「私の薔薇に彩りを加えましょう。 裏切り者の紅い血と、屈辱の涙を」
「薔薇の花言葉は愛、愛と共に散りたまえ…!」
HEN-SHIN
「変身!」
CHANGE BEETLE)
概要
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』に登場。変身者は黒崎一誠。
その名の通りコーカサスオオカブトがモチーフとなっている。
基本カラーが金色故に「黄金の仮面ライダー」の異名を持つ。その名に恥じぬスペックと戦闘能力を持ちあわせており、ヘラクスを瞬殺し、仮面ライダーカブトと仮面ライダーガタックをも苦戦させた。ハイパーゼクターを所持しており「ハイパークロックアップ」などの特殊能力を使用可能。
マスクドフォームに当たるフォームが存在しないが、当時販売されたフィギュア『C.O.R EX 劇場版 仮面ライダー3体セット』ではマスクドフォームのアーマーが付属していた(ただし、頭の造形が特殊である為、3ライダー共通で頭部を覆うアーマーはない)。
また、何気にカブト同様にモチーフの名称をそのまま冠しているライダーだったりする。
物語のクライマックスまで殆ど姿を現さず、現れたと同時に圧倒的な強さをもって戦いの混乱を、全てを無に帰すことによって鎮めるデウス・エクス・マキナに近い存在として描写されている。
変身者の黒崎一誠は自らが倒した相手に青い薔薇を手向けるという独自の美学を持っている。
因みに彼は劇中で青い薔薇を持って「薔薇の花言葉は愛」と言っているが、実際には青薔薇の花言葉は「奇跡」または「不可能」である(実際に花言葉が「愛情」なのは赤薔薇)。
なお、コーカサスオオカブトがモチーフであるにも拘らず、ツノは合計で4本ある(正面の3本と頭頂部の1本)。
スペック
身長 | 199cm |
---|---|
体重 | 102kg |
パンチ力 | 4.5t |
キック力 | 8t |
ジャンプ力 | 42m |
走力 | 100mを5秒 |
ツール
カブティックゼクター
コーカサスオオカブト型ゼクター。ザビーゼクターと同様ブレスに装着する。この時、ヘラクス、ケタロスと違いゼクターが自動で作動するため、ゼクターを手動で捻る必要はない。
ライダーブレス
カブティックゼクターを装着し、90°回転させる事で変身する。
ZECTバックル
カブト・ガタック以外のマスクドライダーシステムにデフォルトで装備されているクロックアップ始動用のベルト。コーカサスはここにハイパーゼクターを装着している他、カブト・ガタックと同系統のスラップスイッチも装備している。劇中ではこちらのスラップスイッチを操作してもハイパークロックアップを発動可能な模様。
ハイパーゼクター
カブトムシ型ゼクター。腰のZECTバックルに装着し、クロックアップの上位能力「ハイパークロックアップ」を使用可能。また、必殺技のライダーキック発動時にも使用。
ゼクトクナイガン
仮面ライダーケタロスや仮面ライダーヘラクス同様に所持しているが、黒崎が徒手空拳スタイルを好むためか劇場版では使用されず、『仮面ライダーディケイド』第1話でクナイモードを初披露。
必殺技
ライダービート
カブティックゼクターを180度回転させ「Rider Beat」という電子音声(劇中では発していない)とともに、ゼクター内で生成・貯蔵されたタキオン粒子を開放・チャージアップし、それを利用して腕力を大幅に上昇させた状態で放つパンチ。 バトライド・ウォーシリーズでは飛び上がって敵を殴るという形で使用している。
ショルダータックル
右肩の装甲より突き出たショルダーブレードにタキオン粒子を送り込み、そのまま体当たりする。劇中では未使用。
通常のキックにハイパーゼクターの「マキシマムライダーパワー」を加えた強化キック。
ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒し「Maximum Rider Power」という電子音声とともにチャージアップ。カブティックゼクターにマキシマムライダーパワーが送り込まれた後、脚部のライダーストンパーに送り込んだ状態でキックを放つ。『GOD SPEED LOVE』ではミドルキックに近い形で放ったが、 『超・電王トリロジー EPISODE YELLOW』で仮面ライダーディエンド コンプリートフォームに召喚された個体は通常の飛び蹴りになっていた。
ゲーム版
PS2『仮面ライダーカブト』
放送当時発売されたプレイステーション2用の格闘ゲームソフト。
使用可能キャラの1体として登場する。
原作同様クナイガンは使用しない。またライダービートも使用できないが、内部データに音声だけが没データとして残っている。
『仮面ライダー バトライド・ウォーII』
2014年に発売されたゲーム。武蔵が声を演じている。
『仮面ライダーディケイド』
第1話のライダ-大戦の夢に登場。原作では使用しなかったゼクトクナイガンを装備していた。
『鬼ヶ島の戦艦』ではディエンドに召喚され登場。原作通り青い薔薇を持って現れ仮面ライダーNEW電王などと戦った。その後キンタロス(意図したかは不明だが色とスーアクが同じ)に憑依され原作ではありえない豪快な戦いを披露した。
『超電王トリロジー』ではディエンドコンプリートフォームの力で召喚され上記通りのライダーキックを放った。
演じた俳優
映像作品
CV
- 『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
スーツアクター
- 『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
- 『仮面ライダーディケイド』
- 『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』
- 『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』
ゲーム
CV
- PS2『仮面ライダーカブト』
余談
同作品に登場した仮面ライダーヘラクス・仮面ライダーケタロスと共にカブトムシを由来とするデザインのため、頭部の造形などの細かい部分を除けば仮面ライダーカブトを基礎にしている(マスクドフォームが無いのにマスクに稼働パーツらしき名残がある点など)。なお、ハイパーゼクター常時使用するライダーである為か、後頭部のデザインはカブトのハイパーフォームに近い。
変身ポーズは武蔵が格闘家であった事もあり、空手の型である「セイエンチン」を元に編み出された。
関連タグ
劇場版限定ライダー ダークライダー 仮面ライダーヘラクス 仮面ライダーケタロス
仮面ライダーガタック 仮面ライダーザビー 仮面ライダーサソード 仮面ライダードレイク
仮面ライダーサイガ:組織の用心棒が変身する2号ライダーの変身者を殺害した経験を持つ劇場版限定ダークライダー。
キングフォーム、仮面ライダーサウザー:コーカサスオオカブトがモチーフの金のライダー。サウザーとはダークライダーであるという共通点もある。
コーカサスビートルアンデッド:コーカサスオオカブトがモチーフの金の強敵。最強形態になる為のキーキャラ、自分が最も強い存在だと自負する、人間と怪人の運命には興味を一切持たない、時間を操る力を主役ライダーに奪われるといった点が共通。
劇場版限定ライダー
歌舞鬼/凍鬼/煌鬼/西鬼/羽撃鬼 → コーカサス/ヘラクス/ケタロス → ガオウ
単独劇場版ボスライダー