昭和33年3月3日に発表され、同年5月1日発売。発売当初の本体価格は42万5千円。
丸みを帯びたスタイリングの軽く剛性に優れたモノコックボディーに、最高出力16馬力を発生する空冷直2・2ストロークのエンジンを後部に載せたRR方式のエンジンレイアウトを採用。…発売当初のモデルは、少し飛び出たヘッドライトから「でめきん」の愛称が付けられた。
昭和34年9月、初のバリエーションモデルとして「コンバーチブル」が追加発売。同年12月には商用モデルとなる「コマーシャル」も追加され、昭和36年には最高出力が18馬力に強化された。
昭和36年9月、上級グレードの「デラックス」を追加発売。この頃のモデルからヘッドライトの周りが変更された。
昭和38年8月、「コマーシャル」に替わる商用モデルとしてライトバン仕様の「カスタム」が発売。同年12月には「スーパーデラックス」も追加発売される。
昭和39年4月、電磁式オートクラッチ車を追加発売。同年7月には潤滑方式が分離式となり、最高出力が20馬力に強化。
昭和43年11月、スポーティーグレードの「ヤングSS/ヤングS」を追加発売。「ヤングSS」に搭載されたエンジンは、ソレックス・キャブレターを2基装備し、最高出力も36馬力にまで強化された。標準車系も25馬力に強化。
昭和44年8月、新型となる「R-2」へモデルチェンジ後も併売されたが、昭和45年4月に生産を終了。