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REDLINEの編集履歴

2014-08-29 23:21:49 バージョン

REDLINE

れっどらいん

2010年に公開された、マッドハウス制作の劇場アニメ。 原案:石井克人 監督:小池健

概要

「限界を超えろ」をキャッチコピーに2010年に劇場公開されたSFカーレースアニメ作品。


近年のアニメの中でも屈指の作画クオリティで、全編通してとにかく絵のテンションと勢いで押し切るという作風をとっている。

監督を務めたマッドハウス出身のアニメーター小池健を始め、マッドハウスの大御所川尻善昭や奇才アニメーター大平晋也、当時ガイナックスにいた今石洋之すしお等々そうそうたるメンバーが作画スタッフとして参加しており、非常にレベルが高く且つエンターティンメント性に満ちた映像が繰り広げられる作品である。




あらすじ


物語の舞台は、地球から2万1千光年離れたM3星雲という星系。

そこでは一時に数多くの知的生命が誕生し、ほぼ惑星一つ単位で文明が生まれた。

が、違う文化を持つ種族の間では摩擦が起き、紛争が起こり、やがて星雲全体を巻き込む宇宙戦争へと発展してしまう。

2度に渡る大戦が終わりひとまず宇宙平和条約が結ばれたものの、経済は泥沼化し、一部の星では軍事目的の技術研究も未だに行なわれており、現代の地球と同じ平穏と緊張と閉塞感が背中合わせにある時代が訪れていた。


そんな中、2度の大戦をまたいで尚絶大な人気を得て興行されている娯楽があった。

宇宙最速を決める5年に一度のカーレースの祭典、"REDLINEグランプリ"である。


電動ゴマと呼ばれる反重力エンジンを積んだエアカーが主流になりつつあるこの時代に敢えて旧来の燃料エンジンを積んだ車で走るというマニアックさと、エンジンに関する事以外は禁止事項が無くどれだけ大きかろうが武器を積もうが何でもアリという過激さと能天気さで人気を博しているガチンコバトルレースだ。


そのREDLINEも8回目を数え、犬型獣人族の住むドロシー星にてREDLINE参加権残り一枠を賭けた最終予選レース、YELLOWLINEドロシー星大会が行なわれる。

まるで重戦車か戦闘機、あるいはその両方を足した様な姿の車達が激戦を繰り広げる中、一台だけただの車同然と言えるマシンが走っている。

マシンの名は"トランザム"。

それを駆るレーサーの名は、"スゴク優しい男、JP"。




キャラクターとマシン


「スゴク優しい男」JP

本作の主人公。

本名:ジョシュア=パンクヘッド。鬼盛りリーゼントに革ジャンという厳つい格好でキメているが、中身はレースを愛する純朴な青年。少年時代に一目惚れした少女ソノシーを今でも想い続けているウルトラ純情野郎。

武装による攻撃妨害が許されるREDLINEグランプリで、敢えて武器を使わず走りだけで勝つというポリシーを持つ。そのこだわりから「スゴク優しい男」「武器無し王子」等とあだ名され多くのレースファンやレーサーから小馬鹿にされているが、レーサーとしてのポテンシャルは超一流でローカルレースでは負け知らずの実力を持っている為、意外にファンも多い。

が、実は数年前レースで八百長をした疑いで逮捕された経歴がある。本来ならば今も服役中だったが、かつての親友フリスビーが保釈金を用意するという約束で仮釈放され、今回のグランプリに参戦した。



トランザム20000

寒い。どうなってる

JPの駆る、既成の自動車を改造したレースマシン。前述の通り武器は一切積んでおらず、ゴールドニトロストーブの爆発的な加速力だけが唯一にして最大の武器。

悪路に弱く攻撃に対する防御力も皆無であるが、小さいが故小回りが利くのに加えニトロ加速使用時のスピードの伸びはREDLINE参戦マシンの中でも抜きん出て優れている。



フリスビー

JPの幼馴染であり親友のメカニック。JPのこだわりを理解し、クラシックカーを外観そのままに、トランザムというREDLINEマシンに仕立て上げた天才カーキチ野郎。

今は「イヌキ組」というヤクザに身を置き、JPに対しても冷たくつっけんどんな態度を取るが、本当は情に熱く曲がった事が大嫌い。

そもそもヤクザになったのも理由がある。8年前、より高スペックなシャーシを調達する為にフリスビーはJPに黙って優勝賞金を担保にイヌキ組から金を借りた。が、そのレースでJPが負けてしまい、首が回らなくなってしまったフリスビーは残った多額の借金を返す為にイヌキ組に加わり、レースギャンブルを利用した八百長に手を染めるハメになったのだ。

JPが逮捕されたのも、警察のおとり捜査でフリスビーが捕まりそうになった所を身代わりになった為。

自分を勝たせたいが為に危ない橋を渡った・・・そんなフリスビーをJPは今でも信じており、一方フリスビーも腹の内ではJPの優勝を誰よりも願い、親友を裏切らざるを得ない状況と葛藤し続けている。



「チェリーボーイハンター」ソノシー=マクラーレン

ソノシー.マクラーレン

本作のヒロイン。JPの少年時代からの片想いの相手であり、同時にREDLINE優勝を目指してしのぎを削るライバルでもある。

人生の全てをレースに捧げている一本気でクールな女性であり、大のエンジンオタク。恋愛関係にはさっぱり興味が無く、告って来た相手を片っ端からフる様から「チェリーボーイハンター」と勝手にあだ名が付けられてしまった。

ジャンク屋とレーサーを兼業していた父に育てられ、やがてREDLINEに出る為に家を出て行ってしまった父を追ってレーサーになったという過去がある。

その為レースに対する情熱は人一倍強く、今大会への参戦も、父との再会と、その父に一人のレーサーとして勝負を挑む事を目的にしている。


クラブソノシー

ソノシーがREDLINE参戦用に開発したマシン。REDLINE参戦マシンの中でも珍しいホバージェット型のマシンで、水上でも走れるなど走破力と安定性に優れる。

が、ホバー故にラムアタックや爆発などの衝撃に対しては踏ん張りが利かない所があり、体勢を崩す場面も。










関連イラスト



別名・表記ゆれ


レッドライン


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TRAVA 小池健

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