シモンちゃんは、茨城県下妻市の公式サイトに描かれているイメージキャラクター。
概要
蝶(オオムラサキ)の妖精。オオムラサキを擬人化したような姿をしている。一人称は「わたし」。
現在の下妻市は、2006年1月1日にて旧・下妻市と千代川村の合併により成立した。その合併がきっかけでシモンちゃんが誕生したものと思われる。
旧・下妻市にも「シモン」「ニューシモン」というイメージキャラクターが存在しており、旧・下妻市から数えた場合、このシモンちゃんは3代目のキャラクターになる。
先代のシモン・ニューシモン両者のデザインは、ディズニーのようなデザインのいかにもお役所が依頼しましたといった感じの絵柄だった。
が、新しくデザインされたシモンちゃんは何を血迷ったのかアニメ調の可愛らしいデザインになった。
総務部情報政策課の管理下におかれているため「市のマスコットキャラクター」というよりも「下妻市公式サイトでの案内キャラクター」である。これまで公式グッズ等の販売は2008年10月に催された「しもつま砂沼フェスティバル」においてグッズ付きのチケットが販売されただけであったが、2009年10月より下妻駅構内に設置された観光案内所にてストラップが販売されたこともある。
当時も自治体のキャラクターに女の子のデザインを採用する例はあった(まほろちゃんなど)が、ここまでアレな方向に突き抜けたデザインのものは異例だったらしく、ネットを中心に各所で話題になり、瞬く間に認知されていった。
2011年6月16日には、江戸時代の街道「下妻街道」の基点となっていた場所で、下妻とは縁のある東京都足立区千住のJR北千住駅近くに、下妻市特産品アンテナショップ「シモンちゃんの家」が開店し、看板にシモンちゃんが描かれた。
2013年に商標登録され、正式に下妻市イメージキャラクターとなった。
「道の駅しもつま」の観光物産館にてハンカチ、タオル、Tシャツ、ポロシャツなどのキャラクターグッズが売られている(2014年8月)。
ヤマザキパンのご当地商品である「ランチパック梨ジャム」のパッケージにもシモンちゃん及びシモンちゃんのコスプレをしているキャラクターが描かれた。
性格
性別不明。というのも、オオムラサキの羽根はオスとメスで大きく異なり、シモンちゃんのような鮮やかな柄の羽根は本来オスのものとされている為である。
この為、その存在が明らかにされてすぐに男の娘疑惑が持ち上がり、現在もそう主張する者が多い。
また、性別について公式ページでは触れられていない事や、当時新聞に掲載されたインタビュー記事にて「性別は決めていない」という文面があった事も、男の娘疑惑に拍車をかける事となった。
しかし、公式絵では砂沼サンビーチの宣伝での水着姿など明らかに女性として描かれているものもあり、変異体ではあるがオスに近い鮮やかな羽根を持つオオムラサキのメスの個体が存在している事も知られている。
そもそも、シモンちゃんの公式絵で描かれている側はオスもメスもこの柄ではない。
男の娘疑惑
前述の通り、シモンちゃんは男性(男の娘)ではないかとする説がある。
男の娘であるという主張は、
- 「シモン」という名前は(綴りが”Simon”であると仮定した場合)一般的に男性に使われる名前であるため
- 背中の羽根の模様が(表側がモチーフだと仮定した場合)オスのものに近いため
- 胸の隆起が見られないため
- 性別不明なので、男性であるという解釈もできるため
あたりが主流であろうと思われる。
ただし、前述の通りシモンちゃんは「性別不明」であり、下妻市が公式に男女を明確にする文章を掲載した事は無い。
ファンアートも全体的に男の娘として描かれたものが流行っているが、男女どちらとも取れるものや、明らかに女性として描かれているものも一定数存在している。
pixivなどに掲載されているイラストに性別を否定するようなタグ付け・書き込みはトラブルの原因にもなりかねないので、控えたほうが無難である。
男or女であるという主張は、男の(女の)ロマン程度に留めておいたほうが良いかもしれない。むしろ下妻市はそういうのを狙っているかもしれない。
でも女の子でも男の娘でもそれはそれd
着ぐるみ
2012年7月2日、市民有志より着ぐるみが市に寄贈されたが、イラストとは似つかぬ残念なゆるキャラ仕上がりだったためか非公式着ぐるみとして活躍中。
2013年1月13日放送のモヤモヤさまぁ~ず2「北千住」にて下妻市特産品アンテナショップ「シモンちゃんの家」に居るところをさまぁ~ずに発見されイジられる。
その際、ガンガンしゃべる、変なおじさん・コマネチをキメる、握手する際手袋を脱ぎ地肌を晒す等、ゆるキャラの常識を覆す大活躍で視聴者を魅了した。
関連イラスト
外部リンク
下妻市公式ウェブサイト - 下妻市イメージキャラクター「シモンちゃん」とは?