説明
広島県の住宅団地、「スカイレールタウンみどり坂」への交通機関として短距離交通システム「スカイレール」によるモノレール路線「広島短距離交通瀬野線(スカイレールみどり坂線)」を運営している会社である。主要株主は、積水ハウス株式会社、 株式会社青木あすなろ建設、三菱重工業株式会社、株式会社神戸製鋼所の合計4社である。
スカイレールについて
ロープウェイとモノレールを組み合わせたようなもの。これは、ゴンドラのような形をした懸垂式モノレール車両を、駅間ではワイヤロープで、駅構内ではリニアモーターを用いて駆動する方式の交通システムである。車体の支持・案内を桁構造と車輪で行っているため風に強く、ロープウェイやゴンドラリフトなどといった従来の急勾配向けの交通システムの弱点を克服している。
運行速度は18km/h - 25km/h。常用平均加速度2.5km/h/s 常用平均減速度3.5km/h/sの加速度性能を持ち、27%(約15度)の急勾配、半径30mの急カーブにも対応できる走行性がある。 「スカイレールタウンみどり坂」のような丘陵地の上に造られた住宅地と最寄の駅を結ぶ短距離の交通機関などに向いている。
駅から発車する際は、リニアモーターにて加速し始め、設定速度に上がった瞬間にワイヤーロープを掴んで出発するなど、世界的に例のない特徴的な動作をする。