まつとは――
1) 針葉樹の松
2)芳春院(ほうしゅんいん)のことであり、前田利家に正室として嫁いだ篠原一計の娘。
※本項では2)を紹介する。
概要
生 没: 1547~1617年
出 身: 尾張国
家 族:(夫)前田利家、(父)篠原一計、(母)???(利家の母の妹)
【子供】
1559年――長女・幸姫(前田長種室)
1562年――長男・利長(初代加賀藩主)
1563年――次女・蕭姫(中川光重室)
1573年――三女・摩阿姫(豊臣秀吉側室、後万里小路充房室)
1574年――四女・豪姫(秀吉養女、宇喜多秀家室)
1577年――五女・与免(浅野幸長婚約者、夭折)
1578年――次男・利政
1580年――六女・千世(細川忠隆室、のち村井長次室)
…等、合わせて二男九女をもうけており、
戦国大名の妻としては非常に子宝に恵まれた人物である。
尾張の篠原一計の娘として生を受け、父・篠原一計が早くに他界したことにより、前田利家の父・前田利昌の下で養育される。
利家とは母方の従兄弟に当たる関係にあり、敏江が家督を継ぐと数えの12歳で利家の正室として輿入れし、以後はその聡明さで利家の妻として内助の功を立てよく尽くしたとされる。
木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)の正室・高台院(ねね)とは、家が垣根を越えた隣同士とあって非常に仲が良く、その仲は終生続いたといわれる。
関ヶ原の戦いに際しては、前田家謀反の疑いを晴らすために自ら人質となり、前田家のために苦心し続けたという。
まつの登場作品
戦国BASARA