概要
海の村の4人の中では大人びた性格で、まなかの姉のような存在。
まなかと比べると身長は160cmと高めで、少し気にしているような様子が見られる。
光に想いを寄せているが、光がまなかを好きなことは知っていた。
想いを紡に気づかれたことから『ウミウシ』になってもらう。
紡のマイペースで率直な物言いに反発し「大嫌い」と怒りの感情を見せることもあったが、次第に素直になっていった。
ぬくみ雪が振ったこと、紡とちさきのやりとりを見て傍観者でいるのを止めた要に告白されている。
また、要が光のまなかへの想いを公にしたことをきっかけに光がまなかに告白し、自身も光に想いを告げることになる。
今まで告白して皆の関係が崩れるのが怖いと思っていたが、「まなかを一生懸命好きな光の事が好きで、言えただけでいい」と伝えると、光もまなかに対して同じような気持ちを持っており、どこか通じ合うのだった。
おふねひきでは海に投げ出された紡を助け、無事だったことに安堵したのか抱き寄せている。
また、目の前で要が海へと消えていくのを見てしまう。
第2部ネタバレ
おふねひきでの事故から5年――――――
光達が海の中へ消えた後、海流の異常により汐鹿生へ帰ることも不可能になり、幼馴染の中では唯一地上に残されることになる。
その後、元々は海の世界の人間であった紡の祖父・勇の厚意により木原家で暮らすことになった。
今では2人のことも「紡」「お爺ちゃん」と呼ぶようになり、もう一つの家族として大事に思っているようだ。
両親とも離れ光達も消えたことが大分トラウマになっているようで、高校生の頃に勇が喀血して倒れた際には実孫の紡以上に取り乱していた。
5年経った現在は看護学校に通う学生となっており、都会の大学に行った紡の代わりに入院中の勇の元に毎日のように通い、甲斐甲斐しく面倒を見ている。
ちなみに元同級生の狭山曰く、昔と比べて雰囲気が変わったようで、最近は「団地妻っぽい」「妙にエロい」などと噂されているらしい。
実際にその通りであり、本編でもアングルといい下着姿といいサービスシーンが多く見られる。
光が戻ってきたことに動揺し自身だけ変わったことで複雑な想いがあり、一時は会うことを避けようとしていたが、偶然再会し「変わらない」と言われたことで5年前と同じような関係に戻れたのか、わだかまりがなくなったようである。
また、紡からは「綺麗になった」など好意を抱かれているような言動に戸惑うような表情も見せており、更に戻ってきた要からは「(気持ちが)変わらない」という言葉を聞いて、「そうなんだ」とまた何とも言えない表情をしていた。
2部になりちさきの心情があまりはっきりした表現がない中、光達がまなかを海で見つけて連れ帰って来てからは、まなかと光を見つめる美海を見て「美海ちゃんも光が好きなんだ」と気づく一方、光が眠るまなかに一生懸命に話しかける姿を見て「それはあまりショックじゃなかった。でもあんな目、きっともう私は出来ない」と大人になった自分のことを紡に語ってもいる。
また、前向きにまなかの為に動こうとする光の姿を幼少期の思い出とかぶせており、「やっぱり私好きなんだ、光のこと」と心情が語られていることから、相変わらず光が大きい存在である様子が見られる。