サラミス
さらみす
もしくは、ギリシャの島、サラミス島のこと。
ここではガンダムシリーズのサラミスについて説明する。
概要
宇宙世紀0070年代の軍備増強計画によって、大量建造された地球連邦軍の宇宙巡洋艦。マゼラン級とともに連邦軍宇宙艦隊の中核を担っていたが、一年戦争でジオン公国がMS(モビルスーツ)を投入した結果、有視界戦闘が中心となったため、大多数が撃沈された(ガンダム冒頭OPでも真っ二つに折れて撃沈するシーンがある)。
ジオン軍の艦艇と比較すると、MS搭載能力が付く前は同クラスの戦闘艦(ムサイ級及びチベ級と思われる)と比較して4割程度の戦力しか持たないとされていた。
バリエーション
後期型
『ビンソン計画』に基づいて、MS運用能力を応急的に搭載したタイプ。上甲板や艦体下部にMSを係留・搭載できるように改修が施されている。そのため、単装メガ粒子砲が一部撤去されている。
防空型
『0083>機動戦士ガンダム0083』に登場。艦単体の攻撃能力を向上させたタイプで、全長こそ198mと小型化されたが、単装メガ粒子砲の配置変更や連装メガ粒子砲の新設によって、火力は原型艦より大幅に強化されている。ただし後期型同様、MS運用能力は応急的なものに留まっている(これは戦後の連邦軍上層部に大鑑巨砲主義が根強く残っていたことを証左しており、結果的に劇中でも熟練のパイロットによって多数の本艦が撃沈されている)。
サラミス改
『Zガンダム>機動戦士Ζガンダム』に登場した近代化改修タイプ。防空型の反省点を踏まえて、MSを本格的に運用できるようにデッキとカタパルトが増設されている。また武装の配置も大幅に変更され、対空能力もある程度増強されている。
宇宙世紀0080年代後半より大量に建造され、連邦軍の主力艦艇として活躍し、宇宙世紀0150年代になっても一部の艦は現役で使用された。