正義の味方か、悪魔の使者か。
キャラクターとしてのウルトラマンガイア→ウルトラマンガイア(キャラクター)
概要
平成ウルトラマンシリーズ第3作目。
制作は円谷プロダクション及び毎日放送。1998年(平成10年)9月5日より1999年(平成11年)8月28日まで全51話が毎週土曜日18:00~18:30にTBS系で放映された。
ガイアの名の通り地球をテーマとした作品であり、その根底では環境問題や生命倫理などを扱っている。ウルトラマンの本質は力の象徴である『光』であり、それを行使する『人』でもあるというテーマは前作から継承されており、まさかの完全地球産、それも自然の概念から生み出されたウルトラマンが爆誕した。
また、ライバルのウルトラマンであるウルトラマンアグルが登場するのも特徴。
これまでにも悪のウルトラマンやニセのウルトラマンは登場していたが、別のウルトラマンがレギュラーで活躍するのは初めてである(企画自体なら『ウルトラマンネオス』の方が先だったが、対立関係にあるという意味ではやはり『ガイア』が最初である)。
しかも、公式の映像媒体で青い正規戦士を登場させたのも当時としては画期的であった。
防衛チーム側の設定も、一つの組織にそれぞれのエキスパートチームが存在し、状況に応じて出動するチームが切り替わるという新しい試みがなされた(それまでの作品では出動する部署は一つだったり、別部署が登場してもゲストか設定のみの存在で終わるというケースが多かった)。それだけでなくサブレギュラーのマスコミ関係者(KCB)や風水師、上位組織の高官、天才集団(アルケミー・スターズ)といった異なる人物の視点からもドラマが展開され、魅力のあるサブキャラも多い。メカもコンテナから変形するという秀逸なデザインとなっている(一部メカはコンテナに収納されているという体裁で玩具が販売されたが)。
更に設定面はより緻密になり、SFらしさを増した。ガイア理論、ワームホール、反物質、パラレルワールド、シュレディンガーの猫、ニュートリノなど専門用語が登場しただけでなく、SF作品らしからぬ回やギャグ回も存在したり、風水の概念や聖書といった伝承・オカルト方面からの引用(例えばゾグ(第2形態)の身長が悪魔の数字とされる666m、ドビシ系の元ネタがヨハネの黙示録に登場する飛蝗であるなど)も見られたりと単なるSF作品の枠に止まらない作品でもある。OVではクトゥルフ神話の要素まで取り入れられているという守備範囲の広さを見せた。
特撮の方も平成三部作ラスト及び20世紀最後のウルトラマンシリーズということで、スタッフ達がお金に糸目をつけず(採算を考える者がいなかったともいうが)に制作に当たり、第1話などは一説には1億円を超える制作費がかけられたとさえ言われる。 結果的に円谷プロが後に子会社化する遠因となってしまったが、その分迫力・完成度共に素晴らしいものとなっている。
また、テーマが地球である為、他のシリーズほど宇宙を舞台にした戦闘や登場宇宙人が少ないのが特徴。(ゼブブやゾグ第一形態は明確に宇宙人カウントである様子。金属生命体、ブリッツブロッツは微妙な範囲である。)
テレビシリーズで全編フィルム撮影が使われたのは本作が最後であり、次作『ウルトラマンコスモス』からはドラマパートが、『ウルトラマンネクサス』以降は特撮パートを含む全編がビデオ撮影になった。
世界観
これまでのウルトラシリーズとは全く異なる世界観であり、完全に独立している。
M78星雲のウルトラ兄弟たちと関係がないのは前作・前々作のダイナ・ティガと同じであるが、その2作ともまた違う世界の話である。
時代設定は20世紀末となっており、放送当時とほぼ変わらないが、それより少し科学の発達した近未来が舞台となる。(TDG三部作の中では時代設定が最も昔の作品となっている。)
ウルトラシリーズで初めて、「過去作要素皆無」の作品を実現し、これまでの作品から一変、完全に独立した作品となった。
この流れは『ネクサス』まで続くことになる。というより、「過去作が皆無、一切なし」の作品は、テレビシリーズに限定しても、本作から『ネクサス』までの3作品しか存在しない。
ただし、コスモスは、客演ではない劇場版で、バルタン星人が、がっつり本編の重要な設定に関わっている。むしろTDGでは諸般の事情で避けられていた、成田亨怪獣の封印を解いた最初の作品がコスモスだったりするが、本編には一切過去作要素がない。また、本作も劇場版では過去作のキャラクターと共演してはいるが、M78要素は存在せず、共演した場も本編とは別世界である。
そのため劇場版を含め、劇中世界観にM78ワールドの要素が完全になくなったのも『ガイア』と『ネクサス』だけである。
また、本作から『マックス』までの作品と『ギンガS』以降の作品は世界観的に見れば単発で終わっており、本作以降の世界は一部を除いて本編終了後の客演作品などその後が描かれることは一切なくなった。
第1話において「宇宙戦闘獣コッヴ」が飛来するまで人々は怪獣の存在を知らなかった。
もちろん「ウルトラマン」という存在も最初から人々は知らず、ガイアは最初は「巨人」などと呼ばれていた。
あらすじ
科学が発展していく近未来、藤宮博也の光量子コンピューター「クリシス」が地球に破滅をもたらす「根源的破滅招来体」の襲来を予測した。
それを機に世界中の若き天才科学者が集められた科学者集団「アルケミー・スターズ」が結成された。
そしてアルケミー・スターズと国連の協力により、破滅招来体から地球を守るための組織「G.U.A.R.D.(ガード)」及び「XIG(シグ)」が設立されることとなった(この辺りの経緯は作品中で語られる)。
一方、アルケミー・スターズの一人であり、城南大学の学生でもある「高山我夢」は、大学の粒子加速実験の最中、粒子とシンクロした意識の中で地球の意思=(ウルトラマンガイア)と出会う。
そしてコッヴが姿を現した時、地球を守りたいと叫ぶ我夢は時空間でウルトラマンガイアと一体化する。
コッヴ撃破後、彼は地球を守るためにXIGに入隊し、仲間やライバルと共に根源的破滅招来体と戦うこととなる。
主な登場人物
高山我夢/ウルトラマンガイア
本作の主人公。「本業は頭脳労働担当」「変身のための道具を自分で作ってしまう」など、他のウルトラシリーズ中でも一風変わった経歴の持ち主。詳細は個別記事を参照。
藤宮博也/ウルトラマンアグル
本作のもう一人の主人公。我夢とは時に対立し時に助け合う関係となったが、お互いに接するうちにそれぞれの地球に対する想いに変化が生じていく。詳細は個別記事を参照。
その他の主要人物
石室章雄
45歳。XIGの司令官(コマンダー)。既婚者であり、息子が2人いる。冷静沈着な司令官だが情がないわけではなく、また新参の我夢であってもそのアドバイスが的確であれば採用を検討するなど、柔軟な思考の持ち主でもある。
また、我夢がガイアであることに早くから気づいていた。この点について演じた渡邊裕之氏は、「かつて何らかの形でウルトラマンの光を手にしていたから気づけた」という演技プランを立てていたという(公式設定かどうか円谷プロからの発言はない)。
科学的な知識にはそれほど精通していないが、東洋的な文化には造詣が深く、茶道を嗜み、たまに茶を立てて誰かに振舞うこともある。
堤誠一郎
33歳。XIGの行動隊長(チーフ)。かつて航空防衛隊に所属しており、当時の階級は中佐で、防衛隊随一の戦略家と言われていた。
チームが出動する際は必ずと言っていいほど部下と顔を合わせて出動させており、そのためチームからの信頼も厚い。
しかし、部下に対してやや過保護な一面がある。
佐々木敦子
21歳のオペレーター。当初はチームライトニングの梶尾に好意を持っていたが、後に梶尾は姉の律子といい仲になってしまい、身を引く。
その後は我夢のことが少々気になるようではあったが、結局作中では主人公と特別な仲に発展することはなかった。
現在は非常に明るい性格だが、幼い頃は病弱で孤独な日々を過ごしていた。
XIGに入隊する前、もしくは我夢と出会う前には各地のゲームセンターを
転々としていたらしく第27話「新たなる戦い
〜ヴァージョンアップ・ファイト!〜」での対クリシスゴーストウイルス戦にて
我夢作成のワクチンプログラムですら進行を阻止することができなかったウイルスを
ジョジーが遊びで作ったコントローラー一つで撃退してしまうほどの実力者
ジョジー曰く「元ゲーセン荒し」
敦子の腕なのかウイルス自体が旧システムに弱かったのかは定かではない。
諺に弱く、ジョジーに「虫の知らせ」を「牛の知らせ」と間違って教えていた。
別世界での出来事を描いた『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でも、我夢の博物館での同僚として登場。本編に登場した敦子とは別人だが、最終的に別世界における自分の記憶が宿ったことで我夢がウルトラマンであることを知り、彼が戦いに赴く際にはこれを後押しした。戦いが終わって数年後、我夢らと共にM78星雲への旅へと出発する。
ジョジー・リーランド
20歳のオペレーターで、日豪のハーフ。自分大好きな性格。
我夢とは割と気が合い、仲良くやっていた。
プリント基板フェチで、回収されたパーセルの藤宮の手によるハンダづけを「あまり綺麗じゃない。」とバッサリ。
XIG-NAVIなどの精密機械に関しては我夢よりも詳しい。
本作に登場するXIGのメンバーの中で唯一黒猫をペットとして飼っている。
田端健二
作中に登場するテレビ局KCB(関東コミュニティブロードキャスティング)の番組ディレクターであり、「G.U.A.R.D.」に対しては懐疑的な立場を取るものの、「真実を正しく報道する」という理念に基づいて報道する為、捏造を用いてG.U.A.R.D.を陥れようとした事はなく、他社が世界の危機だというのに、スキャンダル欲しさに我夢を追い回していた姿とは対照的である。
最終章ではドビシを相手に鉄パイプや消火器で立ち向かった他、ウルトラマン達が懸命に戦う姿を報道する活躍を見せた。
撮影の際には赤いテレビ中継車「リレイラー」を乗用している。
吉井玲子
KCBのレポーター。我夢以外で藤宮博也がアグルである事を唯一知る人物で、彼と逃避行する内に、彼がただ非情なだけの人物ではない事を知り、人類もまた彼が救うべき地球の一部である事を気付かせるきっかけを作った。
大決戦!超ウルトラ8兄弟では藤宮と結婚しており、娘も儲けている。
井上倫文
KCBのカメラマン。名前の読みは「みちふみ」だが、田端からはそのまんま「リンブン」と呼ばれている。
KCBトリオのコメディリリーフで冴えない雰囲気を漂わせているが、一度カメラを握れば、高い腕前を誇る。
最終章では彼の撮影した映像によってガイアの正体が我夢である事がバレ、マスコミに追われる原因を作ってしまったが、最終決戦を最前線で撮影し、人々に再び希望を与えている。
何かと波動生命体の企みに利用される不憫な人。
主な怪獣
地球をテーマにしているため、宇宙怪獣と地球怪獣が明確に区別されている。
そして、その差異は物語全体を通して重要な意味をもって語られていくこととなる。
怪獣にはかなりSFチックな設定や能力が付加されているのも特徴だが、同時に伝奇的あるいはファンタジックな要素の強い存在も登場しており、幅広い怪獣が登場している。
また、「金属生命体」や「自然コントロールマシーン」など、同系統の怪獣が多数登場し、地球怪獣の多くには「〇〇怪地底獣」(「地底怪獣」ではない)という別名が与えられている。
ちなみに、出てくる怪獣がとにかくデカい。
他のウルトラシリーズは40~60メートル台の怪獣がほとんどであるが、ガイアにおいては70~80メートル(4足歩行では90メートル台も)がザラであり、劇中でも明らかにウルトラマンの体格を上回っている(通常、劇中の映像と怪獣の身長設定は意識されないことが多い)。
数百メートルや測定不能といった、超大型怪獣の割合も多い。
根源的破滅招来体関連
宇宙戦闘獣コッヴ
第1話・2話に登場した怪獣。
根源的破滅招来体が送り出した生物兵器の第1号である。
後にコッヴⅡや超(スーパー)コッヴも登場する。
鎌状の両手と頭からの破壊光弾が武器。
超空間波動怪獣メザード
実体は一つでありながら複数の場所に同時に存在できるため、あらゆる攻撃を無効化してしまう。
実は怪獣自体が別位相空間に存在し、攻撃を加える瞬間のみ特定位相に出現する特性を持つため特定空間にのみにしか攻撃できない通常兵器での攻撃は皆無だった。
さらに物体に振動を加えて砂のように分解するなど、何かとチート臭い怪獣だが我夢の天才頭脳で設計された通称「パイロットウェーヴ」により別位相にいたこの怪獣を自分たちが干渉できる固有位相に引きずり出された。もともとはクラゲのような姿で現れたが、XIGの攻撃を受けて怪獣へと姿を変えた。
人間の心に興味を持っており、後に同種の怪獣が人の心を利用してホラー映画かと思うような事件を何度も起こす。
金属生命体ミーモス
ストーリー上はそれほど目立った怪獣でもないが、ガイアSVの話になると必ずと言っていいほど話題に上がる。
ガイアSVに投げられまくった最初の怪獣であり、「投げの鬼」を印象付けた功労者。
戦闘では体を変形させてブーメランのように飛ばしたり、相手を地面に磔にしたりして攻撃する。
ガイアの怪獣の中でもかなり強い方なのだが、上記の理由で完全にやられ役として扱われている。
金属生命体の中で初めてウルトラマンを完全にコピーした実力者。
技や登場シーンも全てコピーしておりガイアと光線勝負をして数秒だけ追い詰めた実績を持つ。
ガイアの技を受け擬態が徐々に解除されXIGファイターの攻撃により完全に解除され
その後は元の状態のまま戦闘を続行した。
ガイアV2のリキデイターを食らった数少ない敵の1つ。
これ以外については根源的破滅招来体を参照の事。
地球怪獣
マグマ怪地底獣ギール
初めて出現した地球怪獣であり、コッヴ襲来の影響によって目覚めた。
「破滅招来体は宇宙から来るだけではなかったのか!?」と驚かれたが、
我夢の解析の結果、体質や骨格が地球環境に適したものであり、もともと地球に生息していた生物であることが明らかになる。
コッヴと比べると、地球怪獣と宇宙怪獣の違いが一目でわかるデザインなのが印象的。
背中が非常に硬いほか、腹部の赤い核からはマグマ弾を連射する。
後に目つきや体色が違うⅡやⅢが登場する。
地帝大怪獣ミズノエノリュウ
漢字で書くと壬龍。
大地の守り神とも言える存在であり、壬の方角から東京に走ってくる地脈が分断されたために姿を現した。ウルトラマンとも互角以上の戦闘を見せるなど、地球怪獣の中でも特別な存在として描かれている。
最終的には風水師、黒田恵の説得を受けて去っていく。
SF色の強い本作であるが、その中でも珍しい伝奇色が強い存在となっている。
ちなみにこの後の黒田恵の台詞は番組のテーマの核心に近い部分を突いている。
甲殻怪地底獣ゾンネル
絶対生物ゲシェンク
剛腕怪地底獣ゴメノス
守護獣ルクー
時空怪獣エアロヴァイパー
伝説魔獣シャザック
古代怪獣アルゴナ
地殻怪地底獣ティグリス
アルテスタイガー怪獣イザク
その他
奇獣ガンQ
SF設定の多い『ガイア』における、「不条理の塊」。
生物学的に生物の固定理念は「内部に体温と定義できる温度がある」
というものなのに対し温度と呼べるものが何一つ見つからなかったのに生物的な
動きをしたため良くも悪くも科学的に解決しようとした我夢に恐怖を与えた。
その強烈な外見から、『ガイア』の怪獣の中でも飛び抜けた知名度を持ち
ウルトラマンを知らない方々がガンQだけは知っているという現象を作り上げた。
獣人ウルフガス
無酸素海獣カンデア
泥怪人ツチケラ
最強合体獣キングオブモンス
放映リストと登場怪獣・宇宙人
No. | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 |
---|---|---|
1 | 「光をつかめ!」 | 超エネルギー体ヴィジョンの龍、宇宙戦闘獣コッヴ |
2 | 「勇者立つ」 | 宇宙戦闘獣 コッヴ、マグマ怪地底獣ギール |
3 | 「その名はガイア」 | 金属生命体アパテー、ウルトラマンアグル |
4 | 「天空の我夢」 | 波動生命体プライマルメザード、超空間波動怪獣メザード |
5 | 「もう一人の巨人」 | 大海魔ボクラグ |
6 | 「あざ笑う眼」 | 奇獣ガンQ(コードNo.00)、奇獣ガンQ(コードNo.01) |
7 | 「地球の洗濯」 | 自然コントロールマシーンテンカイ(天界) |
8 | 「46億年の亡霊」 | 超空間共生怪獣アネモス、超空間共生怪獣クラブガン、超空間共生怪獣クラブガン&アネモス |
9 | 「シーガル飛びたつ」 | 光熱魔石レザイト |
10 | 「ロック・ファイト」 | 宇宙戦闘獣コッヴⅡ(成獣、幼獣)、惑星破壊機ヴァーサイト |
11 | 「龍の都」 | 地帝大怪獣ミズノエノリュウ(壬龍) |
12 | 「野獣包囲網」 | 獣人ウルフガス |
13 | 「マリオネットの夜」 | 波動生命体 プライマルメザード、超空間波動怪獣サイコメザード |
14 | 「反宇宙からの挑戦」 | 反物質怪獣アンチマター |
15 | 「雨がやんだら」 | 奇怪生命マザーディーンツ、奇怪生命ディーンツ |
16 | 「アグル誕生」 | 金属生命体アルギュロス、ニセ・ウルトラマンアグル |
17 | 「天の影 地の光」 | 甲殻怪地底獣ゾンネル、超巨大天体生物ディグローブ |
18 | 「アグル対ガイア」 | 甲殻怪地底獣 ゾンネル、超巨大天体生物 ディグローブ |
19 | 「迷宮のリリア」 | 超空間波動怪獣サイコメザードⅡ、リリア |
20 | 「滅亡の化石」 | 絶対生物ゲシェンク |
21 | 「妖光の海」 | 無酸素海獣カンデア |
22 | 「石の翼」 | 宇宙雷獣パズズ |
23 | 「我夢追放!」 | 剛腕怪地底獣ゴメノス |
24 | 「アグルの決意」 | 甲殻怪地底獣ゾンネルⅡ、マグマ怪地底獣ギールⅡ |
25 | 「明日なき対決」 | ウルトラマンアグル |
26 | 「決着の日」 | 巨獣ゾーリム |
27 | 「新たなる戦い~ヴァージョンアップ・ファイト!~」 | 電子生命体クリシスゴースト、ニセ・ウルトラマンガイア、金属生命体ミーモス |
28 | 「熱波襲来」 | 自然コントロールマシーンエンザン(炎山) |
29 | 「遠い町・ウクバール」 | 守護獣ルクー(ルクーリオン) |
30 | 「悪魔のマユ」 | 宇宙怪獣ゴキグモン |
31 | 「呪いの眼」 | 魔頭鬼十郎、奇獣ガンQ(コードNo.02)、奇獣ガンQ(不完全体) |
32 | 「いつか見た未来」 | 時空怪獣エアロヴァイパー |
33 | 「伝説との闘い」 | 伝説魔獣シャザック(親、子) |
34 | 「魂の激突!」 | サイボーグ獣人ウルフファイヤー |
35 | 「怪獣の身代金」 | 古代怪獣アルゴナ |
36 | 「再会の空」 | 宇宙忍獣Xサバーガ、成体兵器小Xサバーガ(ミニサバーガ) |
37 | 「悪夢の第四楽章」 | 波動生命体 プライマルメザード、超空間波動怪獣クインメザード、幻影ウルトラマンアグル |
38 | 「大地裂く牙」 | 地殻怪地底獣ティグリス(アルブームティグリス) |
39 | 「悲しみの沼」 | 泥怪人ツチケラ |
40 | 「ガイアに会いたい!」 | 大宙魔パスギーク |
41 | 「アグル復活」 | 宇宙捕獲メカ獣Σズイグル、ウルトラマンアグル(V2) |
42 | 「我夢VS我夢」 | 精神寄生体、精神寄生獣ビゾーム、巨大異形獣サタンビゾー |
43 | 「銀色の眼のイザク」 | アルテスタイガー怪獣イザク(イザクプラチアード) |
44 | 「宇宙怪獣大進撃」 | 宇宙戦闘獣超コッヴ、宇宙雷獣超パズズ |
45 | 「命すむ星」 | 破滅魔人ブリッツブロッツ、地殻怪地底獣ティグリスⅡ、地帝大怪獣ミズノエノリュウ(壬龍) |
46 | 「襲撃の森」 | 自然コントロールマシーンシンリョク(深緑) |
47 | 「XIG壊滅!?」 | 超巨大単極子生物モキアン、死神 |
48 | 「死神の逆襲」 | 破滅魔人ゼブブ(死神) |
49 | 「天使降臨」 | 宇破滅魔虫ドビシ、破滅魔虫カイザードビシ、幻影怪人魚人、根源破滅天使ゾグ(第1形態) |
50 | 「地球の叫び」 | 根源破滅天使 ゾグ(第1形態)、破滅魔虫 ドビシ、破滅魔虫 カイザードビシ、魚人、地殻怪地底獣ティグリスⅢ、伝説魔獣 シャザック(親子)、剛腕怪地底獣ゴメノスⅡ、甲殻怪地底獣ゾンネルⅡ、マグマ怪地底獣ギールⅢ、地帝大怪獣 ミズノエノリュウ(壬龍) |
51 | 「地球はウルトラマンの星」 | 根源破滅天使ゾグ(第1・2形態)、破滅魔虫 ドビシ、破滅魔虫 カイザードビシ、地帝大怪獣 ミズノエノリュウ(壬龍)、地殻怪地底獣 ティグリスⅢ、伝説魔獣 シャザック(親子)、剛腕怪地底獣 ゴメノスⅡ、甲殻怪地底獣 ゾンネルⅡ、マグマ怪地底獣 ギールⅢ |
超時空の大決戦
最強合体獣キングオブモンス
骨翼超獣バジリス
巨大顎海獣スキューラ
巨大異形獣 サタンビゾー
ガイアよ再び
深海生命体リナール
甲殻怪地底獣 ゾンネル
超時空のアドベンチャー
宇宙魔人チャリジャ
超宇宙合成獣ネオジオモス
精神寄生獣カオスジラーク
フィンディッシュタイプビーストノスフェル
宇宙凶獣カイザーギラレス13世
主題歌
作詞:康珍化/作曲:松原みき/編曲:大門一也/歌:田中昌之&大門一也
OP主題歌。地球人が精一杯頑張った時にこそウルトラマンは力を貸してくれるというハヤタ隊員のセリフを地で行く歌詞になっているが、2番の歌詞など考えさせられるものもある。
「COLUMBIA Cover Version」ではボーカルを前田達也、宮内タカユキが担当している。
『Project DMM』がカバーしたバージョンは牧歌的なアレンジとなっている。『ウルトラマン・ベストヒットメドレー!』に収録されたカバーとは雰囲気からして異なる。
なお、作詞担当の康は過去に『仮面ライダーBLACKRX』や『超電子バイオマン』などで楽曲提供経験がある。
- Lovin' You Lovin' Me
作詞:渡辺なつみ/作曲・編曲:P.KAWAI/歌:B.B.WAVES
1期ED。
テレビシリーズでは初の女性アーティストが担当したED(TV放送された『パワード』を含めるならば、これで2回目となる)。
- Beat on Dream on
作詞:小室みつ子/作曲:井上大輔/編曲:須藤賢一/歌:菊田知彦
2期ED。歌詞の内容は作中で描かれたきたガイアとアグルの考え方の違いからくる衝突と和解、地球怪獣と地球人の共存というテーマの総決算となっている。
挿入歌・イメージソング
- LOVE IS ALIVE
作詞:青木久美子/作曲・編曲:佐橋俊彦/歌:須藤ひとみ
- ガイア ノ チカラ
作詞:青木久美子/作曲:小杉保夫/編曲:大門一也/歌:田中昌之&大門一也
ガイアの戦闘テーマ。ミーモス戦での戦いを彩る処刑用BGMとして名高い楽曲。
公式配信
放映開始20周年となる2018年、放送日と同じ9月5日18時からyoutubeのウルトラチャンネルにて毎週一話ずつの一週間限定の公式配信が開始。
この配信はガイア20周年の記念イベントとなっており、再び動き出した根源的破滅将来体が『ガイア』の世界の時間軸を書き換え、ガイアとアグルの存在を抹消しようとしているため、人々の記憶にガイアを共有する必要がある、という趣旨になっている。
動画の冒頭には高山我夢からの新撮メッセージ映像が追加されている。
余談
「新世代ヒーローズ」が過去作要素を含む展開が多いためか、TDGは「過去作要素のない作品」と言われることが多いが、実際には『ティガ』では49話で初代ウルトラマンが客演しており、前作『ダイナ』はティガの続編であるため、本作が初めてであり、TDGでは唯一である。
地球怪獣の扱いが難しいのか、そちらの勢力の怪獣はは客演機会に乏しい(大怪獣バトルでミズノエノリュウが出てくるぐらい)。敵勢力ではガンQが登場回数がトップ。他にもゲームやライブステージなどの媒体を見る限りでは超コッヴや金属生命体なども出演する機会がそれなりにあるようだ(商品化という面ではゾグもか)。
本作のロケ地がお台場が多く使用されており、本作の第9話の10月31日に『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間』が公開されたが、こちらも舞台が本作と同じお台場が使用されている。
関連イラスト
ちなみに、平成ウルトラマンの「着地時に地面が舞い上がる」演出が本作ではかなり派手である。
過去に発売されたガイアV2のフィギュアの購入特典として、この際のそそり立つ土煙を再現した『光臨エフェクト』なる物が付属したことからも、ファンに強烈な印象を残していることがうかがえる。
関連タグ
ウルトラマン XIG ウルトラマンアグル KCB 根源的破滅招来体 超時空の大決戦
まもって守護月天!:当時の裏番組
ウルトラマンダイナ → 本作 → ウルトラマンコスモス
主なゲスト出演者
真地勇志:アナウンサー役(第1・25話)
小宮孝泰(第9話)
信達谷圭(第9話)
二家本辰巳(第15話)※第39話に別役で出演。
寺島進(第29話)
町田政則(第29話)
パトリック・ハーラン(第33話)
橋本真也、井上亘、金本浩二、柴田勝頼、福田雅一、吉江豊、田山正雄〈レフェリー〉(第34話)※当時は新日本プロレス所属レスラー及びレフェリーで橋本は本人役。
津村鷹志(第35話)
今田耕司(第46話)
ガレッジセール(川田広樹、ゴリ)、Z-1(上戸彩、西脇愛美、根食真実、藤谷舞)、ビビる(大木淳、大内登)(第46話)
赤星昇一郎(第50話)