CV:岡村明美
概要
12年前に失踪した竜神翔悟の母親。ボーン研究所の職員で、ボーンに纏わる事柄に関する研究の第一人者であり、優秀な技術者でもある。
24年前、始まりの魔神から始まる地球の危機を全て言い当てたが、発表当時は荒唐無稽で飛躍し過ぎる内容から研究所内では異端として誰からも相手にされなかった。
その研究の最中、ドラゴンボーンの探索中に氷川神社に立ち寄った際、出会った竜神健悟に一目惚れしスピード結婚、智子と翔悟の二児を儲ける。
2年後、結婚と妊娠を機に研究所を退職、自身の研究も個人的に行うようにしつつ、生活では主婦業に専念していた。
しかし12年前、ルークがボーンファイターとして覚醒したことで自身の仮説が正しいことが証明され、唯一の専門家であるとして研究所から戻ってくるよう要請される。
悩んだ末、家族が暮らす地球を守るため、研究者として復帰することを決意する。機密保持の関係で、その理由は子供達は勿論、夫にも伝えることは出来なかった。
現在はISSに一人で篭もり、地球製のボーンファイターが戦うために必要なリベレーション・コクーンの製作と更新に従事しつつ、時には逸早くネポスの接近を感知するなどの役目を担う(出現する際に暗雲がハッキリと見えるから)。
翔悟とはダークホークとの戦いの際、偶然の流れで12年振りに電話越しで対話を果たす。流石に母の記憶がない息子は気づくことが出来なかったが、事前に来ていることを知りつつ、あえて母であることを知らせず、母親のような温かみで翔悟を落ち着かせた。
家族を残してきたことをずっと負い目に感じており、自分が母親であることをイアンに伝えられた際も、合わせる顔がないと悩んでいた。
翔悟もまた恨んでこそいなかったが、日本に残した家族や、父と離別したリーベルトの不安、智恵の気持ちを慮ってあえて連絡しようとしなかったが、イアンから、ずっと一人で戦ってきた智恵の思いを改めて知らされた翔悟の決意から、モニター越しにだが12年振りの再会を果たした。
顔立ちや髪型は智子に遺伝したが、自分のことを省みず誰かのために身を粉にする姿勢は翔悟にも受け継がれている。
イアンや東尾とも古くからの同僚で、懐かしんでいたのはその為でもある。