概要
ストーリー
横浜の高校に通う「るく」は生まれつき髪が白いこと以外、いたって普通の女の子。
…と思っていたが、ある日、実は自分が高性能時空探査アンドロイド(タイムマシンのようなもの)であることを告げられる。
更に色んな組織や企業等の悪い奴らに狙われているため、早くこの場から離れなければならなくなるのだった。
両親と思っていた2人に説得されてタイムスリップをして製作者のおじいちゃんを探すことになった。
タイムスリップしてきた時代と場所は大正十四年の横浜・櫻木町。
こうしてるくは「花楽里食堂で会おう!!」という置手紙を元に、大正時代で失踪中のおじいちゃんを探すため「花楽里食堂」を探すのであった。
登場人物
現代
るくが暮らしている時代。
- 港町るく
この物語の主人公。小さいころから食べることが大好きな女の子。高校生になったある日、自分がアンドロイドであることを告げられる。
- 雪町さん
るくのお母さん・・・と思われていた人物。その正体は丸亀博士の助手の1人。
気が強くてさばさばとした女性。
- 栄さん
るくのお父さん・・・と思われていた人物。その正体は丸亀博士の助手の1人。
おっとりとした性格であり、よく雪町さんにぐいぐい引っ張られている。
- 丸亀博士
おじいちゃん。るくを作った製作者であり、現在は大正時代に失踪中。
大正時代
るくがタイムスリップしてきた時代。
- 鬼さん
この物語のもう一人の主人公。
大正時代の櫻木町にある「花楽里食堂」の料理人で鬼さんと呼ばれている人物。
武者のような格好をしており、タイムスリップしてきたるくを天女と勘違いをして連れて帰る。
「瓦斯兵」と呼ばれている。
- カルタ
鬼さんの弟であり、料理の腕はまだまだ当たり外れが大きい。
奇行の多い兄のツッコミ役であり、るくが来てからは彼女のストッパーにもなっている常識人。
実は彼の右腕は…?
用語
- 高性能時空探査アンドロイド
るくのことで、丸亀博士が開発した超高性能なアンドロイド。
時空探査というだけあり、タイムスリップで様々な時代に行くことが出来る。
ちなみに、頭にあるリボンは飾りではなく、これがスイッチになっている。
- 花楽里食堂
大正時代の櫻木町にある食堂。
瓦斯兵達のたまり場であり、店内は少しにぎやかである。
しかし、経営の方はイマイチらしく、下手したらるくがタイムスリップしてきた日から数えて来月には無くなるかもしれないというほど。
オーナー兼調理人は鬼さんとカルタ。
- 瓦斯兵
読み方は「がすへい」。
身体がカラクリみたいになってしまった人たちで、元々は人間である。
災厄をもたらす星が降ることが時々ある大正時代の櫻木町で、その光に触れた者は瓦斯兵になってしまう。
別名『機械化性疫病』の患者であり、刺繍みたいなものが出てきた部分から機械化が進んでしまう。