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ウィスベェの編集履歴

2015-02-14 20:11:47 バージョン

ウィスベェ

しったかぶり

時は戦国―――とある武将と固い絆で結ばれたふよふよした妖怪がおりました(アニメ47話予告より)。

※ ゲーム・アニメ版妖怪ウォッチのネタバレを含む為、閲覧は自己責任でお願いします。 ※





























「わしの行く道を照らす『光』じゃった」

いつか





概要


ウィスパーの戦国時代の姿。

現代と違い体は肌色(現代は青白い)、黄色い着物を着て、髪型はチョンマゲに黒の帯を身につけている。


アニメ第47話で妖怪ウォッチがケータの手に渡るのを阻止せんとするキン&ギンの手により、かつてのジバニャンと同様、共に過去へタイムスリップし、その正体と過去の一部が判明した。

なお、ゲーム版『真打』にも、逆輸入される形でこのエピソードが収録されている。


ウィスパーの正体は、妖怪「シッタカブリ」という、取り憑かれるとある事ない事べらべら喋らせてしまう妖怪で(ただし仮名)、口から溜まりに溜めた緑色のガスのようなものを吐き出し、それを相手に浴びせ取り憑くという性質を持っている。この能力は本人にも制御できないものであった。

妖怪執事はやはり自称であり、本来の能力ではなかったわけである。


彼がタイムスリップした先は天正十八年=1590年で、なんと安土桃山時代であった。

当時はケータの先祖らしき少年・圭之介に取り憑き、周りの信用を失わせたりしていた(『真打』では主人公にフミちゃんを選択すると、「おフミ」というフミちゃんの先祖と思しき少女に取り憑いていた事になる)。

ある事をきっかけに、石田三成(CV:羽多野渉)に「妖怪軍師」として信頼されることになり、自らを「ウィスベェ」と名乗り10年余りの時を共に過ごす事になる。ウィスベェの助言は全くの知ったかぶりだったのだが、三成自身の強運ゆえに、適当なはずの決断が悉く功を奏した。そのため、「決めずの殿様」と揶揄されるほどの優柔不断であった三成はその汚名を返上していった。

ちなみに、三成はウィスベェの姿を見ることは出来ず、声だけを聞いていた。最初は話しかけて居るのか居ないのかを判断していた三成だったが、長い月日を経て喋らなくてもウィスベェがいるのが分かるようになっていた。


そして、『運命の分岐点』である関ヶ原の合戦(慶長五年=1600年)の日を迎えた折、ウィスベェはキンとギンに唆され、シッタカブリの能力を使い敵陣を引っかき回し三成を救う道を選択する。

しかし、敗けると分かっていても最後まで戦う事を決めた三成によって止められた。その際にとうとう自分の正体を明かしたが、三成からは「おかげで楽しき人生であった」「お前は迷うよりも先に進まねばならぬことを教えてくれた、わしの行く道を照らす『光』じゃった」との言葉を贈られた。


こうして、運命が変わらないまま三成は敗北し、ウィスパーとジバニャンは現代へと戻ることになった。

知ったかぶりが本来の性質である妖怪であることがジバニャンの知るところになったが、ジバニャンは「すごい過去だった」と驚きながらも「能力自体は中途半端」「パッドをなくすと中途半端な妖怪に戻っちゃうってこと」と呆れていた(確かに、「真の能力を明かせばまたお別れすることになってしまう」というウィスパーの危惧は、外れてはいないものの少し大げさであった)。

あと、安土桃山時代に存在していたにも関わらず戦国の知識に疎く、代わりにジバニャンに解説されるという情けない一面まで見せてしまっていた。

この話によってウィスパーの本質的な設定が決定付けられたことにより、初代妖怪ウォッチのような有能なウィスパーは完全になかったことにされてしまったのだろうか・・・。


この回のオープニングは、ゲラゲラポーのうたではないどころか、『軍師官兵衛』をはじめNHK大河ドラマを盛大にパロッた(そしておそらくかなりの制作費を投入した)オリジナル演出となっている。

また、ジバニャンの過去を描いた回同様、今回も日野晃博が脚本を担当している。


コロコロコミック


三月号本誌に掲載された長編漫画「軍師ウィスベェ」にてその過去が明らかになった。また、アニメ及びゲーム版とはやや内容が異なっている。


冒頭はジバニャンとウィスパーが喧嘩している場面から始まり、ケータが仲介に入るも口論の末に「本日限りで執事をやめさせていただきます」と告げ家を出て行ってしまう。

ケータとジバニャンは町を探し回り、道路の向こうにウィスパーがいるのを見つける。ケータが飛び出すとそこにトラックが突っ込み、ウィスパーとジバニャンはそれを庇った衝撃で戦国時代にタイムスリップしてしまう。


漫画版でも同じく圭之介はウィスパーのせいで周囲からホラ吹きのレッテルを貼られており、殿が馬ではなく牛に乗って出陣したという話をしていたところを偶然三成の家来に聞かれ城に連れて行かれてしまう。侮辱したからかと思いきや、実は本当に三成が牛好きでそれを言いふらしたと勘違いされていた(当の三成は全く気にしていなかった)。


その後圭之介のホラ話に出てきた風月丸を探すことになり、当然ある訳もなく三成は止めるが家来によって圭之介が殺されそうになる(家来達から三成は決断力の無さを疎まれていた)。しかしジバニャンが三成に憑依したことによって彼にウィスパーの姿が見え、圭之介が知ったかぶりしたのは自分の能力せいだと伝える。興味をもった三成がその力を自分のために使ってほしいと言い、そこで三成が初めて自分の能力を必要としてくれた人だったことを思い出す。その時ウィスパーが信用した人間には姿を見ることが出来ると発覚した(ケータも同様)。


その後三成は連戦連勝し、いよいよ関ヶ原の戦いになる。ウィスパーはその日までにに三成を裏切った武将を思い出そうとするがその時になるまで思い出せず、遂に小早川秀秋が裏切り戦が劣勢になる。主を守るため退却を勧めるも、三成は元主である豊臣秀吉の名を守るため戦い続けることを伝える。一緒に運命を共にしようとするウィスパーをこの戦いで役立てなかった罰として刀の柄で突き気絶させ、「次はもっと良い主にめぐり会えることを祈っている」と言い残し突撃する。


目を覚まし傷ついて転がった主の兜を前にして泣きながらウィスパーは自分が妖怪執事になった理由を思い出す。

ケータに妖怪ウォッチで呼ばれたことによって現代に戻されそうになるジバニャンが一緒に帰るよう言うも、行くのは必要とされている者だけだと返し、ケータ君のことを頼みますとそのまま戦国時代に残る。


ジバニャンが現代に戻ってきた後、ケータはウィスパーが居ないことことに気づき、ヒドイことを言ってしまった、これからもずっとそばにいてほしいと言った途端ジバニャンの口からウィスパーが現れ、二人は再会を果たした。


他の過去


結局、なぜウィスベェが現代から190年前にあの古めかしいガシャポンに封印されたのかは、まだ分からない。


しかし、ただ知ったかぶりをする・させるだけの妖怪であった彼が、執事としてケータに使えようとするのには、三成に仕えた過去が影響しているのは間違いないと思われる(コロコロコミック版における「軍師ウィスベェ」編では、「自分に豊富な知識や兵法があれば、三成は死なずにすんだ」という自責の念から妖怪に関する事を初めとする様々な知識を蓄え、妖怪執事を名乗るようになった経緯が描かれている)。




妖怪パッド


前述したようにウィスパーにとって妖怪パッドは、シッタカブリとしての本来の能力を抑制するための重要なアイテムである。


アニメ第48話にて妖怪パッドを紛失してしまった際は商店街のご当地キャラ(つまり着ぐるみ)を妖怪と勘違いしたり、何度も会っているはずのホノボーノの名前すら思い出せずイエローもくもく男と呼び、終いにはちからモチについてケータに国民的ヒーロー的な全くのデタラメの説明をするなど、最早別の心配をしてしまうレベルの知ったかぶりを炸裂させてしまった。


それでも必死に能力を隠し、人知れず本能を抑えようとする姿は健気である。



関連イラスト


三成さんとウィスべェ

【60分絵】 IF もしも シッタカが敵陣に突っ込んでいたら…夜



関連タグ

妖怪ウォッチ ウィスパー(妖怪ウォッチ)

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