SCEI

そにーこんぴゅーたえんたていんめんと

ソニー・コンピュータエンタテインメント (Sony Computer Entertainment Inc.) の略称。SIE ソニー・インタラクティブエンタテインメント(Sony Interactive Entertainment) の旧社名。

SCEIは2016年4月1日付けでソニー・インタラクティブエンタテインメント（Sony Interactive Entertainment）に社名変更しています。

概要

正式名称「ソニー・コンピュータエンタテインメント（Sony Computer Entertainment Inc.）」の略称。

ソニー株式会社の子会社で、家庭用ゲーム機や、ゲームソフトなどの開発・製造・販売を行う日本の企業である。

ソニーが家庭用ゲーム機に参入するため子会社として1993年に設立。1994年に当時最先端技術であった3D映像を武器にした家庭用ゲーム機プレイステーションを販売。ファイナルファンタジー7の大ヒット、新作ドラゴンクエストのPS発売決定によってプレイステーションはハード市場の首位に立つ。ゲーム機だけでなくクラッシュバンディクー、サルゲッチュなど特徴的な自社製ソフトも積極的に販売していた。2000年には後継機プレイステーション2を発売。DVD再生機能としては安価で購入できたこともあり、ソフトが少なかった初期でも高い売り上げを出すことに成功した。モンスターハンターやドラゴンクエスト8などの有力ソフトが多数発売されたことで、マイクロソフト製のXbox、任天堂のゲームキューブなど同世代のゲーム機に対しても優位に立ち続けた。しかし、2006年頃になるとニンテンドーDSの爆発的普及によって携帯ゲーム機の勢力が増してからはプレイステーションポータブルを出すが、一時の勢いを失う。後を託した新型ゲーム機プレイステーション3はブルーレイ対応、高性能CPUを盛り込んだ結果、値段が62790円とゲーム機としては非常に高価格での発売となった。そのため、PS3は苦境に立たされ、Wiiに首位を渡すことになった。新型PS3で巻き返しに成功したが、この時点でSCEはこれまでの無理な値下げ、PS3に費やした費用により104億円の債務超過を抱えてその後ソニー本社と連携強化のために組織再編を行い、ソニー本社から多額の債務保証を2度受けて立て直しを図った。2016年にはSCEIとソニー・ネットワークエンターテイメントナショナルを統合し、ソニー・インタラクティブ・エンタテイメントLLCを設立。それに伴いSCEIはソニー・インタラクティブ・エンタテイメント(SIEI)に社名変更した。

主なゲームハード

据え置き機

携帯ゲーム機

発売ゲームソフト

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主なもの

SIRENシリーズ	「どうあがいても、絶望。」(SIRENより)

ジャンルは3D アクションホラーゲーム。かの「サイレントヒル」のスタッフが制作していること、また、テレビ CMが怖すぎるということで放送中止になったという逸話でも有名である。ホラーものには珍しい、日本を舞台にした、土着的・民俗的な題材を扱っている。

シリーズを通して、怪異現象に巻き込まれた普通の人々が、どう怪異の中どう生き抜こうとするかが、ストーリーの主な内容。シリーズもので、「SIREN」、「SIREN2」、「SIREN:New Translation」の三作品。

Pixivでは、ゲームの世界観のためにR-18Gの絵が多く投稿されている。また、ギャグ系統も多い。特にSIRENに登場した、宮田司郎は、「撲殺天使宮田」という愛称で呼ばれるほどの人気があり、ファンアートも多く投稿されている。

SIREN(2003.11.06/PS2)
SIREN2(2006.02.09/PS2)
SIREN:New Translation(2008.07.24/PS3)

俺の屍を越えてゆけ	「生きる、死ぬ、託す。」

ジャンルはロールプレイングゲーム。通称「俺屍(おれしか)」。

舞台は平安時代の京の都。京を荒らす鬼たちを滅ぼそうとする故に、短命と種絶に呪われた家系が、その過酷な運命に抗いつつ、神々の力を借りながら、京の都を平和へと導く話。独特なストーリーシステムは、『人間ダビスタ』と呼ばれる。

今なお、「日本のゲーム史に残る最低最悪の続編を作り出した作品」と言われており、SCEIの自社IPを軒並み潰したという噂まで出ている。

なお、上記の話はあくまでも噂なのだが同じくSIEの主要な作品であったワイルドアームズはアプリが配信されるまで停滞状態となり、ポポロクロイス物語はその後に出た作品は通常のRPGではなく牧場物語とのコラボ、サルゲッチュは2019年になってようやく公式アカウントが開かれたという事例から『噂ではなく本当なのではないか？』と言っている人も多い。

俺の屍を越えてゆけ(1999.06.18/PS・2011.11.10/PSP)

ICO	「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから」

ジャンルはアクションアドベンチャーゲーム。いけにえの少年、囚われの少女。行き場を失った二人が、霧の中の朽ちかけた古城を脱出しようと試みる。「手を繋ぐ」という斬新なシステムや、その世界観など、日本国内も然ることながら、海外でも非常に高い評価を受けたゲーム。

ワンダと巨像、また、発売未定の人喰いの大鷲トリコと同じグループが制作している。

ICO(2001.12.6/PS2・2011.9.22/PS3)

ワンダと巨像	「最後の一撃は、せつない。」

ジャンルはアクション。別名「握力ゲー」。

上記の通り、ICOの制作チームが作ったため、その独特な世界観が特徴的。魂を失った少女を生き返らせるために、「古えの地」と呼ばれる禁忌の地に眠る16の巨像を倒そうとする、ひとりの青年の話。

Pixivでは、世界観を重視した、「ふつくしい」と評価されるイラストが多い傾向にある。

ワンダと巨像(2005.10.27/PS2・2011.09.22/PS3)

パタポンシリーズ	「目覚めよ、勇者(ヒーロー)たち」(パタポン3より)

ジャンルは、言うなればアクションRPGと音ゲーを融合させた、通称「コマンド・カーニバル」。目玉のような可愛い不思議な生き物、「パタポン」の進軍のために、プレイヤーは神様となり、彼らに太鼓で指示を送る。シリーズもので、「パタポン」、「パタポン2ドンチャカ♪」、「パタポン3」と続く。

Pixivでは、パタポンたちの擬人化や単体で描かれたもの、他作品とのコラボなどが多い。

パタポン(2007.12.20/PSP)
パタポン2ドンチャカ♪(2008.11.27/PSP)
パタポン3(2011.04.28/PSP)

ワイルドアームズシリーズ	「本当の嘘なら、後悔はしない」(WAXFより)

ジャンルはロールプレイングゲーム。シリーズ通して、西部劇とSFを融合させた世界観が特徴的。それぞれの作品に「英雄」「想い出」「進化」などのキーワードが設けられている。シリーズもので、「WA1」、「WA2」、「WA3」、「WAF」、「WA4」、「WA5」、「WAXF」と続く。

WILD ARMS(1996.12.20/PS)
WILD ARMS 2nd IGUNITION(1999.09.02/PS)
WILD ARMS Advanced 3rd(2002.03.14/PS2)
WILD ARMS Alter code:F(2003.11.27/PS2)
WILD ARMS the 4th Detonator(2005.03.24/PS2)
WILD ARMS the Vth Vanguard(2006.12.14/PS2)
WILD ARMS XF(2007.08.09/PS2)

ボクと魔王

PS2初期につくられたロールプレイングゲーム。コミカルな世界観と、物語中盤からの陰鬱さが特徴的。設定が、主人公の初期装備が「拾った枝」であったり、「魔王」という立ち位置だというのに、ペラッペラという、色々とおかしいことも目に付く。だが、ファンの間では、「世界一地味な神ゲー」と呼ばれている。

Pixivでは、ファンアートが大半を占める。ときどき、魔王の擬人化が見られる。

ボクと魔王(2001.03.15/PS2)

勇者のくせになまいきだ。シリーズ

ジャンルはシミュレーションゲーム。プレイヤーは「破壊神」となり、世界征服を目論む「魔王」の野望を叶えるべく、その野望を打ち砕こうとする「勇者」たちを、プレイヤーの創造したダンジョンで蹴散らすゲーム。シリーズもので、「勇者のくせになまいきだ。」、「勇者のくせになまいきだor2」、「勇者のくせになまいきだ:3D」と続く。ゲーム内には様々なパロディが存在し、そろそろ訴えられないか心配である。

Pixivでは、登場人物の「魔王」に関するイラストが多い傾向にある。

ちなみに開発がアクワイアなためか俺屍の悪影響から免れる事が出来た数少ない作品である。

サルゲッチュシリーズ

メディア展開も多くなされているゲームシリーズ。ゲームでは総じて、プレイヤーたちは「ピポサル」と呼ばれるサルたちを様々な道具たちを駆使し、捕獲していくことが主である。

Pixivでは、ファンアート他、擬人化も多い。

どこでもいっしょシリーズ

ジャンルは人工知能系ゲーム。ポケピと呼ばれる生き物たちと会話をしたり、一緒に遊ぶこと、コミュニケーションソフト。そのほのぼのとした世界観から、根強い人気を誇り、様々な媒体でゲームが出されている。本シリーズのキャラクター・井上トロは、SCEIのマスコットキャラクターである。

Pixivでは、本作品の世界観を尊重した優しいイラストや、トロやクロがコスプレをしている姿、まいにちいっしょに関する絵が多い。

ぼくのなつやすみシリーズ

小学生の少年に仮託して、昭和の一夏を過ごす、シミュレーションゲーム。キャラクターは「キレイキレイ」のキャラクターで有名な方によるもの。シリーズもので、現在4作品。また、「8月32日」と呼ばれる有名なバグは、ゲーム史上最恐とまで呼ばれる。しかし、ゲーム自体は、特に戦後昭和の時代を生きた人々にとっては、暖かく懐かしい世界を再現したものとして人気である。