曖昧さ回避
登場作品
(移植作、リメイク作は移植、リメイク元の作品の下に書かれる)
国内作品
- ロックマン(FC版、PS版、携帯版、スマホアプリ版)
- ロックマン8(OP映像のみの登場)
- ロックマン・ザ・パワーバトル
- ロックマン2 ザ・パワーファイターズ
- ロックマン パワーバトルファイターズ
- ロックマン バトルアンドファイターズ
- ロックマン バトル&チェイス
- ロックマン ザ パズルバトル
- ロックマンXover
- ロックマンXDIVE
海外作品
- Megaman Anniversary Collection(1、8、アーケード2作品収録)
- MegamanX Collection(バトル&チェイス収録)
- Rockman Online (登場予定だった。PVのみでの出演)
他作品
概要
トーマス・ライト博士の開発したゲル状の形状記憶パーツを流用して、アルバート・W・ワイリーが開発した大型戦闘用ロボット。その特性を利用し、本体を複数のブロック状パーツに変換して自由に分裂、そして合体することができる。
核となる眼球上のコアから発生する電磁波によって、それを覆うゲル状物質の巨体が制御されている。この部分は遠距離への攻撃手段でもあるが、唯一の弱点でもあり、特に強力な電圧が弱点となっている。また、合体したらしたで目から弾を放ってくる。
「ロックマン」に登場した初代イエローデビルは、技術不足のため分離と合体を維持するのがやっとであった様で、イエローデビル自身が歩行等によって動く事は出来なかった。しかし、それでもワイリーが開発した拠点防衛を目的とした戦闘用ロボットの中では傑作にあたり、また改良の余地も多くあったためか、数多くの派生型が後に開発される事になっている。
ロックマンパワーファイターズでは、初代イエローデビルが大幅な改良を施される形で再登場しており、歩行やジャンプなどで合体を維持したまま動く事が可能になり、新たな攻撃機能も追加されている。
分裂して攻撃する機能は、初心者のプレイヤーにとって大きな鬼門となっており、現在においても、イエローデビルタイプのボスはロックマンシリーズにおける代表的なボスとなっている。
直訳すると「黄色い悪魔」。その名に違わない、印象の強いボスである。
シリーズごとの活躍
デビュー作。その強さで苦しめられたプレイヤーは数知れず。ちなみに初代のみコアが頭だけでなく腕や足など様々な場所に出現する。正攻法ではないがある事をすると分裂させずに撃破が実は可能。
弱点はサンダービーム
ロックマン ザ・パワーバトル
ロックマン1〜2コース、ロックマン3〜6コースのワイリー一歩手前のボスとして登場。ジャンプ移動をする。ダメージを与えた時頭部を構成するゲルが剥がれ、一時的にコアがむき出しになる演出がある。
ロックマン1〜2コースでは自機狙いのエネルギー弾3連射、画面端で反射する立方体のブロックを投げる攻撃、体を4つの拳に変え斜め4方向に発射する攻撃などが追加された。
弱点はスーパーアーム。
ロックマン3〜6コースでは本体はジャンプしか行わなくなるがジャンプスピードが速い。ある程度体力を削ると、3体のツノの生えた小型デビルを生み出し攻撃してくる。
弱点はジャイロアタック。
ロックマン2 ザ・パワーファイターズ
「ロールを救え!」コースのワイリー一歩手前のボスとして登場。
パワーバトルのロックマン1〜2コースのイエローデビルの強化版といった感じ。
体力半減後は球体となって画面中央に移動し、地を這うビームで広範囲を焼き払ってくる。
体の一部をちぎって投げる攻撃は破壊しやすくなった。
弱点はサンダービーム。
CV:乃村健次
攻撃パターンに手で押しつぶす攻撃やレーザービームが新たに追加された。
「ぶも」としか喋れないが、その会話の意味はアイスマンだけが理解できる。(オイルマンは理解していたのか不明)
弱点はファイヤーストーム。
ロックマン バトル&チェイス
敵レーサーとして登場。敵専用でありプレイキャラにはならない。
派生キャラのブラックイエローデビルという黒なのか黄色なのかわけのわからない名前のキャラも登場した。
ワイリーキャッスルに登場する。
PVにもちょっとだけ顔を見せており、ブロック状のパーツが落下して徐々に本体を形成していくところをロックマンに狙い撃ちされている。
登場の仕方は警告音と共に背景のワイリーキャッスルからパーツが射出されフィールドに飛来してくる。分裂速度はオリジナルよりも早く、目で見てかわすのは困難。初代と同様に合体時は一切身動きをせず、ステージ上で分裂合体とエネルギー弾での攻撃を繰り返し、しばらくすると分裂して去っていく。他にオリジナル同様目にダメージを与え続けると近くにいるファイター達を巻き込む大爆発を引き起こす。
続くSPでもおおむね同様。
またスピリッツとしても登場。中立の星3(ACE級)で、走行能力が弱化してしまうものの能力値が星4並みに高く、守備力はトップクラスの高さを誇る。中立なので成長がやや早いのも利点。なお、最初は台座を使っての召喚からしか入手できないが、必要となるスピリットはいずれも灯火の星内で入手できるものであるため、灯火の星を順当に進めれていけば召喚は容易。
機種別の違い
イエローデビルの分裂パターンはロックマン・メガワールド・ロックマンロックマンで実は違いがある。
ロックマン
分裂個数が一つずつだが、飛んでくるスピードが速い。分裂合体行動が多く、弱点を顕にする時間が短い。
メガワールド
分裂がFC版と少し異なり、飛んでくるスピードが処理落ちのごとく遅い。しかし、分裂が複数で波状攻撃かつ合体にかかる時間はFCよりは速め。この点はオリジナル版よりも視認しやすい。Mk-Ⅱも同じ。処理落ちのごとく遅いのは本当に処理落ちであり、メガドライブミニ収録版は改良されている。
ロックマンロックマン
登場時パーツが飛んでくるのは同じだが、単なるイベントであり避ける必要はなく完全に合体してからの対決。分裂合体はシャドーデビルと非常によく似た一気にブロックに分裂してから少しずつ飛ばすパターン。
ロックモンスター
海外では当初、宗教上の理由でイエローデビルの名は「ロックモンスター」に変更されていた。
しかしロックマンメガワールドのリメイクの際に「イエローデビル」に戻され、以降はその名で浸透している。
デビルシリーズ一覧
- イエローデビル(ロックマン1に登場)
- イエローデビルMk-Ⅱ(ロックマン3に登場。アーケードのパワーバトルに同名機が存在)
- イエローデビルMk-Ⅲ(ロックマン11に登場。目が歯車になっている)
- グリーンデビル(ロックマン8及びロックマン&フォルテに登場)
- ツインデビル(ロックマン9に登場)
- プチデビル(ロックマン9に登場。ザコ敵であり、グリーンとイエローの二種類がいる)
- ブロックデビル(ロックマン10に登場。ブロックの集合体)
- ダークムーン(ロックマンワールド5に登場)
- 新イエローデビル(スーパーアドベンチャーロックマンに登場。よく間違われるが真ではない。Archie Comics版の名称は「ラ・デビル」)
- ブラックイエローデビル(ロックマン バトル&チェイスに登場。黄色いのやら黒いのやら)
- グレーデビル(WS版ロックマン&フォルテに登場)
- シャドーデビル(ロックマンX5に登場)
- レインボーデビル(ロックマンゼロに登場)
- レインボーデビルMk-Ⅱ(ロックマンゼロ2に登場)
- ラヴァデビル(ロックマンZXAに登場)
- カオスデビル(ArchieComics版MegaManに登場。カオス(ソニックシリーズ)にコアを埋め込んだもの)
- スチールデビル(DreamWave版MegaManに登場。ファンネームであり公式名ではない。)