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ニコニコ大百科の編集履歴

2023-06-09 12:08:36 バージョン

ニコニコ大百科

にこにこだいひゃっか

ニコニコ大百科とは、ドワンゴによって運営されているオンライン百科事典である。本記事ではピクシブ百科事典との違いについて言及しながら解説する。

注意!

外部リンクとしてピクシブ百科事典へニコニコ大百科のリンクを貼り付ける際は、なるべく日本語URLか、あるいは各記事の「ページ番号」として発行されている短縮URLを使用してください。UTF-8が埋め込まれたリンクをそのまま掲載するとURLが長くなり、他の編集者が把握しづらくなります。


概要

ニコニコ動画ニコニコ生放送のコンテンツにつけられたタグやその他一般用語について解説をするインターネット百科事典である。

略称は「ニコペ(ニコペディアの略)」「ニコ百」「大百科」。pixivでは主に、大百科の掲示板内のお絵カキコ(後述)に投稿されていた絵に対してこのタグが付けられる。

タグが存在しない記事も書くことができる。記事はウィキペディアやはてなキーワードのような真面目な解説ばかりでなく、編集者による感想ユーモアを盛り込んだ記述も混在しており、この点はピクシブ百科事典(ピク百)に性格が近い。


編集者は原則としてプレミアム会員のみ。自分が見聞きしたことや出典を示せない事実(独自研究)を書くと削除対象とされるウィキペディアとは異なり、自らの見聞や評論的な内容なども書けるため、ウィキペディアに書けない記事を補完する役割も兼ね備えている。編集権限がプレミアム会員のみに制限されているためにピク百に比べれば編集合戦は起こりにくいものの、明らかな誤解悪ふざけ煽り的な記載・時代遅れになった記述といった問題のある記事が放置されることにも繋がっている。ただし、誹謗中傷など規約違反の記事、ユーザーからの記事削除依頼を受けた記事は運営により削除されることもある。


一般記事のほか、各会員ごとに「ユーザ記事」という自分のみ編集できるページがあり、個人サイトのように用いることが可能。一般記事の編集は原則としてプレミアム会員にしかできないが、自分のユーザ記事、自分の投稿した動画記事、自分の参加コミュニティ記事、商品記事は一般会員も編集することができる。一般会員がニコ百に記事を立てたい場合、ユーザ記事で内容をまとめた上、一般会員記事作成記事編集依頼スレで依頼するのがルール(依頼が通るとは限らない)。


記事には掲示板がついており、ピクシブ百科事典のコメント欄のような記事に対する議論だけではなく、自由に感想を書きコミュニケーションを取ることが出来るため、コミュニティサイトとしての側面も持つ。掲示板のユーザ名は2ちゃんねるのようなID制だが、IDは同じアカウントならば日付を跨いでも変わることはない。掲示板への書き込みは一般会員でも可能なため、記事内の誤りを指摘したり、自分の考えた編集案を提示することでプレミアム会員による編集を期待する書き込みも多い。ただし、掲示板に無関係な内容が書きこまれたり、論争がヒートアップすることもままあり、その場合書き込みが削除されたり、書き込みの権限がプレミアム会員のみに制限されたりする場合もある。2023年1月18日には、掲示板のレスポンスへの評価を可視化するレス評価機能が追加されたが、この仕様には賛否両論がある。


掲示板では、テキストでの書き込みのみならず、お絵かき掲示板機能である「お絵カキコ」、MML投稿掲示板機能である「ピコカキコ」が利用できる。グニャラペイントを使ったお絵カキコはニコニコミュニティでもできるが、ピコカキコはニコニコ大百科にしか存在しない。


後に検索機能が充実し、ニコニコ大百科の記事からWikipediaの記事やpixivのタグへ直接リダイレクトできるようになっている。


だけでなく音楽も投稿できる掲示板は希有な存在であるためか、ニコ動やニコ生とも異なる独特のコミュニティが形成されている。一方で、動画のタグや生放送との記事の往復しかしておらず、大百科独自の文化に全く触れないユーザーも多い。


初代開発者のグニャラくん★曰くpixivタグニコニコ大百科へのリンク設置を依頼したが、スルーされていたらしい。

その後ピクシブ百科事典の運用が始まった。


ピクシブ百科事典との文化の違い

内容の違いピクシブ百科事典ニコニコ大百科
記述用文法軽量マークアップ言語HTML (Ver4.01)
記事作成一般でも可プレミアム会員のみ
記事編集一般でも可プレミアム会員のみ
記事名変更不可(運営のみ)プレミアム会員は可
記事削除不可(運営のみ)不可(運営のみ)
編集内容の保持編集中に消える場合あり直前の内容が保持されやすい
記事の白紙化場合によっては認められるどのような場合でも認められない
悪質な記事への対処白紙化転送記事「削除しました」という記事にリダイレクト
ユーザーの編集履歴見ることができない直近30件の編集を見ることができる
リダイレクト不可(個別記事からリンクで転送)可能
リンク編集者による手動設定表記が合致すれば自動付加
編集傾向
  • タグ重視型(表記・把握が優先)
  • 詳細な記事は必ずしも求められない
  • 記事を自作の宣伝に使うのは歓迎されない
  • 個人的感想・大言壮語には寛容
  • を書くのは禁止
  • 関連タグでキャラやカップリング、台詞などを網羅
  • 解説重視型(内容量重視)
  • 作品そのものの内容を客観的視点で書くこと
  • 自作の動画やイラストを載せるのも歓迎
  • 面白くてみんながOKすれば可
  • 嘘・冗談にも(明らかなネタであれば)寛容
  • 関連項目の量を絞る

上記のように、ニコニコ大百科はピクシブ百科事典(ピク百)に類似したサービスではあるが、ピク百慣れした執筆者がニコ百の流儀を知らずに編集や新規記事の作成を行うと高確率で非難されると思われる。


逆にニコ百慣れした者がピク百に大百科の流儀を押し付けるのも望ましくない。


ニコ百の場合、ピク百に比べ

1.記事の文章量や関連動画の貼付量がある程度求められる。

2.関連項目を箇条書きにして数を絞る

傾向がある。


まず1.の、文章量が少なめの記事は「立て逃げ」とされて非難対象になることが多い。一般会員は書き足したくても書き足せないのが一因であるが、プレミアム会員にも「立て逃げ」批難派は多い。これは、大百科を見ている利用者は、おしなべて知的欲求が強いユーザーが多いからである(相当マニアックなゆっくり解説動画や迷列車で行こうシリーズなどが人気なことからもうかがえるだろう)。よって、情報量の少ない記事は敬遠される傾向にあり、ウィキペディアほどではないが、ある程度の文章構成力が求められる。


もちろんピク百でもテンプレがそのまま残っているような記事は望ましくなく、稚拙な文章の記事や1行記事を大量に立てるようなユーザーは嫌われる。しかしピク百は後発のサービスであり、詳細を知りたければ先発サービスで知ることが出来るため、必ずしも詳細な記事は求められない(ただしpixiv独自の企画・用語・文化の記事はその限りではない)。極端な話、一言記事であってもタグ内の最大12件のイラストが自動的に表示されるため、絵を見れば一目瞭然の項目は本文がいい加減でも機能してしまう。


利用規約で「虚偽の内容の情報」の記載が禁止されているピク百に対し、ニコ百は初代開発者が「面白くて迷惑をかけなければOK」、「自分自身の記事をつくれます」、「客観的事実と異なる記述が存在します」などと宣言しており、ピク百では敬遠されがちな自演記事冗談を交えた記述も多く、打ち消し線や太文字、色文字などで皮肉やジョーク、あるいは黒歴史となっている事柄などを記事に大いに盛り込んでいる。無論、アンサイクロペディアではないので事実と異なる部分はそれと分かるように書かなくてはならないが。


しかし、多くのユーザーからは個人的な感想、宣伝めいた大言壮語などは全く歓迎されておらず、それを通知する警告バナーも用意されているぐらいである。余談として明らかな冗談を記すならともかくも、解説についてはある程度客観的公平に書くことが望ましい。あまりにも事実とかけ離れた記述をしたり、対立煽りめいた編集をしたりするユーザーは「問題ユーザー」の烙印を押されしばしば非難の対象となる。立て逃げ記事や偏向した内容の記事を大量に立てることで知られるユーザーが、2020年から22年の「百ッカデミー賞」を連続受賞してしまい、同賞ページの掲示板が荒れるなど、「新規記事を多く立ててくれれば良い」という運営と、「低品質だったり問題のある記事が増殖するのは好ましくない」と受け止めるユーザーの考え方には齟齬があることもうかがえる。


ピク百、ニコ百の両サイトともゲーム漫画アニメなどの記事が充実しているが、ピク百はキャラクターやカップリング、台詞などを独立記事で網羅する傾向が強いのに対し、ニコ百は作品そのものの解説を重視する傾向が強い。


ピク百では立て逃げ同然の記事が目立つ音楽地理歴史鉄道道路軍事スポーツ選手コンピューターなどの分野に関しては、ニコ百には内容がやたらと充実している記事が少なくない。特にかつてニコニコは将棋を有力コンテンツとしていた時代があり、将棋については抜群に詳しい。しかしプレミアム会員の減少に伴い情報が古くなっている項目も多い。また、ピク百に比べると女性向けコンテンツに弱い傾向にあり、ファッションアクセサリー関連、イラスト植物宝石の記事はとても少ない。


2に関しては、pixivはニコニコ動画よりもタグ把握の重要度が高い。

pixivのタグの編集制限は強力で特に投稿者の付けたタグは強制ロックされるため、荒らされにくい代わりに第三者が表記揺れを直してくれたり、より効果的なタグに付け替えてくれることは期待しにくい。ニコニコではタグが足りない場合海外タグを裏技的に使うことも出来るが、pixivタグはどう転んでも10個しか無い。投稿者・タグ編集者が表記揺れや、「こんなタグもある」というのを知ることは、ピク百の重要な役割であり、本文が簡潔でも関連タグが充実していれば記事としては有用と言える。そのためピク百では「関連項目」として関連タグが大量に張り付けられているページが多い。


「~の一覧」記事

単に関連項目を絞るだけでは不便なので、それを補うため大百科には「~の一覧」という記事が大量にある。(→【外部リンク:ニコニコ大百科「一覧の一覧」】

これはピク百にもあるのだが(「一覧記事の一覧」の項目参照)、ピク百の記事には関連タグが大量についていることが多く、これが一覧記事の機能を果たしているので普及していない。一応「記事名だけで一覧記事と判る」メリットはある。反面タグとは結び付けにくい記事になる。ピク百にも言えることだが、一覧厨の存在もあって、新たな一覧作成は歓迎されないこともある。また、ピク百の感覚で大百科の関連項目を増やして一覧記事まがいの内容にしてしまうのは好まれないため、避けたほうがよい。


冒頭に「(項目名)とは、~である」

大百科の多くの単語記事では、記事冒頭に項目名をもう一度書いて、「(項目名)とは~」という出だしで始め、1行で概要を説明し、その文を「である。」で締めている。これは単語記事を新規作成しようとすると編集画面に既にテンプレとして「(項目名)とは、~である。」と記述されているのが原因。


Wikipediaでも項目名をもう一度書くことが多いが、書式はここまで統一されてはいない。はてなキーワードではほとんど見られないようだ。


こじつけネタ

連想ゲーム感覚で記事の本題と関係の薄いネタをねじ込む繋がり荒らしに関しては、ピク百では特撮オタクによるこじつけがあふれているのに対し、一頃のニコ百には淫夢ネタを所構わず披露したがるユーザーが目立ち、一般ユーザーの怒りを買うことが多かった。また、かつてのニコニコ動画はネット右翼の巣窟というイメージがあり、大百科にも特定アジアとは関係のない記事に韓国への悪口当てこすりが書き連ねてあったりしたが、現在ではその多くが削除されている(しかし、韓国関係の記事はいまだにヘイトむき出しの記述が目立つ)。


絵の貼り替え

ニコ百の記事本文や掲示板には「お絵カキコ」で描いた絵を貼ることが出来るが、新規のお絵カキコが来た場合など、本文の絵は割と貼り替えられることが多い。


ピク百の場合一度貼られた絵を剥がしたり差し替えたりしづらい雰囲気もあるので、記事の鮮度を保つ意味では恵まれているとも言える。


関連イラスト

ニワンゴたんと!渓谷の侵入者MHP2ジャケHAPPY NEW YEAR!

ディケイドシンボルガンダム頭部ドットアイコン

真 ドットタイル寅丸星 ドット絵

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アジョット


関連サイト


関連タグ

ニコニコ動画 ニコニコ生放送 プレミアム会員

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