ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

西武池袋線の編集履歴

2020-03-22 17:44:40 バージョン

西武池袋線

せいぶいけぶくろせん

関東の大手私鉄、西武鉄道が所有する路線の一つ。

概要

西武池袋線とは、西武鉄道の本線格の路線の一つである。池袋駅から吾野駅のことを指す(ただし、実際は途中の飯能駅で運転系統が分断されている)。支線に西武豊島線(豊島線)、西武有楽町線西武狭山線(狭山線)、西武秩父線(秩父線)がある。


池袋線は、池袋~飯能間と飯能~吾野間に運転系統が分けられている。前者は多種多様な種別が走る一方、後者は各駅停車が基本で、その各駅停車はワンマン運転・4両編成で、ほぼ全ての列車が秩父線に直通する。飯能~吾野間は一応池袋線の扱いだが、深夜便を除き吾野~西武秩父間の西武秩父線と一体化しているため、まとめて飯能~西武秩父間が秩父線扱いされることもある。また、土休日は池袋から(まで)、また、秩父鉄道に直通する列車も見られる。


沿革

池袋線は本来、西武鉄道ではなく「武蔵野鉄道」と言う私鉄が1915年に建設した路線である。

この頃の旧・西武鉄道は西武新宿線系統だけを所有する鉄道会社であった。

設立時から東武鉄道と関係があった東上鉄道(のちの東武東上線)とは違い、武蔵野鉄道と西武鉄道は全く関係がなく、むしろ競合相手であった。

ちなみに当初は飯能以西で採れる木材の輸送など貨物を主体とした路線であった。


現在では考えられないことだが、1930年代には昭和大恐慌の煽りを受け経営が苦しくなった。電気代を滞納したために送電を停止され、電車が走れなくなったこともあった。しかし、ある人物の手によって「武蔵野鉄道」と「西武鉄道」は合併。武蔵野鉄道は「西武池袋線」となって再出発した。


武蔵野鉄道時に建設した区間が吾野までであり(故に池袋線の終点が吾野)、西武鉄道となった後に吾野から西武秩父までを伸ばして(故にこの区間が西武秩父線)現在の形になっている。が、建設当初の終点飯能が用地買収に失敗し延伸できない状態になってしまったためスイッチバックにせざるを得なくなったという経緯がある。


戦後から現在に至るまでは、東京と郊外を結ぶ通勤路線・及び秩父を結ぶ観光路線として機能しており、かつては東急田園都市線小田急小田原線と並ぶ混雑路線であった。東京メトロ有楽町線副都心線秩父鉄道と相互直通を行っている。さらに2013年より副都心線を介して東急東横線みなとみらい線との直通運転を開始した。一部列車には現在Fライナーという愛称を設定している(後述)。また、東急東横線・みなとみらい線との直通運転を開始したことにより、副都心線を経由する形で西武車両が神奈川県に初めて乗り入れることになった。


ちなみに副都心線・有楽町線のもうひとつの直通先である東武鉄道の車両は、既に半蔵門線を経由する形で神奈川県に乗り入れているため、直通運転開始で初めて乗り入れたわけではない(東武東上線ではなく東武伊勢崎線の車両だが)。


種別

特急「ちちぶ」「むさし」

停車駅:池袋・所沢・入間市・飯能・(横瀬・西武秩父)

※()内は「ちちぶ」の停車駅。


乗車券のほかに別途特急券が必要。池袋駅、飯能駅では特急専用ホームから乗車する。

ちちぶむさし


尚、これとは別に西武ドーム開催日にはドームが運行される。

基本的に定期列車のちちぶ・むさしはラビューの運転が基本で、臨時列車には西武10000系が運行される。


座席指定列車「S-TRAIN」

停車駅(平日):(←地下鉄線)-石神井公園・保谷・所沢・西所沢・小手指

停車駅(土・休日):(←地下鉄線)-石神井公園・所沢・入間市・飯能・西武秩父


2017年3月運行開始。乗車券のほかに別途座席指定券が必要。平日は豊洲発着、土・休日は元町・中華街発着で運行される。

S-TRAIN


(池袋発着)快速急行

停車駅:池袋・石神井公園・ひばりヶ丘・所沢・小手指・入間市・飯能〜西武秩父間各駅


特別料金不要の列車では最速達の列車で、特急・急行の補完的な役割を持つ。

2013年3月のダイヤ改正で快速急行は地下鉄直通列車にシフト、また秩父鉄道直通列車も2020年3月に運行を終了。この結果、現在は平日朝ラッシュ時に設定されている飯能発池袋行き2本、土・休日夕方に設定されている西武秩父発池袋行き1本のみの設定となった。


(地下鉄直通)快速急行&快速急行「Fライナー

停車駅:(←地下鉄線)小竹向原・新桜台・練馬・石神井公園・ひばりヶ丘・所沢・小手指・入間市・飯能


特別料金不要の列車では最速達の列車で、こちらは昼間を中心に運転される。

練馬から地下鉄線に入り、有楽町線新木場(平日朝のみ)、または副都心線・東急東横線経由でみなとみらい線元町・中華街まで運転される列車がある。


西武池袋発着の快速急行は練馬を通過するが、有楽町線・副都心線直通の快速急行は練馬に停車するという違いがある。昼間の列車(副都心線直通)には「Fライナー」の列車愛称を設定している。「快速急行」が列車種別で、「Fライナー」が列車愛称


急行

停車駅:池袋・石神井公園・ひばりヶ丘・所沢~飯能間の各駅


池袋線の中心的な種別。池袋~飯能間、池袋~小手指間で運行される。


通勤急行

停車駅:所沢までの各駅と東久留米・保谷・大泉学園・石神井公園・池袋


平日朝ラッシュ時の池袋行が平日に5本運行される。急行が通過する東久留米、保谷、大泉学園に停車するが、急行・快速急行が停車するひばりヶ丘を通過するのが特徴。


快速

停車駅:池袋・練馬・石神井公園・ひばりヶ丘〜飯能間の各駅

※地下鉄直通列車は練馬から地下鉄有楽町線・副都心線内各駅停車


快速急行と同じく西武池袋駅発着の列車と、東京メトロ有楽町線副都心線直通の列車が混在する。地下鉄直通の列車の中では最速の種別である。有楽町線直通列車は有楽町線内では各停として、副都心線直通列車は副都心線内では急行として運行される。種別の変更は小竹向原で行われる。


準急

停車駅:池袋・練馬・石神井公園〜飯能間の各駅

※地下鉄直通列車は練馬から地下鉄有楽町線・副都心線内各駅停車


快速同様、西武池袋駅発着の列車と、東京メトロ有楽町線副都心線直通の列車が混在する。さらに西武狭山線に乗り入れて西武球場前駅まで直通する列車も存在する。ひばりヶ丘で後から来る急行と待ち合わせすることも多い。


通勤準急

停車駅:小手指~大泉学園の各駅・練馬・池袋


平日朝の上りのみ、所沢・小手指始発で池袋まで6本運行される。急行・快速急行停車駅の石神井公園は通過する。ひばりヶ丘では後から来る急行に、練馬では地下鉄直通列車に接続する。


各駅停車

停車駅:各駅


全ての駅に停まる。東京メトロ有楽町線副都心線直通列車もある。一部は豊島線に直通。


主な車両

特急電車


通勤電車

自社車両


他社乗り入れ車両


停車駅一覧

ここでは便宜上、西武秩父線の駅も掲載。

  • ●:停車,レ:通過,↑:通過(一方向のみの運転)、☆:東京メトロ有楽町線副都心線直通が停車、無記:運行無し
  • ※:平日のS-TRAINが停車(練馬駅は平日下り列車のみ客扱い)

池袋線・秩父線(池袋~西武秩父駅)

駅番号駅名読み特急S-TRAIN快速急行急行快速通勤急行準急通勤準急各停乗り換え路線
SI01池袋いけぶくろ
  1. 東武東上線
  2. JR山手線/埼京線/湘南新宿ライン
  3. 東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線
SI02椎名町しいなまち
SI03東長崎ひがしながさき
SI04江古田えこだ
SI05桜台さくらだい
SI06練馬ねりま
  1. 西武豊島線/有楽町線
  2. 都営大江戸線
SI07中村橋なかむらばし
SI08富士見台ふじみだい
SI09練馬高野台ねりまたかのだい
SI10石神井公園しゃくじいこうえん
SI11大泉学園おおいずみがくえん
SI12保谷ほうや
SI13ひばりヶ丘ひばりがおか
SI14東久留米ひがしくるめ
SI15清瀬きよせ
SI16秋津あきつJR武蔵野線
SI17所沢ところざわ西武新宿線
SI18西所沢にしところざわ西武狭山線
SI19小手指こてさし
SI20狭山ヶ丘さやまがおか
SI21武蔵藤沢むさしふじさわ
SI22稲荷山公園いなりやまこうえん
SI23入間市いるまし
SI24仏子ぶし
SI25元加治もとかじ
SI26飯能はんのう
SI27東飯能ひがしはんのうJR八高線
SI28高麗こま
SI29武蔵横手むさしよこて
SI30東吾野ひがしあがの
SI31吾野あがの
SI32西吾野駅にしあがの
SI33正丸しょうまる
SI34芦ヶ久保あしがくぼ
SI35横瀬よこぜ
SI36西武秩父せいぶちちぶ秩父鉄道(御花畑駅)

関連タグ

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました