路線データ
路線名 | 田園都市線 |
---|---|
区間 | 渋谷 - 中央林間 |
路線距離 | 31.5km |
軌間 | 1067mm(狭軌) |
駅数 | 27駅 |
電化区間 | 全線(直流1,500V) |
複々線区間 | 二子玉川 - 溝の口間(大井町線と共用) |
複線区間 | 渋谷 - 二子玉川間/溝の口 - 中央林間間 |
閉塞方式 | 車内信号閉塞式 |
保安装置 | ATC-P |
運転指令所 | 運輸指令所(東急指令) |
最高速度 | 110km/h |
第1種鉄道事業者 | 東急電鉄 |
概要
渋谷(東京都渋谷区) - 中央林間(神奈川県大和市)間を結ぶ東急電鉄の主力路線の1つで、会話等で「田都」と省されることも多い。路線記号はDT(Den-en-Toshi)、ラインカラーは緑。
都心の重要交通ターミナルの1つ・渋谷と二子玉川までのビジネス街と繁華街、そして神奈川県内の日本有数の大規模な住宅街を繋ぐ路線のため、ラッシュ時の激しい混雑でも知られる。
その路線名に反し、沿線再開発が進んだため、最早車窓から田園地帯は望めない。
東急保有路線では最長の距離である。また、東急で横浜市・川崎市以外の神奈川県下に駅を持つのも当線しかない(中央林間・つきみ野が大和市にある)。
詳細は後述するが、相互直通運転を行っている東京メトロ半蔵門線と一体のダイヤグラムが組まれている。
1989年(平成元年)12月4日に横浜市青葉区(当時は分区前の緑区)にあった「田奈1号踏切」が廃止されたことに伴い、田園都市線内の踏切は全廃され、路線は立体化されている。
また、普通に乗車しているだけでは分かり辛いかもしれないが、多摩丘陵という非常に凹凸が多く高低差が激しい地形を高架・トンネル・盛土・掘割等でスムーズにクリアしている。
二子玉川- 溝の口間は複々線区間であり、内側2線を大井町線が使用している。田園都市線直通急行や大井町線内完結の各停の一部(B各停)は田園都市線の線路を走行する。
車両基地・留置線
車両基地は長津田検車区。長津田近隣にあり、田園都市線と大井町線・こどもの国線車両が所属する。
また長津田駅構内で繋がるこどもの国線恩田横に長津田工場があり、東急電鉄・横浜高速鉄道所属の全車両が検査や改造等の為に出入りする際、田園都市線二子玉川 - 長津田間を経由する。なお、同駅構内にはJR東日本横浜線との連絡線(非電化)があり、東急・横浜高速鉄道及び半蔵門線新造車両授受が同駅で行われる。
溝の口・梶ヶ谷に大井町線用留置線がある。
鷺沼駅構内に長津田検車区鷺沼車庫があり、田園都市・大井町線用車両留置が行われる。この留置線は長津田検車区誕生前に存在した鷺沼検車区敷地の一部で、半蔵門線が線内に車庫を有さないため、長津田検車区誕生時に営団地下鉄(現・東京メトロ)に譲渡され、同社鷺沼検車区及び鷺沼工場として使用されている。
なお、同工場は半蔵門線及び日比谷線検査を行なっているため、日比谷線車両が東横線中目黒から目黒・大井町線を経由して同工場まで運行される。
直通区間
2006年(平成18年)3月18日以降の直通運転区間は以下の通り。
東急電鉄
- 大井町線:二子玉川 - 大井町間
※大井町線車両による片乗入、田園都市線車両直通はない。
東京地下鉄(東京メトロ)
- 半蔵門線:渋谷 - 押上(スカイツリー前)間
※伊勢崎線押上(スカイツリー前) - 東武動物公園間は「東武スカイツリーライン」の愛称が設定されている。
朝ラッシュ
田園都市線は以前から混雑率が高い路線として有名。
大井町線急行運行開始で混雑率は開始前の196%前後→180%未満まで減少し、東西線や千代田線よりは下回ったが、それでも急行を中心に高い数字となっている。渋谷 - 二子玉川間は特に混雑する。
この混雑の影響で、東武30000系は分割可能な構造が仇となり大部分が東武本線系統の地上線に転用され、後に全編成が東上本線に転属した。
また、渋谷は利用者の割にホームが島式1面2線且つ激狭。
(将来、上りホームを増設して2面3線化するという計画があるが、周りのビルの構造や敷地の関係もあり、改良に関する具体的な内容はまだ示されていない。情報リニアの記事を参照)。
その一方、東横線や小田急線と異なり、朝ラッシュ下り・夕ラッシュ上りなどの逆方向の混雑はほとんどなく、空いている特徴も持つ。
さらに、渋谷経由のほとんどの電車が半蔵門線と直通している以上、二子玉川でQseatを購入しない限りは着席保障はない。
その影響もあり近年は高津区、青葉区を中心に人口減少が発生している。
とりわけ小田急小田原線複々線化してから小田急の混雑緩和と所要時間短縮や横浜市の行政サービス問題もあり小田急小田原線に沿線民の流出が目立つ状況になるなど通勤苦が人口減に響く事やコロナ禍の影響も大きい。
故に近年は、東西線や横須賀線と比べて混雑率はやや緩和されており、両線よりは楽となっている。
沿革
東急の前身会社の1つ「玉川電軌」が1907年(明治40年)に開業した渋谷 - 二子玉川園(現・二子玉川)間路面電車「玉川線(玉電)」から始まる。
「田園都市線」の名は1963年(昭和38年)、現在の大井町線を一時改称した大井町 - 溝の口間路線として初めて登場した。
その後交通渋滞対策と輸送力の盤石化から玉川線が通常の鉄道路線へ転換される事になり、高度成長期におけるニュータウン「多摩田園都市」開発に伴う新規路線として、田園都市線の溝の口駅から中央林間駅までの延伸も始まる。田園都市線はこの「多摩田園都市」に由来する路線名である。
1977年(昭和52年)に旧玉川線のルート地下に地下路線「新玉川線」が開通し、営団半蔵門線との直通も開始。
この路線は当初は二子玉川園(現・二子玉川)止まりであったが、1979年(昭和54年)には同駅以南と全面的な直通運行に移行。合わせて、大井町 - 二子玉川園間は大井町線の名称に戻り、基本的な運行系統も分離する形で切替えられた。
その5年後、1984年(昭和59年)4月9日に中央林間まで全通した。余談であるが、当区間は2023年(令和5年)3月18日に新横浜線が開通するまで東急で最も新しい延伸区間であった。
そして2000年(平成12年)8月6日、新玉川線は田園都市線に統合され、現在の区間となった。
2003年(平成15年)3月19日に半蔵門線が押上(スカイツリー前)まで延伸されたことに伴い、東武伊勢崎・日光線との相互直通を開始。2006年3月18日には伊勢崎線直通区間を久喜まで延伸した。
2012年(平成24年)よりDTの駅ナンバリングが導入された。
運行形態・列車種別
田園都市・大井町線系統の2系統がある。田園都市線系統は田園都市線及び直通他社の車両で、大井町線系統は大井町線の車両で運行される。
田園都市線上り列車は渋谷で半蔵門線及び東武線の種別に変更する列車がある。
大井町線については当該項目も参照。本項では田園都市線直通列車について記載する。
急行
最速達列車。平日朝ラッシュ時を除いて終日運行される。かつては逆にラッシュ時のみの種別であった。
- 田園都市線系統
1983年(昭和58年)1月22日、渋谷 - 長津田間で運行開始。当時はラッシュ時のみ運行で、当初あざみ野は通過していた。その後1996年4月26日ダイヤ改正で快速を統合した上で日中時間帯及び全線での運行を開始。この時はあざみ野・南町田(現・南町田グランベリーパーク)は通過していた。
2002年(平成14年)3月28日からあざみ野、2006年3月18日から土休日限定で南町田、2019年(令和元年)10月1日から同駅に終日停車するようになった。
主な運行区間は久喜・南栗橋 - 東武動物公園 - 押上(スカイツリー前) - 中央林間間。
土休日一部下りを除く全列車が半蔵門線と直通、同線内は各駅に停車する。また、上りの大半は種別を変更しないまま東武線に直通する。
2021年(令和3年)3月13日ダイヤ改正以降は日中時間帯は20分間隔毎時3本設定され、上りは全て東武直通であるが、下りは全て押上(スカイツリー前)発。
日中時間帯以外は東武線からの下り列車や上り押上行、長津田発着や渋谷駅始発、半蔵門線や東武線途中駅発着列車も設定される。ほとんどの列車が鷺沼・長津田で緩急接続を行う他、下りのみ二子玉川で後続の各停に乗換が可能。
停車駅
渋谷 - 三軒茶屋 - 二子玉川 - 溝の口 - 鷺沼 - たまプラーザ - あざみ野 - 青葉台 - 長津田 - 南町田グランベリーパーク - 中央林間
- 大井町線直通
最初に運行されたのは2006年3月18日。この時は土休日限定で上下3本ずつの設定。田園都市線内のみ急行運行を行い、大井町線内は各駅に停車した。
2008年(平成20年)3月28日ダイヤ改正で大井町線内での急行運行を開始し、使用車両を6両編成(当時)の6000系に統一。2009年(平成21年)7月11日には大井町線が溝の口まで延伸されたが、この時はまだ田園都市線に直通する列車は僅かだった。
2012年(平成24年)3月12日から土休日に限り日中時間帯急行の一部が長津田まで(上り1本のみ中央林間発)乗入を開始。2019年10月1日から中央林間まで延長された。
現在は6000・6020系7両編成で運行されている。そのため、大井町方面の接近放送では「急行大井町行が短い7両編成で参ります(中略)この電車は渋谷方面には参りません」と、田園都市線列車より短い両数であること・渋谷方面には行かないことが案内される。日中時間帯は全列車が中央林間まで直通。20分間隔毎時3本設定されている。
直通列車の田園都市線への転線は上下線共に二子玉川で行うため、同駅では大井町線ホーム、溝の口では田園都市線ホームに停車する。
平日夕方以降の下り長津田行一部列車に「QSEAT」が導入されている。
二子玉川・鷺沼・長津田では田園都市線各停と接続する。
停車駅
大井町 - 旗の台 - 大岡山 - 自由が丘 - 二子玉川 - 溝の口 - 鷺沼 - たまプラーザ - あざみ野 - 青葉台 - 長津田 - 南町田グランベリーパーク - 中央林間
準急
準速達列車。停車駅はかつて運行されていた「快速」の停車駅にあざみ野及び長津田 - 中央林間間の各駅を加えたもの。田園都市線系統のみ設定されている。
2007年(平成19年)4月5日に平日朝ラッシュ時上り急行を置換える形で運行開始。当時の停車駅は二子玉川までの急行停車駅と二子玉川→渋谷間の各駅。長津田発のみ設定された。
翌2008年3月28日ダイヤ改正で中央林間発が設定された。
2014年(平成26年)6月21日ダイヤ改正で下り及び日中運行を開始。南町田(現・南町田グランベリーパーク)が停車駅に加わった。
2019年10月1日ダイヤ改正で長津田 - 中央林間間の各駅に停車するようになった。
夕方以降の一部時間帯を除き、ほぼ終日運行される。
日中は全て押上(スカイツリー前) - 中央林間間運行で、20分間隔毎時3本設定されている。その他の時間帯には東武線直通列車や途中駅発着も設定される。
停車駅
渋谷⇔二子玉川間各駅 - 溝の口 - 鷺沼 - たまプラーザ - あざみ野 - 青葉台 - 長津田⇔中央林間間各駅
各停
全駅に停車する普通列車。
- 田園都市線系統
早朝・深夜以外のほとんどの列車が渋谷から半蔵門線に直通。さらに、一部は押上(スカイツリー前)から東武伊勢崎線に直通する。東武線直通列車は渋谷で急行or準急に種別変更を行う。
日中は毎時6本設定される。上りは押上・南栗橋行が3本ずつ、下りは全て東武線からの直通で久喜・南栗橋発がそれぞれ3本ずつ運行される。
ほとんどの列車が途中駅で大井町線急行を含む優等列車待避を行う。
ラッシュ時等には入出庫のため、長津田・鷺沼発着や半蔵門・東武線途中駅発着も運行される。
なお、2014年6月21日 - 2021年3月12日まで日中に毎時2本渋谷発着列車が設定されていた。この列車は早朝や夜間折返列車の様にホームでの折返しや表参道側に設置された渡り線を利用しての折返しは行わず、渋谷到着後、東京メトロ乗務員と交代し回送で渋谷 - 半蔵門間を走行。渋谷に戻った後、東急乗務員と交代、始発各停として運行された。
しかし、渋谷の田園都市線・半蔵門線ホームは島式ホーム1面2線構造のため、狭い。また田園都市線のほとんどの列車が半蔵門線に直通するため、同駅到着時に思い込みや確認不足による誤乗車も多く、旅客の下車に時間が掛かり、後続列車に遅延が生じる場合が多かった。
- 大井町線直通
詳細は大井町線の項を参照。
基本的に溝の口(一部鷺沼)発着で、大井町線5両編成が使用される。
二子新地・高槻を通過する(これらの駅には大井町線ホームがないことから、厳密には通過ではなく非経由扱いとされている)「G各停」と、二子玉川及び溝の口駅で転線し、両駅に停車する「B各停」があり、これらは列車や駅の電光掲示板で区別されているので注意が必要。
日中は6 - 7分間隔毎時9本設定され、そのうち、B各停は20分間隔毎時3本運行される。その他の時間帯はほとんどがG各停で運行される。
なお、朝上り・夜下りで出入庫のため、鷺沼発着が設定されているが、これらは全てB各停で運行される。
過去の種別
- 快速
1968年(昭和43年)10月1日 - 1996年(平成8年)4月25日に設定されていた優等列車。大井町行「通勤快速」と渋谷・半蔵門線内発着「快速」があった。共に表示上は「快速」であった。
前述の「準急」が快速とほぼ同じ停車駅で運行しているが、大きな違いとして快速運行当時のあざみ野は優等列車通過駅であった。
- 大井町線直通(通勤快速)
快速設定当初運行されていた列車。朝ラッシュ時に「通勤快速」と称し、上りのみの運行でつきみ野発大井町行として運行された。
1979年8月12日に田園都市線・大井町線が分離されたため、廃止された。
停車駅
(長津田までの各駅) → 青葉台 → たまプラーザ → 鷺沼 → 溝の口 → (二子玉川から先の各駅)
- 新玉川線直通
1977年11月16日より日中に「お買い物快速」と称して運行を開始。大井町線系統分離後は終日に渡り設定された。
1983年1月22日から朝夕ラッシュ時のみ急行が新設されたが、それでも田園都市線における基本の優等列車は快速のままであった。
1989年1月26日の半蔵門線三越前延伸に伴うダイヤ改正で平日朝夕ラッシュ時及び土曜朝ラッシュ時快速を廃止した。
1996年4月26日ダイヤ改正で全快速が急行に昇格した。
廃止時まで長津田発着で設定され、中央林間までは運行されなかった。
停車駅(新玉川線直通)
渋谷⇔二子玉川間各駅 - 溝の口 - 鷺沼 - たまプラーザ - 青葉台 - 長津田
駅一覧
停車:● 通過:レ
駅番号 | 駅名 | 急行 | 準急 | 乗換路線 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
↑東京メトロ半蔵門線経由東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)久喜/日光線南栗橋まで直通 | - | ||||
DT01 | 渋谷 | ● | ● | - | |
DT02 | 池尻大橋 | レ | ● | - | - |
DT03 | 三軒茶屋 | ● | ● | 世田谷線(SG01) | - |
DT04 | 駒沢大学 | レ | ● | - | 駅名は新字体、大学名は旧字体 |
DT05 | 桜新町 | レ | ● | - | 上下線別の二層構造であり、トンネル内の壁を隔てた急行の通過線がある |
DT06 | 用賀 | レ | ● | - | 非常用渡り線あり |
- | - | - | ↑大井町線大井町まで直通 | ||
DT07 | 二子玉川 | ● | ● | 大井町線大井町方面(OM15) |
|
- | - | - | - | ↑東京都/↓神奈川県 | |
DT08 | 二子新地 | レ | レ | 大井町線B各停停車駅 | |
DT09 | 高津 | レ | レ | 大井町線B各停停車駅 | |
DT10 | 溝の口 | ● | ● | ||
DT11 | 梶が谷 | レ | レ | - | 通過線・留置線あり |
DT12 | 宮崎台 | レ | レ | - | - |
DT13 | 宮前平 | レ | レ | - | - |
DT14 | 鷺沼 | ● | ● | 長津田検車区鷺沼車庫・東京メトロ鷺沼検車区が隣接 | |
DT15 | たまプラーザ | ● | ● | - | - |
DT16 | あざみ野 | ● | ● | 横浜市営地下鉄ブルーライン(B32) | 非常用渡り線あり |
DT17 | 江田 | レ | レ | 通過線あり | |
DT18 | 市が尾 | レ | レ | - | - |
DT19 | 藤が丘 | レ | レ | - | 通過線あり |
DT20 | 青葉台 | ● | ● | - | - |
DT21 | 田奈 | レ | レ | - | - |
DT22 | 長津田 | ● | ● |
| |
- | - | - | - | ↑神奈川県/↓東京都 | |
DT23 | つくし野 | レ | ● | - | 1972年(昭和47年)3月31日までの終点 |
DT24 | すずかけ台 | レ | ● | - | 1976年(昭和51年)10月14日までの終点 |
DT25 | 南町田グランベリーパーク | ● | ● | - | 2019年に「南町田」から改称 |
- | - | - | - | ↑東京都/↓神奈川県 | |
DT26 | つきみ野 | レ | ● | - | 1984年4月8日までの終点 |
DT27 | 中央林間 | ● | ● | 小田急江ノ島線(OE02) | 地下駅 |
使用車両
田園都市線用のうち、かつて東武線に直通出来ない編成には先頭車両前面にステッカーが貼られ、「サークルK」と呼ばれ、区別されていた。現在運用されている車両は全て直通対応車であるが、何らかの理由で一時的に直通出来なくなった場合でもこの措置が施されたことがある。
現在の使用車両
東急車(田園都市線用)
東急車(大井町線急行用7両編成)
溝の口より田園都市線に直通し、中央林間まで入線する。
東急車(大井町線各停用5両編成)
溝の口より田園都市線に直通、鷺沼まで入線する。
東京メトロ車
東武鉄道車
過去の使用車両
2009年の大井町線溝の口直通開始以降に運用終了した車両を記載。
東急車(田園都市線用)
- 8500系:1975年導入。老朽化のため2023年までに撤退。一部は長電・秩父鉄道・KRLジャボタベックに譲渡された他、最終残存編成は動態保存されている(後述)。
- 8590系:1997年に一時的に導入。2003年に東横線に戻った後、2006年より正式に田園都市線に導入。老朽化に伴い、2019年までに撤退。一部は富山地鉄に譲渡されている。
- 2000系:1992年導入。9020系として大井町線に改造・転用されたため、2018年までに撤退。
東急車(大井町線各停用5両編成)
- 8500系:2002年より使用。田園都市線からの転属車。老朽化のため、2019年までに撤退。
- 8090系:2006年より使用。東横線からの転属車。老朽化のため、2013年までに撤退。一部は秩父鉄道に譲渡されている。
- 8590系:2006年より使用。東横線からの転属車。老朽化のため、2013年までに撤退。一部は富山地鉄に譲渡されている。
- 2000系:2018年より使用。田園都市線からの転属車。9020系への改番に伴い、2019年に消滅。
東武鉄道車
- 東武30000系:1997年より使用。東武東上本線転属のため、2021年までに撤退。
その他
- 8500系8637F
2023年に1度運用離脱した同系最終残存編成。4両に短縮の上、動態保存されており、イベント時に田園都市線二子玉川 - 長津田間を走行出来る様になっている。
- 東急・横浜高速鉄道所属全車両
東急電鉄工場は長津田工場1ヶ所のため、検査・改造時に東急・横浜高速鉄道各線から田園都市線を経由し、長津田工場に入出場する。
- 東京メトロ日比谷線用車両
前述の通り、鷺沼工場入出場のため、日比谷線13000系が田園都市線を回送で走行する場合がある。過去には03系も同様の理由で田園都市線を走行した。