概要
・アニメ『ドラゴノーツ』の登場人物。
・アニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』の登場人物。
・アニメ『機動戦士ガンダムAGE』に登場する戦艦の名前。
・『Steins;Gate』シリーズに登場する人間の記憶をベースにした人工知能。
・pixivユーザーのオリジナルサイト。
→「アマデウス魔法学院」
概要
イギリスの劇作家ピーター・シェーファーが戯曲として生み出し、アメリカの映画会社によって映像化された。
ドイツ人の手によるクラシック音楽が盛んになり始めたウィーンを舞台に、「神に愛された天才作曲家」モーツァルトの生涯を、同業者で「神に愛されなかった努力型の秀才」サリエリの視点から描いた物語である。
モーツァルトは35歳で夭折したが、元々病弱で世渡り下手であった彼をサリエリが殺害又は工作によって経済・精神的に追い詰めたのではないかと疑う説が以前より存在した。
本作はこれをフィクションとして取り入れ、モーツァルトの実力を認めながらも嫉妬と苦悩にさいなまれる人物としてサリエリを新解釈した。
戯曲の初演は1979年のロンドン・オリヴィエ劇場。
翌年にはニューヨーク・ブロードウェイで上演され、1981年トニー賞戯曲部門を受賞した。
日本でも1982年から長らく上演されている。
モーツァルト役が江守徹、市川染五郎、武田真治と変わっている中、サリエリは一貫して松本幸四郎が演じてきた。
映画
映画化は1984年に公開され、原作者も脚本に参加した。
映画版のサリエリはモーツァルトのいい加減で信心深い性格を利用して宮廷音楽家から蹴落としていくが、彼が病に倒れてからその善良な人間性を知り自分の行いを後悔するようになる。
モーツァルトの没後は作曲家どころか文化人としてもすっかり落ちぶれてしまい、自殺未遂を起こして精神病院に送られるという身寄りのいない哀れな老人として描かれた。
物語は病院で回復したサリエリがカウンセリングに来た親父に過去を打ち明ける形式で進行し、最後は重症患者達に目を向けながら往年のモーツァルト独特の笑い方をしながら病室に戻っていった。
第57回アカデミー賞では11部門にノミネートされて8部門を受賞。
サリエリ役のＦ・マーリー・エイブラハムが主演男優賞を受賞した。
オーストリアを舞台にしているため、登場する人物達やオペラの言語は本来ならドイツ語である。
しかしイギリス人の英語での戯曲をアメリカの映画会社が制作した事もあったからなのか、本作ではほとんどがアメリカ人俳優が起用され言語も全て英語となった。
日本ではドイツ語版のソフトの入手が難しい事に加え、日本語吹替版もテレビ放映後2016年の新編集のDVDの発売までソフトがないような状態であった。
ちなみに日本語版モーツァルト役は三ツ矢雄二が担当している。
撮影ロケはチェコ、オーストリア、フランス等を中心に行われた。
