概要
ダーク破壊部隊の尖兵で、キカイダーが最初に戦ったダークロボット。光明寺博士によって作られた13体のダークロボットの1体で、見た目通りサイがモチーフ。
暴力的かつ残酷な性格で、プロフェッサー・ギル以外には人間・ロボット問わず容赦が無い。しかし、ロボットの割にはかなり感情的であり、頭もあまり良くない(ロボットのキカイダー相手に「殺す」という言葉を連呼したりしている)ようである。
10万馬力の怪力とドリルのように回転する頭部の鋭い角が武器で、これを生かした突進攻撃を得意とする。またパワータイプの割には足も意外と速く、サイドマシーンと同等の速度で走れる程(余談になるが、この時のカーブを曲がる走り方が意外と可愛らしい)。劇中の描写から地中も移動できる様子。人間にも変装できる。
特撮版における活躍
第1話、第14話に登場。人間態:伊豆肇/CV:田中康郎(第1話)
第1話冒頭でトラックを襲撃し運転手ごと爆破。翌日にダム職員を3人も殺害した(2人は既に殺害されており、それを発見した1人も突進によって文字通り粉砕された)。逃げた生き残りも捕らえて怪力で皮膚が変色するまで締め上げるが、ジロー/キカイダーに阻止される。配下のアンドロイドマンをキカイダーに全滅させられ(ただし1人はグレイサイキングによって「邪魔だ、どけ!」と崖から突き落とされた)、サイドマシーンで撤退するキカイダーを追跡するが見失ってしまう。
その後光明寺に変装して息子のマサルを誘拐し、誘き出したジローをマサル諸共吊橋ごと爆破しようとするが、キカイダーに変身した事で脱出されマサルも救助された為、再びキカイダーと戦う。突進攻撃を繰り出すも避けられて崖から落ち、ダブルチョップと大車輪投げを受けてダメージを負う。最期はデンジエンド(何故かこの時は「ジエンド」と呼称されていた)を受けて空中に飛ばされ爆散、スクラップ(身体のどこで何の役に立っていたのか分からない部品ばかりだが気にしてはいけない)にされた。
第14話で他の12体共々再登場したが、ギル製のダークロボット・ギンガメによって呆気なく倒されてしまった。
余談
声を演じた田中氏は、他の特撮作品では重甲ビーファイターの老師グルなどで知られる。第4話に登場したブルーバッファロー(こいつもパワータイプのロボット)の声も演じている。
襲われた運転手を演じた団巌氏は、スカイライダー第2話でクモンジンの素体となった男を演じた。
関連タグ
サイ怪人:見た目が似ているだけで多分関係は無い。