一ノ瀬 薫(いちのせ かおる)は、『.hack//』および『.hack//G.U.』の登場人物である。
概要
CV:斎賀みつき
神奈川県在住の、1997年生まれの男性。引っ込み思案な性格で、中学生の頃に友達作りを目的として『The World』にログインする。その後、2015年のチャップチョップ事件で親友を喪ったことで精神に失調を来し、いわゆるニートとなるものの、2017年のAIDA事件に関わったことで成長、少しずつ自分を変える努力をするようになる。
The World R:1
呪紋使いエルク。心優しく、仲間を治癒するスキルや回復アイテムを絶やすことがない。
親友である猫PCミアに強い憧れと依存心を抱いている。
はじめはほとんどミアに会うためだけにログインしているような状態だった。
行方不明になったミアと会うためにカイトらに協力を申し出たが、ミアである禍々しき波の第六相マハがカイトに倒されたことで絶望の底に落ち、仲間の元から姿を消した。
しかしその後も仲間たちの戦いを遠巻きに見ており、第八相コルベニクとの戦いでは苦戦するカイトを身を挺して庇っている。
その後、アウラとともに再誕を迎えたミアと再会した。
『Unison』では司と、ミアを巡った三角関係を演じた。
『.hack』パロディモードでは、ミアとともにいつも電波を何か受信している危ない人。
The World R:2
斬刀士エンデュランス。『G.U.』に登場する、第六相「誘惑の恋人」の碑文使いPC。
ログイン時間の大半を闘宮で過ごしている紅魔宮の宮皇。端麗な容姿とミステリアスな雰囲気で多くのプレイヤーの人気を集めるも、本人は他者に対して興味を示さず、傍らはべらせている「ミア」という白猫だけを慈しんでいる。
チャップチョップ事件によってミアを失った心の傷によって、AIDAが擬態したネコをかつての親友だと思い込んでいる。
だが、ハセヲとの戦いにより擬態が解けたAIDAを見て再び絶望のどん底に叩き落とされる。
すべてを拒絶していたところをハセヲに必要とされたことで彼に心酔し、自分自身が誰かに必要とされる喜びを覚え、成長していく。
小説版『G.U.』では、「ミア」そのものである巫器「憑神刀(マハ)」を所有している。
碑文の力によって触覚が増幅され、碑文使い以外の攻撃などの感触を「感じる」ことができる。
ゲームとは異なりハセヲに固執することはない。