概要
英語名称は「korian Air」。
1962年に国営企業として設立、1969年に民営化。現在は韓国の一大財閥である韓進グループの傘下にあるが、これは当時の大統領が韓進グループ創業者に対し、「ウチで面倒見切れなくなった。あんた面倒見てくれない?」と相談したことが民営化のきっかけだったため。なお、韓国には、1946年から1962年にかけて、大韓国民航空社なる民営の航空会社が存在していた。実はこれを国が半ば強引に買収したのがこの大韓航空のそもそもの起源である。
子会社に格安航空会社の「ジンエアー」を持つ。
かつて「大韓航空機銃撃事件」「大韓航空機撃墜事件」「大韓航空機爆破事件」の悲劇に見舞われた。ただその一方で、1997年に一度、1999年に二度墜落事故を起こしてしまったためアメリカ連邦航空局から睨まれ、対アメリカ路線の新規開設や増便、アメリカの航空会社との共同運行が出来なくなってしまったことがある。
また2014年12月には同社機に搭乗していた副社長(同社を経営する韓進グループ会長の娘)が機内食のナッツの配り方がなっていないと腹を立て、離陸直前だった同機を引き返させサービス責任者を下ろした、いわゆる「ナッツ・リターン事件」を起こしたことが韓国国民の同国経済を支配する財閥に対する怒りを爆発させる原因になった。