引きずりおろして細切れにする赤組。日産チェリーバネットに変形する。
技術者ホイルジャック
関西弁で話すマッドサイエンティスト。ビークルはランチアストラトスターボ。
偵察員ハウンド
ジープに変形。地球の自然が好き。
情報員バンブル
小柄なミニボット部隊の一員で、スパイクの親友。ビークルはワーゲンのビートル。
戦士クリフ
小柄なボディに似合わず好戦的なサイバトロンの赤組。ビークルはポルシェ。
戦士ランボル
ラフファイトを好む赤組。ビークルはカウンタック。ロケットブースターを背負っている。
戦士サンストリーカー
ランボルの双子の兄弟。カウンタック改造車に変形する。かなりのナルシスト。
看護員ラチェット
口の悪い軍医。実はアイアンハイドと同型。
航空防衛戦士スカイファイアー
スタースクリームの旧友。大人の事情により、日本語版において登場するのは
終盤となる。
ダイノボットのリーダー。T-レックスに変形。自分は強いと自惚れているが、実際かなり強い。
デストロン
破壊大帝メガトロン
防衛参謀レーザーウェーブ
留守番係。レーザーガンに変形。
情報参謀サウンドウェーブ
ラジカセに変形。胸からカセットロンを繰り出せる。
光学情報兵リフレクター
スペクトロ、ビューファインダー、スパイグラスの三体が合体してカメラになる。影が薄い
デストロンの航空戦力。F-15に変形。
航空参謀 スタースクリーム
航空兵スカイワープ
ジェットロン部隊の紫の方。子供は苦手だ。ワープできるがあまり使わない。
航空兵サンダークラッカー
ジェットロン部隊の水色の方。影が薄い。
地球人
スパイク・ウィトウィッキー
コンボイ達と知り合った青年。一般人のくせに、小さめのトランスフォーマーとそこそこ戦えるほど強い。
サイバトロンの作戦行動にも同行し、バンブルに同乗する事が多い。
スパークプラグ
スパイクの父親。
息子共々サイバトロンの良き協力者として活躍。
チップ・チェイス
スパイクの友達。
下半身不随だが天才的頭脳を持つ。
カーリー
ゲーセンで出会った行動力のある女性。
強さといい頭脳といい破格の能力を持つ。
ラウル
トラックスとブロードキャストの友達。
アーカビル
かわいそうな悪の科学者。
その他大勢
関連項目
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー→トランスフォーマー2010