概要
1974年に刊行されたスティーブン・キングのデビュー作。
1976年にブライアン・デ・パルマ監督によって映画化された。
あらすじ
ハイスクールに通う女子高生キャリーはおどおどして気弱ないじめられっ子。ある日、学校で初潮を迎えたキャリーはパニックに陥ってしまう。狂信的キリスト教信者であり、純潔を過剰に尊重する母親が性の知識を教えなかったために、自分の身に何が起こったのか理解できなかったのだ。
無知な彼女の狼狽ぶりをクラスメイトは嘲笑し、はやし立てるが、駆け付けた女性教師に叱りつけられ、居残りの体育授業を受ける罰を命じられる。
しかしそれを逆恨みしたいじめっ子のクリスは、ボーイフレンドのビリーと復讐を企てる。プロム(ダンスパーティー)の日、ステージに上がったキャリーに、天井から吊るしたバケツに入れた豚の血を浴びせるという陰湿な仕返しをしたのである。
だがその瞬間、キャリーの感情が爆発し、恐ろしい惨劇が幕を上げる。