概要
ワールド8『クレマトア島』のステージ5より。
今にも壊れそうなポンコツロケットに乗り込み、前半はバズ(蜂の敵)をかわしながら下降して進み、後半は急上昇してゴールまで進んでいく。
このステージの特徴は、十字キーの対応が左右逆という点であり、混乱してしまったプレイヤーも非常に多い(ただし十字キーを入力した方向に炎を噴射するため、敵を倒す際は敵のいる方に十字キーを押せばよい)。また、燃料が切れてしまう・勢いよく地面に激突すると、ロケットが大破して即ミスになってしまうため、途中にある燃料タンクも確実にとらなければならない。敵や障害物を避けてスピードを緩めることもできるが、燃料をその分多く消費するため、慎重になりすぎると結局は墜落してしまう。思い切った度胸も必要なステージである。
そして問題なのは後半からの急上昇面であり、ここでは前半の下降面とは比べ物にならない位のスピードになってしまう。しかも燃料タンクが一切現れない上、2回程度天井にぶつかろうものなら間違いなく墜落死する(※)。そのくせに初めてプレイする人は地形を完全にかわして進むことなどほぼ不可能なステージ構成であり、半ば覚えゲーにもなる。これでもかつての作品、例えばバトルトードと比べればちゃんちゃら可笑しいイージーモード級なのだが···。
ボーナスステージがないことと、ロケットから降りたすぐそばにDKコインを持っている敵がいること、ステージの全長が長くないために一度覚えれば簡単に突破できるのが不幸中の幸いである。
末尾に「!」マークが付いているが、これはボーナスステージがないことで、最初からボーナスステージを制覇した扱いになっているのが理由。「ゴー!」とあまりにも自然にステージ名に溶け込んでいるため、「!」マークがステージ名の一部だと勘違いしてしまう例が非常に多い。違和感仕事しろ。
GBA版では十字キーの対応は直っているものの、赤バズを倒すことが出来なくなってしまった上、コンティニューバレルもなくなってしまったため、元々高かった難易度が更に上昇してしまっている。後半からの急上昇面は燃料タンクが現れるようになったため、4,5回位なら天井にぶつかっても大丈夫にはなったが、急上昇中に燃料が切れるとその場で空中爆発を起こし、ディクシー達も跡形もなく消えるという黒い任天堂の側面が現れている。
備考
※コンティニューバレルからスタートした場合は、十字キーを右に押しっぱなしにして上昇バレルを取ると、難易度はかなり落ちる。再挑戦すると意外とあっさり突破できるという、再チャレンジのモチベーションを落とさないようにする絶妙な仕掛け。